とにかくゲームが大盛況

 2014年7月24日(木)~27日(日)、アメリカ・サンディエゴのコンベンションセンターにて、“Comic-Con International 2014”(略称:コミコン)が開催中だ。

 年々拡大を続けるコミコンだが、会場だけでは出展内容が収まり切らず……というわけで、近年では近接のホテルでメーカーが独自にイベントを開催するというケースも増えている。ゲームメーカーとしては、任天堂やマイクロソフトなどがその代表格。両社とも、コンベンションセンターにほど近いホテルにてイベントを行い、たくさんの来場者を集めていた。

 任天堂が行ったのは“Gaming Lounge”で、出展されていたのは、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』や『ゼルダ無双』、『マリオカート8』などを中心に20タイトル近くを出展。とくに人気があったのは『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo Wii U』。コミコン会場では『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS』しか遊べなかったので、Wii U版はこちらで……という来場者が多かったようだ。『ゼルダ無双』も注目度は高いようだった。“Gaming Lounge”では、終日ゲーム大会を開催したり、試遊してくれた来場者にはTシャツをプレゼントしたりと、ユーザーライクな取り組みも。任天堂ファンの熱気を感じさせるアツい会場だった。

任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_24
任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_23
▲熱気溢れる任天堂の“Gaming Lounge”。一番人気は『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo Wii U』(右)。
任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_25
任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_22
▲リンクのコスプレ姿の女性が『ゼルダ無双』をプレイ。やっぱり任天堂ファンは根強い!
▲『ベヨネッタ2』も熱心なユーザーがプレイ。
任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_20
任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_21
▲発売済みではあるけれど、やっぱり人気の『マリオカート8』。ゲーム大会なども行われていた。
▲おしゃべりしながらまったりプレイ……などといったことも可能。任天堂ファンのコミュニティーとして機能しているのかも。

 一方、マイクロソフトは“Xbox Lounge”を展開。実際に“Xbox Lounge”に足を運んでみると、その会場の広いこと! これでもか!とばかりにXbox Oneタイトルが出展されており、その内容はまさに“プチE3”と言わんばかりの豪華さ。おもな出展タイトルを挙げると以下の通り。
 『Sunset Overdrive』、『Forza Horizon 2』、『Evolve(エボルブ)』、『Fable Legends』、『サイコブレイク』、『タイタンフォール』、『Ori and the Blind Forest』、『Madden NFL 15』などなど……。

 “Xbox Lounge”でユニークだったのは、出展タイトルの特製カバーが出展されていたこと。その写真をツイートすると、抽選でその特製カバーがもらえるという趣向が凝らされており、ゲームファンには見逃せないアイテムとなりそうだ。

任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_11
任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_10
▲まさにラウンジといった趣きの“Xbox Lounge”。コミコン会場内のある種雑然とした雰囲気とは違った落ち着いた感じ。
任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_06
任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_04
▲マイクロソフト年末イチオシタイトルの1本『Sunset Overdrive』(左)と相変わらずの人気を誇る『タイタンフォール』(右)。
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任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_02
▲『サイコブレイク』も出展。
▲『Dead Rising 3』のDLC、『Super Ultra Dead Rising 3 Arcade Remix Hyper Edition EX Plus Alpha』のサイン会も。
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任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_01
▲会場に展示されていた特製カバーの一部を紹介。ほ、ほしい……。
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任天堂やマイクロソフトの“ゲームラウンジ”に見る、コミコンにおけるゲームコンテンツの広がりについて【Comic‐Con International 2014】_19
▲会場の入り口には、アーティストがデザインした特製コントローラも。まさに世界に一品。思わず自分でも作りたくなりますが……。

 コミコンの会場では、ゲームメーカーはピンポイントでタイトルを出展していると先日の記事でお伝えしたが(⇒記事はこちら)、そこには会場はキャパシティーがいっぱいで、会場内にはなかなか場所を確保できないという事情もある。そんな中、会場近くにホテルを借りてたくさんの来場者を集める……というところに、コミコンにおけるゲームコンテンツの着実な広がりを見る思いがする。一方で、それはいろんなエンターテインメントを取り込める、コミコン自体の懐の広さということもであるのだろうけれど……。いずれにせよ、任天堂にせよマイクロソフトにせよ“ゲームラウンジ”は来場者でいっぱいで、ゲームメディアとして取材に来ている身としては、なんとなくうれしくなってしまったのでした。

(取材・文 編集部/F)