極上のファンサービスがうれしい

 2015年7月9日~7月12日(現地時間)、アメリカ・サンディエゴのコンベンションセンターにて、エンターテイメントコンテンツの祭典、Comic-Con International 2015(通称:コミコン)が開催中だ。コミックやマンガ、映画、アニメ、テレビドラマ、ゲームのお披露目からTシャツ販売まで、とにかく幅が広いコミコン。その雑多さがコミコンの魅力とも言えるわけだが、その一方で、とにかく会場は飽和状態。ことに1階の展示ブースはまさにパンパン状態で、狭い通路で来場者がひしめきあうなんてことに……。そこでメーカーがどこに活路を見出すかというと、会場の外。つまり、近隣ホテルのボールルーム(日本で言うところの宴会場?)やテントハウス、レストランなどに場所を借りて、会場内では収まり切らなかったコンテンツを展開するわけです。マイクロソフトもまさにそんなメーカーのひとつで、サンディエゴ・コンベンションセンターの隣の隣にあるグランド・マンチェスター・ハイアットホテルにて、昨年同様に“Xbox Lounge”を展開したのだ。ここでは、そんな“Xbox Lounge”の模様をお届けしよう。

マイクロソフトの“Xbox Lounge”に行ってみた! 充実のタイトルもさることながら、おもてなしもコミコン級!【SDCC 2015】_20

 コミコンの会場が『Halo 5: Guardians』の一択だったのに対して、だだっ広いボールルームに、これでもかとばかりにタイトルが設置されていた“Xbox Lounge”。会場にあった『Halo 5: Guardians』はもとより、『Forza Motorsport 6』や『Gears of War Ultimate Edition』、『Fable Legends』、『Rise of the Tomb Raider』、『Rare Replay』などのファーストパーティータイトルが目白押し。サードパーティータイトルもユービーアイソフトの『ザ・ディビジョン』やワーナー エンターテイメントの『マッドマックス』、エレクトロニック・アーツの『Plants vs. Zombies Garden Warfare 2』と充実。E3で披露した豊富なラインアップをそのままコミコンにまで持ち込んだかのような充実ぶりだった。

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▲マイクロソフトが誇るタイトルがずらり。ちなみに『Rise of the Tomb Raider』のみプレイアブルの出展はなく、雪山という設定での合成写真のサービスが行われていた(右下)。
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▲入り口近くにあった『Guitar Hero Live』で皆さんのりのり(左)。ちびっ子が『LEGO Marvel's Avengers』をプレイ(右)。ちゃんとXbox Oneで遊んでくれてます!
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▲『Halo 5: Guardians』の新マルチプレイモード“Warzone”のマップ“Raid on Apex 7”のレイアウトが明らかに。こ、これは攻略に役立ちそう! Mega Bloksと提携しての展示です。

 とは言いつつも、“Xbox Lounge”でもっとも印象的だったのは、ファンに対するおもてなし。昨年同様、各タイトルの特製カバーがついたXbox Oneを出展して、撮影した写真をツイートすると、抽選でその特製カバーがついたXbox Oneがもらえたり(世界に各1個ずつ!)、お好みのタイトルのロゴなどを目の前でマントにプリントしてもらえるサービスがあったり(当然のこと長蛇の列!)と、うれしい趣向が凝らされていたのだ。

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▲というわけで、思いつくままに撮影した会場の特製Xbox Oneを紹介。中には『ゲーム・オブ・スローンズ』のように、ゲームには関係のない特製カバーもあったり。皆さんはどちらがお好みですか?

 メインステージの催しもユーザーライクで、記者が足を運んだ7月9日には『Gears of War Ultimate Edition』のクリエイターらによるサイン会が実施。同作の開発を手掛けるThe Coalitionのスタジオヘッド、ロッド・ファーガソン氏らが登壇し、ファンに向けてにこやかにサインに応じていた。それにしても1時間にわたって引きも切らずにサインを求める列が途切れないという彼らの人気ぶりといったら!

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▲『Gears of War Ultimate Edition』開発陣によるサイン会はさすがの人気ぶり。とくにロッド・ファーガソン氏の人気は高く、気さくに写真撮影に応じる場面もしばしば(左)。渋いポスターもいい感じ!(右)

 また、“Artist Session: Fable Legends Character Artist”では、『Fable Legends』の開発を手掛けるライオンヘッドスタジオのマーク・バッキンガム氏が登壇。来場者のリクエストに応じて、即興で『Fable Legends』に登場する(というか、してもおかしくない)キャラクターを作り上げるというイベントが実施。ちょうど記者が取材していたときは、レンジャーで、女性で……といった具合に与えられた条件にしたがって、すらすらとキャラクターを描いていた。こうしたクリエイターのナマのパフォーマンスに触れられる機会は稀だけに、ファンにとっては興味深かったのではないだろうか。

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▲“Artist Session: Fable Legends Character Artist”の進行役を務めるのは、ゲームディレクターのデビット・エックベリ氏(左)。キャラクターアーティストのマーク・バッキンガム氏が即興でキャラを作り上げていく(右)。ゲームを紹介しながらキャラを作っていくということで、ゲームのPRとしてはなかなかに趣向を凝らしています!
マイクロソフトの“Xbox Lounge”に行ってみた! 充実のタイトルもさることながら、おもてなしもコミコン級!【SDCC 2015】_28
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▲というわけで、30分弱ででき上がり。もしかしてゲームに採用されるかも? ちなみに、“Artist Session: Fable Legends Character Artist”は1日1回実施される。

 そんなわけで、ビッグファンのたくさん集まるコミコンにおいて、“Xbox Lounge”はなかなかにすばらしいイベントだなあ~と思いつつ、記者は会場をあとにしたのでした。