歓声に迎えられ、吉田氏がステージに登場!

“ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル 2014”は、事前にチケットを購入したファンが大規模で集い、ステージイベント観覧やフロアアクティビティ参加を楽しむ催し。
 2014年10月にラスベガスとロンドンで開催され、世界中のファンが楽しんできたこのイベント。どちらの会場でも、そのオープニングセレモニーでは、『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』(以下、『蒼天のイシュガルド』)の未公開情報が明かされてきたのだ。このことを知る来場者たちの期待がふくらむなか、予定の時間が到来。ティザームービーが流れ、その終了と同時にプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏がステージ上に姿を現した。

公式素材&リポートで多角的にわかる 『蒼天のイシュガルド』基調講演まとめ【FFXIVファンフェスティバル】_02
▲吉田氏が登壇すると、大きな歓声と拍手が場内に響き渡った。

 吉田氏は「アメリカとイギリスで開催したファンフェスティバルを、今日、日本で行うことができて本当にうれしく思います」との挨拶から基調講演が始まった。

まずは『蒼天のイシュガルド』情報をおさらい

 まず吉田氏は『蒼天のイシュガルド』の概要を説明。新ジョブの暗黒騎士や大空を飛行するチョコボなど、海外のファンフェスティバルで発表された要素をあらためて披露した。
 以下の発言はすべて吉田氏によるものだ。

・冒険の舞台がイシュガルドに移る。

・グラフィックスに手を入れており、暗いところは暗く、明るいところは明るくという、メリハリのある絵作りを追求している。

・“竜詩戦争”がテーマの新しいストーリーが幕を開ける。

・すべての職業のレベルキャップが既存の50から60まで引き上げられる。

・新たなプレイヤー種族が追加。ユウギリはこの種族に該当する。

・新規ダンジョンが多数追加。世界観も、こだわったものになっている。

・大迷宮バハムートに続く、新たなレイドダンジョンシリーズが始まる。

・クラフター&ギャザラー向けの新装備や新クラフトも登場。

・新たな蛮族が2体追加。

・フライングマウントを導入。冒険の舞台が空にも及ぶ。

・新ジョブを複数追加。発表済みのジョブは、タンクの暗黒騎士。

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▲暗黒騎士のバトルシーン。黒を基調とした闇を連想させるエフェクトが印象的だった。

新たな種族の名は“アウラ”!

 概要の解説を終えると、吉田氏の話はついに新情報の内容へと移行。

・『蒼天のイシュガルド』のメインテーマ曲は、植松伸夫氏が担当。

 ここで植松氏から寄せられたメッセージがVTRが披露された。
「私は以前、『FFXIV』の『Ansewers』という曲を書かせていただき、現在でもそれをとても気に入っています。今回、『蒼天のイシュガルド』の歌をまた書かせていただくことになりました。『Answers』とはひと味違う、ピアノ主体のゆったりめの、いい曲に仕上げていきたいと思いますので期待していてください」。

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▲植松氏は歯を患っているらしく、少し痛々しい映像だった。

・ひとつ目の新種族はアウラ(AU RA)族。

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▲どことなくドラゴン族をイメージさせるルックスだ。

・完全に『新生FFXIV』オリジナルの種族。プレイヤーが直接操作できる。

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▲アウラ族は、こめかみのあたりからオーガのように突き出た角が特徴的。

・皮膚の一部に硬質化した鱗を持つ。

・キャラクタークリエイションで、角の形状や髪型のバリエーションを任意に変えられる。

・男性はたくましさ。女性は、強い芯を持つ雰囲気を強調。

・東州オサード大陸にルーツを持つ。

・ユウギリはアウラ族。彼女は今後、頭巾を外すタイミングが訪れる。

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▲アウラ族の種族としての特徴をまとめるとこのような感じに。

・暗黒騎士は、魔力を使い暗黒の力を引き出して戦うタンク。

新規レイドダンジョンは蛮神の“体内”が舞台となる!

