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 2014年6月7日に行われた、“ガストプレミアムライブ Vol.2 ~アトリエシリーズ&サージュコンチェルト~”。このライブに出演した6組のアーティストにインタビュー! 楽曲やゲーム作品への思いを語ってもらった。
※ライブリポートは→こちら

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“ガストプレミアムライブ Vol.2”に参加した霜月はるかさん、ACRYLICSTABさん、南壽あさ子さん、みとせのりこさん、maoさん、山本美禰子さんにインタビュー【プレゼントあり】_07

■霜月はるかさん
ガストさんとの10年ぐらいの関わりを思い返しながら、「schwarzweiβ」を歌いました

――無事にライブを終えた、いまのお気持ちを教えてください。
霜月 いやー、燃え尽きたなぁ、と。ガストライブは3回目になるんですけれども、毎回歌う曲が違って、今回も2回目とは全部違う曲だったので、あらためて「ガストさんの作品で、いっぱい歌わせていただいているんだなぁ」ということを痛感しました(笑)。皆さんに初めて聴いていただく曲もたくさんありましたし、「schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~」のように、いままでガストさんのファンの前で歌ったことがない曲も歌えたので、すごく充実したライブでしたね。

――サージュ・コンチェルトの楽曲も、歌うのは初めてでしたか?
霜月 『シェルノサージュ』の楽曲は、私のソロライブで歌わせてもらっていたんですが、ゲーム中で聴いてくださっていた方々に生でお届けするのは初めてでしたね。『アルノサージュ』の楽曲は、ライブで歌うこと自体が初めてでした。でも、このライブについてガストさんからご連絡いただいたときに、「今回はサージュ・コンチェルトもやります!」と言われたときは、思わず「やるんですか!?」と聞き返してしまいました(笑)。

――ファンの皆さんも、「あの多重録音の楽曲を披露できるの!?」と思ったと思います(笑)。
霜月 (笑)。ありがたいことに、私はサージュ・コンチェルトにも『アトリエ』シリーズにも、どちらにも絡ませていただいているので、両方の曲を歌えて、本当にうれしかったですね。

――『アルトネリコ』(発売元:バンダイナムコゲームス)の歌も披露されていましたね。ファンの皆さんも驚かれたのでは?
霜月 ガストライブで『アルトネリコ』の曲を歌うのも初めての試みで。みとせさんとアカペラでコラボ、しかもお客さんを交えて歌うなんて、あの空間でしかできないことでした。皆さんの合唱を聴きながら、胸が熱くなりました。

――コーラスの練習の段階から、ファンの皆さんがあんなに歌えるなんて、びっくりしてしまいました!
霜月 ほんとに、びっくりしました!

――『アルトネリコ』のことを、皆さんが長く長く愛しているんだなあということが伝わってきました。
霜月 浸透してる、ってことなんだな、と一声目から感じました。

――今回、ライブ前半ではサージュ・コンチェルト、後半では『アトリエ』の曲を歌われましたが、それぞれの曲を歌うときは、霜月さんの心構えも変わるものでしょうか?
霜月 そうですね。ぜんぜん曲調がまったく違うものなので。今回、『アトリエ』の曲、とくに新曲「希う船」はもともとバンドサウンドの楽曲でしたので、「ライブで盛り上がるだろうな」と思っていたんですけれども、アクリルスタッブチームに支えてもらって、スペシャルバージョンでお届けできました。皆さんにも盛り上がってもらえて、ここからスタートできてよかったですね。

――「希う船」は、『シャリーのアトリエ』のどんなシーンで流れるのでしょうか?
霜月 どこで流れるんでしょうね!? じつは、私もまだ知らないんです(笑)。ゲームをプレイするのを楽しみにしています。

――「希う船」のつぎに歌われた「ふゆみどり」は、アニメ『エスカ&ロジーのアトリエ』のエンディングですね。
霜月 フルサイズは初披露でした。アニメのお話が進んでいる段階での歌唱ということで、アニメの流れとともに、この曲がだんだん化けていく感覚を私も味わっていました。この後のアニメの展開にしたがって、より歌詞の意味が深くなっていく曲だと思うので。歌詞の2番も、アニメのお話を踏まえて聴くと、よりわかると思うので、ぜひサントラで聴いていただきたいですね。

