いままでの『ファンタシースター』シリーズには登場しないオリジナル武器も
セガより2014年11月27日に発売予定のプレイステーション Vita用ソフト『ファンタシースター ノヴァ』について、連続で情報をお届けしている。第2回目となる今回は、主人公たちが降り立った惑星の各地域や、武器それぞれでくり出せる大技“グランアーツ”などを紹介する。
■謎のエネルギー“グラン”について
惑星マキアの各地に存在している謎のエネルギー。フォトンと同様にさまざまな属性を持ち合わせているが、フォトンとは異なるエネルギー粒子のため、アークスたちフォトンを操る者は、グランをエネルギーに変換して使うことができない。また、人の感情や思いなどに反応する不思議な性質がある。マキア上で噴出している光は、高出力のグランである。謎の少女“ユノ”の導きにより、主人公たちはこのグランをフォトンの代わりとして扱うことができるようになる。
■“グラン”放出エリア
◆鋼の荒野
デルタ・ヴァリアントが墜落した付近地域。独自の鉱物が地面から隆起しており、行く先を阻むように周囲に立ちはだかる。地面から所々謎のエネルギーが噴出している。食糧になりそうな植物などは自生していない、過酷な荒野。
◆グラン水源
デルタ・ヴァリアントが墜落した周辺地域から、さらに奥地に進んだ地形。噴出した“グラン”が河となって流れている。そそり立っている木々のようなものは、実は岩。
◆炎の高地
“グラン”が大量に噴出し、延々と燃え盛るような炎のように見える。万里の長城のような帯状の台地が、いくつも連なっているような地形。
■登場武器&大技グランアーツを紹介
武器には敵近くで攻撃を行なう“打撃武器”、中間距離から射撃を行う“射撃武器”、敵から距離をとりテクニックを駆使して戦う“法撃武器”、また『ファンタシースター』シリーズには登場しない本作だけのオリジナル武器“パイル”と“ヘイロウ”が存在する。それぞれの武器の特徴と、各武器に存在する大技“グランアーツ”を紹介しよう。
◆パイル（打撃武器）
ギガンテスを討伐するために生み出された大型投射決戦兵器。投射された杭はギガンテスの装甲を破って突き刺さり、内部からギガンテスを制圧していく。すでに突き刺さった杭を攻撃し、さらに深く突き刺すことでより内部に浸透し、大ダメージを与えることもできる。
＜グランアーツ＞
パイルシューター：遠距離から巨大な杭を射出して敵に打ち込む。
◆ヘイロウ（法撃武器）
巨大なギガンテスに対し、有効的な位置で戦えるようにと作り出されたエネルギー武器。グランエネルギーを収束して飛ばすことにより、従来の武器以上の射程範囲を実現。周囲のグランを固める特性があり、空中に力場（リングフィールド）を発生させて、足場を作れる。また、そのエネルギー波を利用して、さまざまな戦闘支援効果も発揮する。
＜グランアーツ＞
レゾナンスキャノン：リングを腰溜めに構えて力を蓄え、両手で前方に突き出しレーザーを発射する。
◆打撃武器
【ソード】
・装備可能クラス：ハンター、バスター
・武器の特徴
両手持ちの大剣。重量が重いため、挙動がやや重いが、通常攻撃の威力が高い。全体的に攻撃の出が遅く、高い威力や、速度の速いグランアーツを織り交ぜて使う必要がある。
＜グランアーツ＞
・ノヴァストライク（画面左）：勢いよく回転しながら吹き飛ばし攻撃を行う。最大2段階までチャージ可能。
・ツイスターフォール（画面右）：高く飛び上がり、回転攻撃を行った後に衝撃波を伴う降下攻撃を行う。
【パルチザン】
・装備可能クラス：ハンター、バスター
・武器の特徴
ソードよりも攻撃力が低いが、攻撃速度が速く、攻撃範囲が広い。その長柄により広範囲のエネミーを素早く薙ぎ払うことが可能。
＜グランアーツ＞
・スライドシェイカー（画面左）：武器を振り回して、自身の周囲にいるエネミー全てにダメージを与える。
・スピードレイン（画面右）：長さを活かした鋭い攻撃を繰り出し、複数の斬撃を飛ばす。
【ダブルセイバー】
・装備可能クラス：ハンター、バスター
・武器の特徴
単発での攻撃力は低めだが、基本的に多段での攻撃技で構成されているため、トータルでの攻撃力は高い。また、攻撃角度が大きいため、エネミーに囲まれた状態での戦いを得意とする。