 続いて話題は、新規レイドダンジョン“機工城アレキサンダー”へと移った。

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▲機工城アレキサンダーの外観。ゴブリン族の祈りによって現れた生ける城だ。

・フィールドからダンジョンが見えるが、シナリオに絡むのですぐには挑戦できない。

・機工城アレキサンダーは蛮神。ゴブリン族によって召喚された存在。

・ノーマルは大迷宮バハムートよりも低めの難度。超える力がかかっている大迷宮バハムート:侵攻編くらいと思っていただければ。

・大迷宮バハムートをクリアしていなくても、機工城アレキサンダーは潜入できる。

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▲ゴブリンがアレキサンダーを召喚した理由は、シナリオで明らかになるとのこと。

占星術師は回復魔法だけでなく独自の“カード”も扱える

 ここでついに第2の追加ジョブとして発表されたのは占星術師! 注目の発表内容をまずはご覧いただきたい。

・第2の新ジョブは占星術師(ASTROLOGIAN)。

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 占星術師は、クルザス中央高地のアドネール占星台でドラゴン族の動向を探るグループとして知られる。詳細は<<こちら>>を参照のこと。

・いままでにないタイプの武器“天球儀”を使う。

・星の力を源とする魔法と、運命を司るカードを操る職業。

・占星術師のロールは、ヒーラー。

・アウラ族の女性にマッチした見た目になっている。

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▲占星術師のムービーが映し出されると、会場からどよめきにも似た歓声が。
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▲星座を表すカードを引くことで、さまざまな効果をもたらす。
▲占星術師のバトルイメージ。
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▲ヒーラーだけでなく、バッファーとしての能力も持つのかもしれない。

コレクターズエディションにはスペシャルフィギュアが付属!

 続いては、拡張ディスクのスペシャルパッケージ“コレクターズエディション”の話題に。多数の特典が付属することが明らかとなった。

・『蒼天のイシュガルド』特典映像も付属。

・コレクターズエディションのダウンロード版を購入すれば、インゲームアイテムだけがもらえる。

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▲コレクターズエディションのパッケージ。とてもサイズが大きい。
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▲フライングマウントのドラゴン。正式名称はまだ秘密。
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▲そのドラゴンのフィギュアがコレクターエディションに付属する。
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▲さらにインゲームアイテムとして、グリフィンが手に入る。
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▲『FFIV』で活躍したカインの姿を模したミニオン。これを付属させた理由について吉田氏は「今回はかなり竜騎士をフィーチャーしていますので」と説明していた。
▲こちらも『FFIV』のセシルをモチーフとした暗黒騎士バージョンのヘルム。吉田氏は「天野(喜孝 )先生のデザインを忠実に再現しているので、暗黒騎士をプレイされる方はぜひこれをかぶってください」と語っていた。
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▲今回発表されたもののほかにも、まだ特典が隠されている……?

松田社長の業務命令(?)により第3のジョブが発表に!

 ここで発表は一段落と思いきや、スクウェア・エニックス社長の松田洋祐氏がサプライズで登場。その手には、いかにもな銃を抱えている。それをチラつかせながら、松田氏はさらなる情報の公開を吉田氏に促した。

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▲松田氏の登壇が契機となり、さらに映像が公開されることに!
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・第3の新ジョブは機工士(MACHINIST)。

・銃をメインとする職業。

・機工士のロールは遠隔物理系DPS。

・対応クラスは存在せず、最初からジョブとしてプレイ可能。

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▲機工士は銃で戦う。これまで銃術士と呼ばれてきた存在は、この職業だったのだ。
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▲アクロバティックな射撃をくり出せる。
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▲銃の威力そのものを上昇させるアタッチメントと、タレット型の機工兵器を使って戦う。
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▲機工士のバトルイメージと概要。

 発表を終えると来場していた『新生FFXIV』に携わるスタッフが登壇。松田氏と橋本真司氏(『ファイナルファンタジー』フランチャイズ役員担当)が来場者に向け挨拶。そしてコアメンバーの方々がひとりずつ感謝の言葉を述べた後、オープニングセレモニーは終了となった。

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▲どのスタッフも、心から「2日間楽しんでいってください」と述べていた。