――アニメから入った方は、きっとまだ、あの歌の意味がわからないですからね。
霜月 私も、ゲームの『エスカ&ロジーのアトリエ』をクリアーして、自分の中でもこの歌が深まったな、と思いました。ぜひ、その深みを堪能してもらえたら、と思います。

――そしてライブの最後を飾ったのは、「schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~」でしたね。
霜月 歌詞の中に、Revoさんの遊び心で“一陣の風(ガスト)に乗って~”というフレーズが出てくるんですけれど、この歌詞をガストファンの皆さんの前で歌うのが胸熱でした。

――今回、「schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~」を歌うことにした理由とは?
霜月 ガストさんからの要望もありまして、「ぜひやりましょう」ということになりました。この曲には、“白夜の幻想のような永遠を紡ぐ物語”というフレーズがありますが、これはイリス1作目の歌「白夜幻想譚」と、2作目の歌「Eternal Story」から来ているんですよね。ですので、イリス3部作を包括したような曲なんです。私は『イリスのアトリエ』からシリーズに関わらせていただくようになったので、私とガストさんの10年ぐらいの関わりを思い返しながら歌わせていただきました。改めて、ガストさん、ありがとう! という気持ちです。ファンの皆さんは、ガストサウンドに思い入れを持っていらっしゃるので、ライブを重ねるたびに、「この環境で歌えるのは、とても幸せだな」と感じます。

――気が早いですが、きっとライブ第4弾もありますよね!?
霜月 きっとありますよね。私も、まだまだ歌っていない曲がありますし(笑)。ぜひ、またの機会を作っていただいて、お届けできたらと思います。

霜月はるかさんオフィシャルサイト


■ACRYLICSTAB(Uyuさん、阿部隆大さん)
「渇きの輪郭」の後、ふたりはどうなっていくのかを考えてみてください

“ガストプレミアムライブ Vol.2”に参加した霜月はるかさん、ACRYLICSTABさん、南壽あさ子さん、みとせのりこさん、maoさん、山本美禰子さんにインタビュー【プレゼントあり】_02
“ガストプレミアムライブ Vol.2”に参加した霜月はるかさん、ACRYLICSTABさん、南壽あさ子さん、みとせのりこさん、maoさん、山本美禰子さんにインタビュー【プレゼントあり】_03

――ガストプレミアムライブ、おつかれさまでした! 燃焼されましたか?
阿部 燃焼しきりました。
Uyu 朝来たときより、顔が白くなったよね(笑)。メイクもしていないのに(笑)。
阿部 いつも全力のガストライブでございます!

――「無限大クロニクル」は昨年のライブでも披露されていましたが、それから約1年が経ち、改めて歌われてみて、いかがでしたか?
Uyu レコーディングの時からアレンジをし続けてきたので、成熟してきたな、と思います。
阿部 ACRYLICSTABの曲として定着して、皆さんにも喜んでいただけたのかな、と思っています。自分たちの曲としても、『アトリエ』の曲としても、いい成長をしたな、と。お兄ちゃんの曲としても定着しました(笑)。

――「渇きの輪郭」は、『シャリーのアトリエ』のために作られた新曲になりますが、どのように制作を進めていったのですか?
阿部 ガストの岡村さんから資料をいただいて、流れるシーンを想定しながら、『アトリエ』の世界に合うように、でもACRYLICSTABにも合うように、と考えながら作りました。これから大事にしていきたい曲です。

――歌詞の中では、どのような物語が描かれているのでしょうか。
Uyu シャリーという同じ愛称を持つふたりの女の子が主人公、ということは聞いていたので、ひとりで歌うんじゃなくて、「あなたといっしょに、私はこの傷痕を抱えながら、それでも生きていくよ」と、相手がいること、ふたりであることを大事に歌っています。前回はエスカとロジーという男女のふたりでしたが、今回は女の子ふたりなので、友情をメインに歌詞を考えました。最後に“あなたの手を”というフレーズをもってきたのですが、それは、この後ふたりはどうなっていくのか? ということを、皆さんに投げかけているフレーズなんです。手をつなぐのか、手をとるだけなのか、引っ張るのか。ぜひ考えてみてほしいな、って。

