『The Elder Scrolls Online』は今年注目の大作オンラインRPGであり、そして同時に『ザ エルダースクロールズ IV: オブリビオン』や『ザ エルダースクロールズ V: スカイリム』の系譜を継ぐ、紛れも無い“エルダースクロールズ”の最新作である!

 というわけで、日本でも2014年4月4日にPC/Mac英語版の発売が決まったベセスダ・ソフトワークスのオンラインRPG『The Elder Scrolls Online』のメディア向けプレビューテストに数日参加してきたので、その模様をお届けしよう。

オープンワールドRPG“TES”シリーズから生まれたオンラインRPG

 と、紹介に入る前に、本作について聞いたことがない人もいるかもしれないので、まずは基本情報を軽くおさらいしておこう。

 本作はオープンワールドRPG『ザ エルダースクロールズ』シリーズから生まれたオンラインRPG。開発しているのは“オブリビオン”や“スカイリム”を作ったベセスダ・ゲームスタジオではなく、グループ会社のZenimax Online Studiosだ。
 PC/Mac/PS4/Xbox Oneのマルチプラットフォームで、4月4日にPCとMac版のサービスを開始予定。前述のパッケージを予約すると、特典として5日間の早期アクセスが可能だ(PS4/Xbox One版は海外では7月のサービス開始と発表されている)。

 ビジネスモデルとしてはソフト本体の有料販売+月額課金を採用。ソフト本体には30日間のプレイ権が付属しており、以降30日ごとに14ドル99セントがかかる。支払いにはクレジットカードのほか、PaypalだけでなくWebMoneyも利用可能というのは、意外に嬉しいポイント。

 シリーズの中の時間軸としては、“スカイリム”の約1000年前。舞台となる大陸タムリエルの第二紀582年から物語がスタートする。
 この時期はEbonheart Pact、Aldmeri Dominion、Daggerfall Covenantという3大同盟が覇権を争う政情が不安定な時代で、そのこともあって“オブリビオン”の舞台シロディール地方は、各勢力PvP(対人戦)による戦争のためのエリアとなっている。

 そして、これに目をつけたのがデイドラの神モラグ・バル。タムリエルを彼の支配する異世界“Coldharbour”に飲み込もうと試みており、すでに巨大な錨“Dark Anchor”をタムリエル各地に撃ち込んでいる状態(戦士ギルドがDark Anchorの排除に取り掛かっており、ギルドに所属するとミッションとして参加できる)。

 そんな時、運悪く“捧げ物”としてハイエルフのネクロマンサーに捉えられ、Coldharbourへと送り込まれてしまったのが、ほかでもないプレイヤーその人である。
 今回のデモは、プレイヤーが魂の牢獄で偉大な全盲の預言者(The Prophet)の声を聞くところからスタートする(恐らく製品版も同様)。囚われたProphetを反乱に乗じてColdharbourから連れ出し、タムリエルを冒険してモラグ・バルの陰謀を打ち砕くのだ……。

この奇妙で素晴らしきタムリエルがやっぱり最高!

 『The Elder Scrolls Online』ならではの魅力は、やっぱり本作があの“エルダースクロールズ”シリーズの流れをしっかり受け継いだタイトルであるということだ。
 本誌が行った過去の取材でもわかるように、実際この「エルダースクロールズであること」は重要視されており、専門職を置いてまで「エルダースクロールズとしてありえない」ことがないよう配慮されている。

『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_07
▲これぞ『TES』らしい死体配置芸! ワニと剣の横に死体を置いて「“クロコダイルの歯を集めたら金をやる”とかいう公募のお触れに挑戦中、しくじって死んだ奴」の出来上がり。

 しかもこれは単に、アイテム名やクエストやセリフがエルダースクロールズ世界の歴史に合ってるとかいう話ではない。

 今回、ソロで序盤をプレイしたのだが、“オブリビオン”や“スカイリム”を遊んだ時と同じ、奇妙なエピソード満載のタムリエルを寄り道しまくりで探索していくワクワク感をしっかりと味わえた。

 だからオンラインRPGということでWikiを見て効率プレイに走りがちかもしれないが、まずはじっくりと冒険に没頭してみてほしい。“TESらしい体験”ができるのは保証する。
 それはつまり、「メインクエストをプレイ中に道中で困っている人を見つけてサイドクエスト開始。問題の場所に向かう手前で途中で鉱石掘ったり植物採集をしているとちょっと強めのモンスターの縄張りに足を踏み込んでしまっていて、這々の体でなんとか抜けだすと妙な建物を発見。ダンジョンの奥で宝箱を見つけてラッキーと思いつつ解錠に手こずりロックピックを3個ほど破壊しつつ無事回収して街に戻り、不要なアイテムを破壊して手に入れた素材で武器を作ってエンチャントもかけ、強化した装備であらためてサイドクエストをサクッとクリアーすると背後に新たなクエスト依頼人が来ていてもちろん受注(メインクエストのことをすっかり忘れている)」というような体験である。

