強い、強すぎる!
アメリカのテキサス州ダラスで開催中の、id Softwareのファンイベント“QuakeCon 2014”。最終日にはPC用FPS『Quake Live』のトーナメント各部門の決勝が行われた。
トップ選手が集い、1on1の最強を決めるDuel Invitational Mastersは、ベラルーシのCypher選手と地元アメリカのDaHanG選手という組み合わせで、QuakeCon 2012での同部門決勝と同じ顔合わせ(最終第5ラウンドにもつれ込む熱戦の末、Cypher選手が優勝)。
決勝はBest of 5(3本先取)形式で行われ、第1ラウンドはCypher選手が圧倒的な強さを見せて25-8で勝利。
続く第2ラウンド、ファーストキルを取られてしまうDaHanG選手だったが、観客席からの大「USA」コールに乗るかのようにキルを重ね、1-7とリードする。しかし続くフラグを取ったCypher選手がマップを支配し始め、DaHanG選手は逆襲のきっかけとなるフラグをなかなか取らせてもらえず、気付けば7-16と、そのままCypher選手がこのラウンドも勝つ(最終スコアは6-16)。
そして第3ラウンド、DaHanG選手は3フラグを連続して取り、Cypher選手が2フラグ取り返して2-3となったところで両者決め手を欠く膠着状態に。しかしDaHanG選手がメガヘルスを取りに来たところをCypher選手がきっちり仕留めて3-3のタイに。そのまま4-3、5-3となり、残り約30秒ほどの所でDaHanG選手が1フラグを取り返して「すわ逆転か」という場面を作ったものの、最終的に6-4で勝利。2013年の同大会に参加しなかったCypher選手が事実上の連覇を成し遂げた。
(文・写真・取材:ミル☆吉村)