――では、「渇きの輪郭」を歌ううえで、もしくは演奏するうえで、挑戦していることはありますか?
阿部 ACRYLICSTABの全部の曲の中で、最速なんです。テンポが。
Uyu ほんとにー?
阿部 ほんとだよ!
Uyu へえ~。よく歌ったなあ、私(笑)。
阿部 (笑)。勢いをつけて、挑戦してみようかな、と。
Uyu 私、がんばったんだね。この何年間で。

――レコーディングはたいへんでしたか?
Uyu いえ、レコーディング前の段階から、歌詞を作りつつ、仮歌を作ったりして、自分の体になじんでいたので、余裕でした!!

――では、今後のライブでも余裕ですか!?
Uyu 余裕です!(笑) 「無限大クロニクル」のほうが、もう汗も血もすべて使って歌っているので……「無限大クロニクル」は、上がり下がりが激しいんです。「渇きの輪郭」は、私の持ち味を出してみよう、という感じで。抜くとこは抜いて、全力疾走というより、ただよう波のようなイメージで歌っています。

――波のイメージだなんて、まさに“黄昏の海”にぴったりですね。
阿部 そうですね。その点も意識して作りました。タイトルも「渇きの輪郭」という、黄昏の海に合わせたものなので。

――阿部さんは前回に引き続き、インストメドレーも担当されていましたが、『アトリエ』とサージュ・コンチェルトでは曲調がぜんぜん違うので、たいへんだったのでは?
阿部 それぞれ世界観がしっかりあるので、メドレーの中でもストーリーが出来上がるようにアレンジしました。ユーザーの皆さんの思い出を大事にできればいいな、と思って。

――インストメドレー中は、本当に曲にぴったりな映像が流れていたので、ファンにはたまらなかったと思います。
阿部 喜んでいただけたのなら、演奏者冥利につきます。とっても準備がたいへんだったので……!
Uyu 成功して、本当によかったよね。
阿部 皆さんの反応もよかったので、うれしかったです。
Uyu ゲームをやったことない人も、「やりたいなあ~」と思ってくれたんじゃないかと思います!

――つぎにガストライブが行われるとしたら、挑戦してみたいことはありますか?
阿部 ゲームそれぞれのストーリー、世界観にもう一歩踏み込んだ形の演出ができたらおもしろいのかな、と思います。
Uyu 今回演奏していない曲を、皆さんもっと聴きたいと思っているので。『アトリエ』やサージュ・コンチェルト以外の楽曲も演奏できたらいいですね。
阿部 いろいろなアーティストさんとのコラボもやりたいですね。回を重ねるごとに、みんな仲よくなっているので! 今後ともよろしくお願いします。

ACRYLICSTABオフィシャルサイト


“ガストプレミアムライブ Vol.2”に参加した霜月はるかさん、ACRYLICSTABさん、南壽あさ子さん、みとせのりこさん、maoさん、山本美禰子さんにインタビュー【プレゼントあり】_06

■南壽あさ子さん
「みるいろの星」は、『シャリーのアトリエ』と偶然あらすじがいっしょでした

――ライブ中のトークでもおっしゃっていましたが、南壽さんにとって、赤坂BLITZは思い入れのある場所なのですね。
南壽 そうですね、赤坂BLITZで歌わせていただくのは、今回で4回目になります。2月にワンマンライブをさせていただいた、思い出深い場所なので、ここでまた歌うことができて、すごくうれしかったです。

――今回歌われた、「回遊魚の原風景」と「みるいろの星」について伺いたいと思います。まず、「回遊魚の原風景」についてですが、これはガストの岡村ディレクターが熱望して、『エスカ&ロジーのアトリエ』に収録された曲とのことですが。
南壽 「回遊魚の原風景」は、気球が飛んでいくシーンで使っていただきました。この曲は、海の中で生きている魚が、いつも空のほうを見上げて、空に憧れを抱く、という曲です。水の巡りを、ものの巡りや人の巡りになぞらえて、もう会えなくなってしまった人との心のつながりも描いています。岡村さんは、「気球が飛んでいくシーンは、海とは対極にあるもののように見えるけれど、たゆたう感じや、ものが流れていくさまが、この曲と合っている」とおっしゃって。選んでいただけて、うれしかったですね。