 そしてその過程で体験するエピソードの数々は、時に奇妙でクレイジーで、時に救いがない話で、邪神シェオゴラスの壮大な気まぐれに例のごとく巻き込まれたり、一族の運命を決める決断を迫られたり、実にTESテイストでさまざま。過去と現在が亡霊によって交錯し、デイドラの神々が人間の善悪を超えて振る舞うタムリエルの大地を歩こうではないか。

『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_06
『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_05
▲村の中でリアルに人狼ゲームをやるハメになったり。怪しいヤツに狩りの神ハーシーン(スカイリムにも出てきたね)のアミュレットを突きつけると、アタリなら変身、ハズレならびっくりされるので、人狼になったヤツを狩っていくのだ。釣りしてたりするよ人狼。
▲エピソードがいちいち救いのないヒドい話なのも、ちゃんとTESしてる。“雇い主のドラ息子と身分の違いを超えた恋をしていたと思ったら母ちゃんにバレた瞬間あっさり捨てられ、闇の仕事人に依頼して末代まで呪うことにした亡霊”とか、もう切なすぎる。

 まぁもちろん、「こいつ推奨レベルだとソロで倒すの無理だろ」なんてクエストがあったり、かといってパーティを組むとクリアー目的が優先して自由な探索とストーリーの読み込みに支障をきたしたりはするんですがね。

自分なりのキャラクターを生み出せ

 記者のメインキャラクターは、女オークのテンプラー。基本的にソロプレイなので、テンプラーの回復スキルを持ちつつ、ヘビーアーマー専門で防御を固め、二刀流でザクザク斬って、武器にかかったエンチャントとスキルの追加ダメージをブチ込んでいくというスタイルだ。
 ここで、クラスや種族などの概要を簡単に説明しておこう。基本的にはシリーズの比較的自由なキャラクターカスタマイズを踏襲している。

・基本ステータス
 Health(いわゆるHP)、Magicka(いわゆるMP)、Stamina(重い攻撃や一部スキル、防御などで消費)の3種類がメインステータス。レベルアップ時に得たAttributeポイントをどれかに割り振ることでアップする。
 また、この3種類はそれぞれ自動回復するようになっており、回復速度がサブステータスになっている。サブステータスにはそのほか、攻撃力・魔法攻撃力とそれぞれのクリティカル率、アーマーと魔法防御などがある。

・クラス【職業】
 本テストではドラゴンナイト・ソーサラー・ナイトブレード・テンプラーの4種類。基本的にクラスによる装備の制限はないが、各クラスは3系統のスキルツリーを持っていて、それによって特化の方向性が出てくる。
 例えばテンプラーならMagickaを消費して魔法武器・シールドを召喚するAedric Spear、同じくMagickaを消費して光の力で攻撃する攻撃魔法系のDawn's Wrath、回復魔法系のRestoring Lightの3つがクラスのスキルツリー。クラススキルの中には、他職のプレイヤーのスキルと組み合わせることでシナジー効果を生むものもある。

・種族
 同盟によって所属している種族が異なり、Ebonheart Pactはダークエルフ・アルゴニアン・ノルド、Aldmeri Dominionはハイエルフ・ウッドエルフ・カジート、Daggerfall Covenantにはブレトン・レッドガード・オークが属する。高レベル帯で所属同盟を変えられるよう検討されているほか、予約特典のExplorer's packには種族と関係なく同盟に加入できるアビリティがある。
 また、種族特有のスキルツリーも1系統あり、例えばオークの場合はヘビーアーマーの経験値をブーストする“Heavy Armor Expertise”、HealthとStaminaの最大値を増やす“Brawny”、戦闘中のHealthの回復速度を上げる“Robust”、走った際の消費Staminaを減らすとともに速度も上昇させる“Swift”の4種類のパッシブスキルが含まれる。

・スキル
 キーを押して発動させるアクティブスキルと、習得すると効果を発揮するパッシブスキル、強力なアルティメットスキルの3種類がある。
 アクティブスキルは数字の1~5キーに自由に割り当てられるが、アルティメットスキルが割り当てられるのはRキーのみで、要は一度に一種類しか使えない。また、アルティメットスキルは冒険の過程で溜まる専用ステータスのUltimateを消費して放つので、乱発はできない。
 クラススキル、種族スキル以外にも、武器種ごと(両手武器、片手武器+シールド、二刀流、弓、破壊系の杖、回復系の杖)、防具の重さごと(ライト・ミディアム・ヘビー)、Soul Trap(吸魂)、所属ギルドごと、生産系のアクション(錬金、鍛冶、付呪、裁縫、料理、木工)ごとにスキルツリーが用意されている。