＜グランアーツ＞
・シザーエッジ（画面左）：目標を打ち上げたのち、連撃で迎え、落下とともに斬り刻む。
・サプライズダンク（画面右）：跳躍し、目標へ両剣を振り下ろす。攻撃と同時に、周囲に衝撃波が発生。
◆射撃武器
【アサルトライフル】
・装備可能クラス：レンジャー、バスター
・武器の特徴
機動性が高く、移動しながらの射撃が可能な、扱いやすい射撃武器。火力は低めだが、弾速が早く、射程距離も長いため、狙ったところに当てやすい。
＜グランアーツ＞
・スライドアッパー（画面左）：身体をねじ込むように回転させ、その勢いとともにアッパーを放つ。
・サプライズナックル（画面右）：身体を捻りながら、目標に対して裏拳を3連続で放つ。
【ツインマシンガン】
・装備可能クラス：レンジャー，バスター
・武器の特徴
攻撃の手数が多いが威力は低く、アサルトライフルに比べてグランアーツも近接攻撃のものが多い。通常攻撃のヒット数が多いのも特徴のひとつ。
＜グランアーツ＞
・グレネードシェル（画面左）：着弾炸裂する弾丸を発射。爆発範囲内の目標にダメージを与える。
・グローリーレイン（画面右）：上空へと攻撃を放ち、自身の周囲に弾丸の雨を降らせる。
◆法術武器
【ロッド】
・装備可能クラス：フォース，バスター
・武器の特徴
法撃武器は装備することでテクニックの威力を大きく増幅させる効果を持つ。通常攻撃の場合は単なる打撃武器となるが、攻撃範囲が比較的広いので接近してくる敵を牽制することも可能。
【タリス】
・装備可能クラス：フォース、バスター
・武器の特徴
テクニックの威力を増幅させる効果を持つが、ロッドよりは若干低め。通常攻撃は投擲で、遠くの敵に攻撃するだけでなく、投げた先でテクニックを発動させることができる。
【ウォンド】
・装備可能クラス：フォース、バスター
・武器の特徴
テクニックの威力を高めつつも、打撃能力もロッド以上となる、遠近両方での戦闘に使える武器。攻撃範囲は狭いものの、高い攻撃力と速い攻撃速度を持つ。また、敵を攻撃した際にスタンが発生することがあり、スタンさせた敵をテクニックで攻撃することもできる。
※法術武器を装備している時は、グランアーツを使用できない代わりに、“テクニック”という魔法のような技を使うことができます。
＜テクニック一例＞
・フォイエ（画面左）：初級の炎属性テクニック。フォトンを熱量変換し 火の玉として放出する
・ギ・フォイエ（画面右）：中級の炎属性テクニック。フォトンの連鎖発火を誘発し 自身の周囲に炎の渦を発生させる。
・レスタ：体力を回復させるテクニック。フォトンにより、新陳代謝が促進。失われた体力は戻り、傷は癒える。
・ゾンデ（画面左）：初級の雷属性テクニック。フォトンを励起させ、放電現象を作り任意の場所に落雷を落とす。
・ラ・ゾンデ（画面右）：中級の雷属性テクニック。フォトンを励起させ、放電球体を生成。発動させる高さによって範囲が変化。
■キャラクター
◆ユノ
惑星の意志を伝える謎の少女
「それは……私と惑星（ほし）の、滅びの約束……」
種族：？ 女性
クラス：？
声：早見 沙織（はやみ さおり）さん
惑星“マキア”で主人公やルティナたちが出会った少女。明らかにアークスとは違う出で立ちの彼女は、なぜかこの謎の惑星の情報を提供してくれる。フォトンに代わる新たな力として、グランを扱う術をルティナたちに授けた。実体はなく、常に立体映像で現れるため彼女自身が存在するのは不明。
◆レイヴァン
逆境でも冷静さを欠かない、部隊の頭脳
「これほど過酷な状況でも、この星の謎を解き明かしたいと思うのは……、研究者の性なのでしょうね」
種族：ニューマン 男性
声：浪川 大輔（なみかわ だいすけ）さん
デルタ・ヴァリアントの副長を務める。常に冷静で合理的な判断と決断をすることができ、温厚誠実でスタッフの信頼も厚い。研究開発において能力を発揮し、未知の惑星の解明や墜落後惑星環境に合わせた艦設備の改修を指揮する。
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