――そして、続編である『シャリーのアトリエ』にも参加することになったのですね。トークでは、「みるいろの星」ではない曲を用意するはずだった、とおっしゃっていましたが?
南壽 「回遊魚の原風景」は既存の曲だったので、つぎは書き下ろすつもりだったんです。でも、岡村さんと『シャリーのアトリエ』の打ち合わせをしたとき、「元気な曲がいい」とおっしゃっていたので、当時作っていた「みるいろの星」を聴いていただいたら、「あらすじとまったくいっしょで驚きました」と言われて。

――まったくの偶然だったんですよね。
南壽 はい。その後にあらすじを読ませていただいたら、本当にいっしょで。ふたりのシャリーが、ふつうなら出会うはずもないような違う場所にいて、でも運命だったから出会った……という物語が、本当に「みるいろの星」といっしょで。これしかないだろう、とすぐに決まりました。

――この曲のプロデュースは、凛として時雨のTKさんが担当されていますね。
南壽 「みるいろの星」はちょっと宇宙的な世界観で、時が巡る感じを出したかったので、「生バンドが合うな」と思ったんです。ですので、バンドをやっているミュージシャンの方にプロデュースをお願いしたら、どうなるんだろう? と思いまして。TKさんは、以前から私の曲を聴いてくださっていたということもあり、今回お願いしました。

――南壽さんはピアノのソロというイメージがあったので、バンドサウンドが入って、新鮮でした! 「みるいろの星」はいま、『シャリーのアトリエ』のCM(シャルロッテVer.)にも使われていますよね。明るい曲なので、シャルロッテにぴったりだと思います。
南壽 ありがとうございます。でも、この曲には陰りのある部分もあるので、その部分はシャリステラちゃんにも通じるところがあるかな、と思います。明るいだけじゃない、辛さから前を向いていくような歌詞になっているので、ぜひ歌詞も読んで聴いていただきたいです。

――CD「みるいろの星」の発売と、ゲームの発売、どちらも楽しみにしています。では最後に、読者にメッセージをいただけますでしょうか。
南壽 『シャリーのアトリエ』に歌声で参加できたことを、本当にうれしく思っています。ゲームには音楽が欠かせないので、ゲームを通して、私の曲、アーティストの皆さんの曲、インストゥルメンタルの曲すべてを楽しんでいただけたらと思います。

南壽あさ子さんオフィシャルサイト


“ガストプレミアムライブ Vol.2”に参加した霜月はるかさん、ACRYLICSTABさん、南壽あさ子さん、みとせのりこさん、maoさん、山本美禰子さんにインタビュー【プレゼントあり】_01

■みとせのりこさん
シュレリア様の曲は、弔い系だったのに……だんだんヤバい曲担当になってしまいました(笑)。

――みとせさんは、ガストライブに参加されるのは今回が初めてですね。
みとせ いままで声がかからなくて(笑)、「やっと声がかかった~!」という気分です(笑)。トラッドポップ、RPGらしい音楽の『アトリエ』と違って、『アルトネリコ』とサージュ・コンチェルトはインダストリアルな音楽ですから、どうやってライブでやるんだろう? とは思っていました。それもあって、きっと、これまでは私の曲をやるのは難しかったんだろうと思います。

――今回はトップバッターでしたね。
みとせ まさか、最初から皆殺しにするんだ、って(笑)。出演の順番を決めたのは、ガストの方なんですよ。皆さん、ごめんなさい、と思っていました。今日は「踏んでください」って言われそうな格好で出ようと思って、攻撃力が高そうな服を選びました(笑)。

――ガストファンの皆さんの反応はいかがでしたか?
みとせ 照明が私のほうに当たっていたので、皆さんの顔はしっかりとは見えなかったのですが、固唾を飲むところは非常によくわかりました。イントロが流れて、歌い始めた瞬間に、「歌うのかこれ?」と、皆さんがざわ、ざわ、とされたのが印象的でした。コーラスもすべて生で歌えればよかったのですが、この次元での人間同時発音数は1音なので(笑)。