・スキルの経験値とレベルアップ
 キャラクター本人の経験値やレベルとは別に、各スキルツリーとアクティブスキルにも経験値システムがある。
 例えばヘビーアーマーのスキルツリーはヘビーアーマーを着て戦闘をしていれば経験値が入っていき、鍛冶で何かを作ればBlacksmithingの経験値が、テンプラーのRestoring Lightに属する回復アクティブスキルHealing Ritualを使うとHealing RitualとRestoring Lightそのものの双方に経験値が入る。
 スキルツリーがレベルアップすると、そのスキルツリーに含まれた対応するレベルのスキルが習得可能になる。習得自体は、キャラクターのレベルアップ時か、探索中にたまに見つかるSkyshardと呼ばれる石を3つ発見するごとにもらえるスキルポイントを使って行う。
 スキルはレベルアップすると効果が強力になっていくほか、鍛えきるとスキルポイントを消費して複数の追加効果から欲しいものを選択し、進化させることができる。

 なお、便宜上スキルツリーと書いているが、経験値が入りさえすれば、目的のスキルのために他のスキルを先に習得する必要はない。逆にスキルツリーの経験値を取得する手段がない場合は不要でも最初のスキルを習得し、地道に使って経験値を稼いでいくしかない。

『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_01
『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_02
▲キャラ作成画面では全身と顔をカスタマイズ可能。美人オークを作るのは至難の業。

戦闘は結構アクション多め!

 戦闘アクションは、左クリックで攻撃(長押しで強攻撃)、右クリックを押している間はブロック、それにスキルキー(1~5、R)とアイテムを割り当てるクイックスロット(Q)などを使うのが基本。移動キー(W、A、S、D)を連続で押すと緊急回避、右クリックを押したまま左クリックを押すことで出せる近接のスキル妨害(バッシュ)なども重要だ。

『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_10
▲記者のPCがヘボいので撮った画像の画質がなかなかアレですが、ハイエンドだとこんな感じに見えるハズです(公式画像の戦闘画面)。

 ちなみに、敵が強攻撃を出そうとしている時は光が集まるようなエフェクトが出るので、それを見てブロックをきっちり合わせると、敵がスタン状態になる。
 一方、スキルの発動時も赤い専用のエフェクトが出るので、こちらも妨害をきっちり決めればキャンセルすることができて有利になる。このふたつは対人戦でなくとも非常に役立つので、すぐに出せるよう手を慣れさせておきたいアクションだ。
 また、敵の出そうとしているスキル範囲なんかも赤く示されるので、妨害できない時は範囲外に回避するか、せめてブロックを決めていきたい(自分が放つエリアスキルも、どの範囲に効果が発生するか目視できるようになっている)。

『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_08
『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_04
『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_03
▲これが敵の強攻撃のサイン。ブロックが成功すれば相手はスタン状態になるので、攻撃スキルをフルコースで叩きこむ大チャンス。
▲この赤いエフェクトが出たら相手がスキル発動中なので、妨害するか回避するか即座に判断しよう。
▲しゃがんでスニーキングも可能。敵の感覚が結構鈍くて察知されない。ステルス状態のまま攻撃すれば大ダメージ。ちなみに変装アイテムを身につけて潜入するクエストでは逆にしゃがみ不可。

 視点はこれまでのシリーズと同様、一人称視点と三人称視点の双方をホイールで切り替え可能。探索時は没入感の点で一人称視点をオススメしたいが、飛び上がってこちらの後ろに回りこむようなスキルも存在するので、強力な敵と戦う際や、対人戦などの場合には三人称視点にしておくのがいいだろう。

探索&採集&自作が楽しい

 すでに書いたことだけども、本作の探索は楽しい! となると当然途中で落ちてるさまざまなものを採集&それを使ってアイテムの自作にも励んで少しは元を取りたいもの。生産系には“鉱石が毎日届く”といったパッシブスキルもあるので、早めから上げといて損はない。

装備生産系:Blacksmithing(鍛冶)、Clothing(裁縫)、Woodworking(木工)
 最強装備を目指すなら欠かせないのが装備生産系のスキルだ。手があいたらフィールドで鉱石などを手に入れ、武器やら防具やらを生産して鍛錬に励むのだ(ちなみに採掘は専用アイテムなしで実行可能)。ちなみに、素材アイテムを持ち歩かなくてもタムリエル各地に展開するBankに預けてある素材を使えるので超便利!

