プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート

両社の未来を占うプロジェクトの数々を披露

　本日2014年11月25日、角川ゲームスとフロム・ソフトウェアは“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”を合同で開催。両社が今後発売予定のタイトルの最新情報や未発表タイトルを公開した。
　最初に登壇したのは、角川ゲームス代表取締役社長、フロム・ソフトウェア代表取締役会長の安田善巳氏。安田氏は、今年5月より角川グループの傘下にフロム・ソフトウェアが入った経緯を説明した。そもそもは、2年ほど前にフロム・ソフトウェアの創業者である神直利氏との会食がきっかけだと言う。「いかにして若い世代を引き上げ、バトンタッチしていくかの道筋をどうつけていくのかを話し合う機会」（安田氏）だったというその会食以降、かなり踏み込んだ話をするような関係になり、その後、神氏から新しい経営体制へ舵を切りたいと相談を受けたのだそうだ。そうした社員への思いやりや、会社の未来を考えての世代交代を決断したことについて、「フロム・ソフトウェアがよい仕事ができるように、微力ながらサポートしていきたい」と語った。また、角川ゲームスについては、創業5年半の若い会社ながら、これまでの個性的な各種取り組みが功を奏し、角川グループの中でもトップクラスの優良企業になった、と紹介した。ちなみに、この両社は財務状況が似通っていて、年間売上（約50億）、利益水準ともほとんど同じとのことだ。安田氏は「作風や個性は真逆だと感じていたが、ゲームに対する熱意やこだわりは同じだった」という両社の今後の取り組みに注目してほしいと語った。

　続いて、フロム・ソフトウェア代表取締役の宮崎英高氏が登壇。安田氏とガッチリと握手を交わした後、「1年前はこうなるとは夢にも思っていませんでした。いまでも不思議な気分です。“いいゲームを作る”という心意気を、それぞれいい刺激にしたいと思っています」と両社連携の意義を語った。
　安田氏、宮崎氏のあいさつの後、各タイトルのプレゼンテーションに移行した。

プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート_04 — ▲フロム・ソフトウェア代表取締役の宮崎英高氏

プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート_02 — ▲フロム・ソフトウェア代表取締役の宮崎英高氏

『DARK SOULS II（ダークソウルII）』のすべてを堪能できるオールインバージョン

プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート_08 — ▲谷村唯氏（フロム・ソフトウェア）

　“First STAGE”として、プレゼンテーションの先陣を切ったのは、フロム・ソフトウェアが開発を担当した『DARK SOULS II（ダークソウルII）』。ディレクターの谷村唯氏（フロム・ソフトウェア）が、『DARK SOULS II（ダークソウルII）』に追加DLCや新規要素を追加した『DARK SOULS II（ダークソウルII） SCHOLAR OF THE FIRST SIN（スカラーオブザファーストシン）』を発表した。
　谷村氏が「新たな『DARK SOULS II（ダークソウルII）』」として紹介した本作は、7月から配信が始まったDLC3部作“THE LOST CROWNS”シリーズを完全収録したオールインバージョン。さらに新規要素として、新キャラクターとそれに伴う新規イベント、ストーリー・世界観の補完、ゲームをより楽しむための各種調整も施され、谷村氏によると「発売後からいただいた、さまざまなご意見をフィードバックして、仕様などを見直したバージョン」になるという。また、すでに本編を持っているユーザーに対しては、大型アップデートファイルの無償配信で対応する。
　さらに、『DARK SOULS II（ダークソウルII） SCHOLAR OF THE FIRST SIN（スカラーオブザファーストシン）』は、プレイステーション4、Xbox One、Windows（DirectX.11対応）の新世代機版も発売されることになった。従来機種版の要素に加え、グラフィッククオリティーの向上、マルチプレイの強化、エネミー配置の全面刷新、マシンスペックを活用したさらなる調整などを行われるそうだ。一度プレイしたユーザーでも、新鮮な気持ちでプレイできるものになるそうだが、詳細は今後の発表に期待したい。
　プレイステーション3、Xbox 360、Windows（Direct9対応）向けの“従来機版”は、2015年2月5日（木）発売予定、“新世代機版”は2015年4月9日（木）発売予定となっている。現行機種でも新世代機でも、新たな『DARK SOULS II（ダークソウルII）』の世界を楽しみにしたい。「これまでプレイしていただいた方はもう一度楽しんでいただけますし、新世代機をお持ちでまだプレイしていない方も楽しんでいただけるものを目指して、開発にまい進しております。発売までもう少しお待ちください」（谷村氏）

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プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート_33

プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート_34

プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート_05

プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート_06

プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート_07

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DARK SOULS Ⅱ SCHOLAR OF THE FIRST SIN プロモーション映像

競走馬育成シミュレーションの雄『ダビスタ』最新作登場

プレイステーションフォーマットで開発中の極秘プロジェクトも公開！　“KADOKAWA GAMES×FROM SOFTWARE BRIEFING 2014 AUTUMN”リポート_10 — ▲最上昇氏（KADOKAWA・エンターブレインBC）

　“Second STAGE”は、角川ゲームスから来週12月4日発売予定のニンテンドー3DS用ソフト『ダービースタリオン GOLD』で、KADOKAWA・エンターブレインBCの『ダービースタリオンGOLD』プロデューサー、最上昇によるプレゼンが行われた。家庭用機では6年ぶりの発売となる『ダービースタリオンGOLD』は、「ゲームは競馬ファン、そして何より『ダビスタ』ファンが、いままで通り長く楽しめるタイトルになっている」（最上）とのこと。データや施設などは最新の内容に対応しているほか、インターネットを使用した“インターレース”も収録。前作から収録されたモードだが、本作では自分で生産・調教した馬を登録し、全国のユーザーと対戦でき、レースは“インターレース”専用のレースプログラムが用意されている。
　また、初回購入特典として、懐かしの名馬で遊べる『ダビスタGOLD 特別版』で楽しめるゲームは、『ダービースタリオンOLD』！　プレゼンでは『ダビスタOLD』版のジャパンカップのレースの模様が流された。馬名は実名ではなかったが、○グリキャップやナイス○イチャといった懐かしの有力馬の勇姿は健在だ。
　ソフト発売後も、ニコニコ動画にて発売記念生放送（12月中旬予定）やYouTubeでは実況コンテストを行う予定とのこと。詳しい日程は、今後公式サイトで発表される予定だ。最後に、おのののかさんが出演している30秒バージョンのテレビCMが流され、プレゼンは終了となった。