――この次元では、そうですね(笑)。
みとせ そうなんです(笑)。なので今回は、テクノロジーの力をお借りしました。

――サージュ・コンチェルトでは、みとせさんはジルというキャラクターの歌を担当されていますよね。ジルは、プレイヤー側の味方ではないキャラクターですが、そのような人物の歌を歌うときは、どのような気持ちで歌われるのでしょうか?
みとせ 悪役のようなキャラクターを演じるときにまず思うのは、“悪役は悪役でなければいけない”ということです。土屋さんも必ず、「限界いっぱい、振り切れるまでやってください」とおっしゃるんですよ。もう、悪いことを歌うときは、悪いという部分を出しつつ。でも、自分自身がその人を嫌いになってはいけないので、“何をもって、この人はそれを正義として貫いているのか”ということを、自分の中で思い入れを持って考えます。私、ジルのことすごく好きですよ。

――そして衣装の力も借りて、気分を高めて歌われるのですね。
みとせ そうですね、私は基本的に憑依系なので。キャラクターの気持ちにならないと、出てこないんです。そのキャラクターにできるだけ近づいて、寄り添って作るようにしています。

――本当に、歌っているときはそのキャラクターが憑依しているようなのに……トークタイムになると、ギャップがありますよね(笑)。
みとせ MCはいつも、あの調子なんです(笑)。暗い声で「皆さん、こんばんは……」なんて言ったら、お通夜になっちゃうので。今日はトップバッターということもあって、元気目にがんばりました。

――今回は、霜月さんと「EXEC_RIG=VEDA/.」を歌われましたが、これは霜月さんとやり取りをするうちに、歌うことが決まったのですか?
みとせ 心密かに、「この曲、やらせてもらえないかなぁ……アカペラでいいんだけどなぁ……」と思っていたら、ガストの山岸さんが、「何か1曲、ふたりで『アルトネリコ』の曲をやりませんか?」と言ってくださって。「お客さんを巻き込んでやるぞー!」と思いました。

――本当に、ファンの皆さんが練習に段階からしっかりと歌えていて、驚きました。
みとせ あれはビックリしましたね! 私のソロバンドのライブでは、もう定番の曲になっているんですけれど、でも、皆さんが私のライブに来られたことがあるわけではないですし。「みんな、この曲どれだけ好きなんだよ! 愛してる!」って思いました。

――ファンの皆さんにはたまらない共演だったと思います。ぜひ、今後も夢の共演を期待したいのですが……つぎのガストライブが行われるとしたら、そのときに歌いたい曲はありますか?
みとせ すごくいっぱいあります。バンドの皆さんがどこまでがんばってくださるかにもよるのですが……生演奏が好きなんですよね、やっぱり。カラオケだと、どうしても縦軸に縛られてしまいますし、自分以外のものが感情を生で発していないので。せっかくライブでやるのですから、全体の感情の揺らぎで、もっと盛り上がってもらいたいです。やりたい曲はいっぱいですが……。

――たとえば、どんな曲を?
みとせ 『イリスのアトリエ グランファンタズム』の「Lorelei」ですね。これは、ヒロインが死んじゃうバッドエンドの曲なんですけど……私、とにかく人が死ぬ曲が多くて(笑)。

――(笑)。自分で望んだわけではないのに、なぜかオファーが来てしまうのですか?
みとせ そうですね。それでも初めのうちは、弔いの曲が多かったのですが、『アルトネリコ2』の「EXEC_DESPEDIA/.」あたりからパラダイムシフトしたみたいで、そこから皆殺し系の曲が増えました(笑)。

――(笑)。
みとせ 『アルトネリコ』のシュレリア様の曲「EXEC_SUSPEND/.」は、弔い系じゃないですか。だったはずなのに、だんだんこう……ヤバい曲担当になってしまって。それはそれでいいかな、って。皆殺しソングにも開眼してきました(笑)。やってみたら意外と楽しいな、って。バンドでやるのは難しいですけど……「EXEC_DESPEDIA/.」はやってみたいですね、ライブで。やりやすいのは、「Lorelei」。「STIGMATA」はベースがたいへんかな……。でも、うちのバンドではやってますから、できると思います! 「EXEC_SPHILIA/.」も生でやったことがありますが、皆さんはほかの曲が聴きたいと思いますので。それから、志方さんと霜月さんとごいっしょすることができたなら、皆さんといっしょに「EXEC_PHANTASMAGORIA/.」をやりたいですね。