 鍛冶では近接系の武器と各種ヘビーアーマー、裁縫ではライトアーマーとミディアムアーマー、木工では弓と杖とシールドの生産が可能。
 装備生産系の行動は“Creation”、“Improvement”、“Extraction”、“Research”の4フェーズに分かれており、鍛冶を例に説明すると大体以下のような感じ。

Creation インゴットから武器や防具を作る。素材にはインゴットと、アイテムに適用する“スタイル”に対応する原料(オークスタイルの場合はMANGANESEというマンガのような名前の石。自種族以外のスタイルも後々覚えることはできる)、追加したいTrait(アーマー効果を何%高めるといった追加効果)に対応した原料が必要。
 装備アイテムの基本ステータスを上げる方法は3つあり、上位の鉱石のインゴットを使うこと(最初は鉄でスタート)、インゴットを必要最低量以上使うこと(装備可能レベルも上がる)、そしてTraitを指定すること。

Improvement 装備アイテムのレア度を上げる。Normal・Fine・Superior・Epic・Legendaryと段階があり、それぞれ専用の素材が必要。素材の個数を増やせば確率はあがるが、失敗するとアイテムは消滅する。Improvement用の素材はExtractionでたまに手に入ったりもする。

Extraction 装備アイテムを解体したり、鉱石をインゴットにする。たまにImprovement用やTrait用の素材も手に入る。

Research Traitがついた装備アイテムを研究して、そのTraitを習得する。注意したいのは、Traitは武器や防具の種別ごとに覚えなくてはならないこと。ダガーで覚えたTraitはダガーの生産時にしか使えず、アックスに同じTraitを適用するにはそのTraitを持つアックスをResearchしなくてはならない。
 一回のResearchには6時間とかかかるし、初期は同時に1個しか実行できないので、これも生産系は初期からガンガンやったほうがいい理由のひとつ(スキルをレベルアップさせればパッシブスキルで同時実行可能な数を増やせる)。

それ以外の生産系:Alchemy(錬金)、Enchanting(付呪)、Provisioning(料理)
 錬金は草花などの素材を組み合わせてポーションを作り出す。素材ごとに属性が4つついており、これがうまく組み合わさるとポーションができあがる(失敗することもあるし、ネガティブなポーションが完成することも)。
 ちなみにポーションは戦闘中はクイックスロット(Qキー)に入れて使うのだが、違うポーションを選ぶ時やメインのポーションを使い果たしてちょっと効果が劣るようなものを選ぶ場合、Qキーを長押しして出てくるクイックスロット用メニューから指定しなくてはならない。一々買うのももったいないし、せっかくなら優れたポーションを生み出せるようになっておきたいところ。

 付呪は、フィールドでたまに拾えるルーンストーンを組み合わせて、武器などにTraitとは違う追加効果を足せるGlyphを生み出す。例えば剣に炎属性の攻撃を追加するのはGlyphで行う。生産したGlyphでのエンチャント自体はどこでも可能。
 なお、Glyphでエンチャントしたアイテムのパワーを使い果たした時は、Soul Trap(吸魂)で魂を込めた魂石で充填できる。

 料理は錬金とも似ていて、さまざまな回復効果を持つ料理アイテムを生産できる。ただし錬金と付呪はとりあえずありものを組み合わせて実行することもできるが、料理は素材だけでは行えず、まずはレシピで調理方法を覚える必要がある。

ファストトラベル、死亡時からの復活などなど……

 まぁそんな感じに奥深きTESシリーズのプレイ要素がオンラインRPGスタイルでドバッと放り込まれている本作。概要を紹介するだけでもこのクソ長さなわけで、これはしばらくしゃぶり尽くすしかないんじゃないでしょうか!(クエストの妙味を味わいきれないので、毎回書いているような気がする日本語化もあらためてお願いしたい所ですが)

 おまけとして上でまとめきれなかった重要なサブシステムをダダッと書いておくと、オンラインRPGらしいペットシステムや、スカイリムでおなじみの馬システムなんかも存在するほか、エサを消費して釣りも可能。

『The Elder Scrolls Online』デモリポート――タムリエル第二紀582年、ワシが膝に矢を受けるまで(基本システム・ストーリー編)_09
▲馬は町の馬屋で売ってるんですが、高くて買えませんでした……。

 ファストトラベルはタムリエル各地に点在する祠“Wayshrine”を介して実行する(Wayshrine間は無料で、任意の地点からお金を払ってWayshrineに飛ぶこともできる)。
 死亡時は近くのWayshrineで復活するか、レベルに見合った魂石があればそれを使ってその場で復活するかを選べる形式で、前者の方式では直近のWayshrineを見つけていない場合でも復活時に見つけたことにしてくれるので、はるか手前まで戻されて「またあの地帯まで歩かなきゃいけないのかよ」とガックリ来ることはない。

 細かいところまで書くとキリがないので前半戦はここで止めるとして、次週はPvPの参加リポートをお届けしようと思います。気ままに育てているんで、多分膝に矢を受けるどころじゃないフルボッコぶりで帰ってくると思いますけどね……。(文・編集:ミル☆吉村)