――今後、新しいガスト作品に参加するとして、こんなことがやってみたい、というご希望はありますか?
みとせ やってみたい、というよりも……ガストさんの作品は、世界観がすごくしっかりしているので、その世界観の中で、自分がどれだけ、その世界を広げていくことに力になれるかということに興味がありますね。その世界観を壊さないやり方で、どのように新しい細胞になっていけるか。その作品を補強していけたらといいなと思います。

――最後に、読者へのメッセージをお願いします。
みとせ ガストさんの作品のファンは、ガチのRPGが好きな方、かわいい女の子が好きな方、そして音楽が好きな方が多いと思います。音楽というのは、ひとつひとつのシーンと結びついているもので、曲を聞いただけでそのシーンが思い浮かぶような、記憶を呼び起こす、ひとつの強い装置になります。音楽によって想起される思いを大事にしながら、ゲームを遊んだり、音楽を聴いたり、私たちと付き合ってくださったりしたらうれしいです。

みとせのりこさんオフィシャルサイト


“ガストプレミアムライブ Vol.2”に参加した霜月はるかさん、ACRYLICSTABさん、南壽あさ子さん、みとせのりこさん、maoさん、山本美禰子さんにインタビュー【プレゼントあり】_05

■maoさん
柳川和樹さんの曲は、どんどん変態になっていくんですよ(笑)。そのうち、クセになってくる

――maoさんはガストライブ初参加となりますが、公演を終えたいまのお気持ちを教えてください。
mao ガストさんは音楽にこだわりを持ってゲームを作っている会社なので、そんなガストさんのライブに参加できて、うれしかったし、楽しかったです。

――トークでは、柳川和樹さん(数々の『アトリエ』作品に携わっている作曲家)は変態だ、とおっしゃっていましたが……どのように変態なのかをうかがっていきたいと思います(笑)。まずは「メトロ」についてですが、これはまさにエンディングらしい曲ですよね。
mao そうですね。「メトロ」という曲名は、メルル、トトリ、ロロナという、主人公たちの頭文字からとったものだということを柳川さんから聞いて。遊び心のあるタイトルだなと思いました。「メトロ」はすごく、かわいい曲なんですけど……変拍子が多いし、シャープとフラットもたくさんあるので、そこが変態だと思いますね。

――とにかく歌うのが難しい、ということですね。
mao そうなんですよ!

――レコーディングでの柳川さんは、厳しいのですか?
mao いえ、ぜんぜん。すごくやさしいです。むきたてのゆで卵みたいな人なんですよ、柳川さんって。かわいらしくて、よしよし、ってしたくなる人なんですけど(笑)。最初にいっしょにお仕事をさせていただいたのは、『トトリのアトリエ』の「Dia」という曲なのですが、その収録が、柳川さんにとって人生初のレコーディングだったそうなんです。そのときは、「僕、今日がレコーディング初めてで……」と震えていましたね。「Dia」もそこそこの変態曲だったんですけど、どんどん変態になっていくんですよ、日が経つにつれ。そのうち「つぎはどんな曲になるんだろう」って、クセになってくるんですよね。

――(笑)。「メトロ」は明るい曲でありながら、エンディングらしさもあるという、独特の曲ですよね。
mao 不思議な感じですよね。きっと、1曲の中にストーリーがきちんとあるからだと思うんですよ。主人公たちの思い、感情の動きが描かれていることが、エンディング感をかもしだしているんじゃないかなって、いつも思います。

――今回のライブでは、「メトロ」でアーランドシリーズを締めくくった後、『シャリーのアトリエ』の曲である「Luto~統治するもの~」を披露されましたが、こちらも変態曲ですか?(笑)
mao もう、変態パーセンテージがまた上がったな、という感じがしています(笑)。バンドメンバーの方が、リハーサルで「さあ、来たよ、今回の難題曲2曲が」って言ったぐらいで。申し訳ありません、という気持ちもありましたが……、難題曲を目の前にすると、ミュージシャンは火がつくんですよね。私もそうですし。ごいっしょするのは初めての方ばかりでしたが、曲をきっかけに結束することができて、「深いな、柳川くん!」と思いました。

――みんなを結びつける、チャレンジし甲斐のある曲なんですね。
mao 全英語詞も初めてだったので、それも挑戦でしたね。この曲は、ある敵との戦いで流れるそうなのですが、この敵は絶対悪ではなくて、「本当にいいことをしているつもりなのに、なんでわかってくれないの?」と考えているんです。ある意味、純粋なんですよ。その気持ちを表現するときに、変にこざかしいニュアンスをつけて歌うよりも、素直に歌ったほうがいいんじゃないかと感じたので、レコーディングではそのままの気持ちを音にするようにしました。それから、たまに柳川くんに「変態」って言って(笑)。

――収録しているうちに、「やっぱり変態な曲だ」と実感してしまうんですね。
mao でも、「変態」って言い続けていたら、柳川くんがその言葉を“ご褒美”だと受け止めるようになってしまいました(笑)。

――(笑)。バトルでこの曲が流れてくるのが楽しみです。
mao 私もいままで、いろいろなゲームを遊んできていますが、こんなに純粋な敵には出会ったことがないです。7月には『シャリーのアトリエ』をプレイしようと思っていますが、この敵が出てきたら、倒しづらいな、って……「だよね! ごめん!」って言いながら戦うと思います。でも、この敵と物語の奥深さを、音楽で表現できるのは、さすがガストさんだな、と思いました。その中のひとつに自分が関われたことはすごくうれしいです。

――ゲームプレイ後に、改めて「Luto~統治するもの~」を聴くと、印象が変わるかもしれませんね。また、maoさんの生歌を聴くことができたらうれしいです。
mao 次回のライブにも、私が呼ばれているとうれしいですね。そのときはまた、音楽に特化した、耳が幸せになるための時間を、皆さんと過ごせたらいいなと思っています。いつか「Dia」も聴いてもらいたいです!

maoさんオフィシャルサイト


“ガストプレミアムライブ Vol.2”に参加した霜月はるかさん、ACRYLICSTABさん、南壽あさ子さん、みとせのりこさん、maoさん、山本美禰子さんにインタビュー【プレゼントあり】_04

■山本美禰子さん
アーランドシリーズの曲には、起承転結の流れがあるんです

――前回からさらにパワーアップした今回のライブで歌われてみて、いかがでしたか?
山本 前回もすごくいいイベントだったんですけれども、今回は会場が広くなって、音もよりよくなって、やり甲斐がさらに増しました!

――今回は『ロロナのアトリエ』から「Falling, The Star Light」、『トトリのアトリエ』から「Pilgrimage」を歌われましたが……欲を言えば、「Cadena」(『メルルのアトリエ』)も聴きたかったです……。
山本 それはぜひ、次回プレミアムライブVol.3に期待していてください。私自身、期待しています(笑)。

――改めて伺いますが、「Falling, The Star Light」は、山本さんにとってどのような曲ですか?
山本 私がゲームで歌わせていただくきっかけになったのが、この「Falling, The Star Light」という曲で、右も左もわからない時に歌ったものなんです。そんな歌が、長く皆さんに愛されているということを、うれしく思っています。ですので、ライブでは感謝の気持ちを込めて歌いました。

――では「Pilgrimage」は、どのようなお気持ちで歌っていますか?
山本 「Pilgrimage」は個人的にとても好きな曲で、とくに2番の歌詞が好きなんです。なんのために旅を続けるの、という問いかけの部分は、「それでもがんばっていこうよ!」という気持ちを込めて、目の前にいるお客さんに向けて歌っています。

――「Falling, The Star Light」が最初のゲームのお仕事だったんですね。この曲が流れるオープニングムービーを初めて見たときは、どう思われましたか?
山本 なんだか不思議な感じでした。私自身、錬金術のようなファンタジックなものがもともと好きだったので、「私の歌は、このような世界に合うんだなあ」って、驚きました。自分の新しい世界を拓いてくれた、大事な曲です。岸田メルさんがデザインしたキャラクターたちも、とてもかわいくて。

――オープニングムービーから、そのままタイトル画面につながるところも素敵でしたね。一方の「Pilgrimage」は、ゲームをプレイしてから再び聴くと、歌詞の意味がよくわかる歌ですよね。
山本 アーランドシリーズの歌の中でも、メッセージ性が強い曲ですね。起承転結でいうと、“転”にあたる曲。ドラマチックですよね。

――とすると、「Cadena」は“結”にあたる曲ですね。言われてみれば、「Falling, The Star Light」は“起”のようですね!
山本 そうそう、そうなんですよ。自分の中でも、その流れがあって。アーランドシリーズには、曲の全体の流れがあるので、全部通して遊んでいない方は、ぜひ3作続けてプレイしていただけると、違ったおもしろさを感じられるんじゃないかと思います。

――「Cadena」はメルルにぴったりの曲です。
山本 そうですね。メルルちゃんが王女様なので、その派手さを表現したような、ハジけた感じがありますよね。

――アーランドシリーズは発売されて数年が経ちましたが、根強い人気を誇っていますよね。
山本 ファンの皆さんからのいただく声も本当に多くて。私の個人的なライブを行うときにも、『アトリエ』の曲を歌うと、「これが聴きたかった」と喜んでくださる方がたくさんいますし。それから、『アトリエ』シリーズは歴史のあるシリーズなので、友だちも知っているので、友だちと話すときの自慢のタネになっています(笑)。

――(笑)。アーランドシリーズについて、とくに好きなポイントを教えてください。
山本 背景がとてもキレイなので、遊んでいると癒されますね。キャラクターは、ロロナちゃんがやっぱり好きです。「Falling, The Star Light」は、ロロナちゃんはドジっ子のカワイイ子ということを聞いて、「どんな歌声にしようか」と考えながら作った曲なんです。ゲームを実際にプレイしたときは、いろいろ想像していた子と実際に出会えた! という気持ちになりました。

――では、「Pilgrimage」も、トトリちゃんのことを想像しながら歌ったのですか?
山本 「Pilgrimage」は、どちらかというと、お姉さんのツェツィちゃんが歌っているというイメージなんです。トトリちゃんを応援している人の目線で歌ったものなんですよ。「Cadena」はイケイケな感じなんですけれど。曲によって、歌う自分の立ち位置は違いますね。

――最後に、次回のガストライブを期待するファンの方へのメッセージをお願いします。
山本 私は歌を歌う人間として、日々成長していると思っているので、同じ歌を歌ったとしても、その歌の新しい魅力をお届けできる人間でありたいなあと思っています。つぎの機会があるときには、さらに大きな会場で歌いたいですね。もう武道館までがんばりたいと思っていますので、皆さんの応援を頼りにしています! よろしくお願いします。

山本美禰子さんオフィシャルサイト


アーティストサイン入り『シャリーのアトリエ』B2クリアポスタープレゼント

 “ガストプレミアムライブ Vol.2 ~アトリエシリーズ&サージュコンチェルト~”参加アーティストのサインが入った、『シャリーのアトリエ』B2クリアポスターを、抽選で1名様にプレゼント。希望される方は、以下のフォームを明記のうえ、応募を完了させてください。

<注意事項>
◎応募期間は2014年7月18日(金)23時59分までとなります。
◎ひとりにつき、応募は1回まで。複数応募された場合でも、当選はひとり1口までとなります。
◎郵便番号、住所、氏名、電話番号、メールアドレス(パソコンのメールアドレスのみ)は必須項目です。入力漏れや誤入力がある場合は、応募を受け付けられません。
◎当選者の発表は、賞品の発送(2014年7月下旬予定)をもって代えさせていただきます。
◎賞品は譲渡しないことを応募・当選の条件とします。譲渡には、売ること、オークションに出品することなどが含まれます。譲渡が明らかになった場合、当選は取り消され権利をお返しいただく場合があります。
◎ご応募に際しお客様よりご提供いただいた個人情報は、弊社のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。

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