第3回『解放少女 SIN』を彩るメカとキーワード
プレイステーション3で2013年12月5日にリリース予定のアドベンチャーゲーム『解放少女 SIN』。発売を間近に控えたいま、ファミ通.comでは短期集中特集を実施。改めて同作の魅力に迫る。【第3回】
【更新スケジュール】
■第1回 『解放少女』の世界設定と魅力を公開!(配信中)
■第2回 魅力的なキャラクターたちを紹介(配信中)
■第3回 『解放少女 SIN』を彩るメカとキーワード(本記事)
■第4回 ライター・浅葉たいがによる最速プレイリポート(2013年11月15日配信予定)
■解放機
全長11mの対空・対地兵装を持つ特殊ロボット。飛行形態にも変形可能。戦闘においては、パイロットがいなければ攻撃を行うことができない。パイロットはバイクのように跨って操縦する。
【カムイ】
搭乗者:大空翔子
新日本国発の解放機として、第一次解放戦争では単機ながら多大なる戦果を上げた。量産型解放機の元になった機体。
【クシナダ】
搭乗者:桜木芳乃
大統領の直援をする機会が多いため、防御に特化した調整が施されている。
【ククリ】
搭乗者:環 小神子
長距離狙撃兵器・及び誘導弾搭載機。遠距離からの支援に特化した調整が施されている。
【ヤガミ】
搭乗者:明星かぐや
近接戦闘兵器搭載機。拠点制圧に特化した調整が施されている。また、近接戦が多いため、シールドバレットも高出力型が装備されている。
【ウズメ】
搭乗者:不破 聖
通信機能と戦況分析、その即時対応に特化した調整が施されている。即時対応(救援・救護・アシスタントなどのサポート)のため、加速性に寄せた調整の結果、閣僚機中で最高のスピードを誇る。
■史跡兵器
さまざまなシーンで活躍する巨大な兵器。日本全国その地にあった史跡のように“偽装”が施されているため“史跡兵器”と呼ばれる。
【丹後式・イザナギドライバー】
解放機を弾丸として射出可能な、全長3.6kmにも及ぶマスドライバー。
【大江戸式・ツリーキャノン】
高出力の電磁砲で、あらゆる敵を粉々に粉砕することができる。
■その他の兵器
【国会議事戦艦“ながた”】
全長3kmを超える巨大な戦艦。国政の主要機関およびその機能をすべて内包し、前線にも出撃する新日本の中枢。現在は暫定首都、軽井沢に停泊している。
■大国の兵器
【機動兵器】
新日本国で解放機にあたる“大国”の機動兵器。自動操縦ではなく、パイロットが搭乗しているようだ。
【空母】
“大国”の航空兵力の旗艦となる空中空母。新日本国ではコードネーム“ドーマ”と呼ばれている。
■物語を彩るキーワードの数々
ここからは『解放少女 SIN』の物語を読み解くために重要になってくるキーワードの数々を紹介していく。
【新日本国】
“大国”の侵略によって、日本政府および日本の統治システムは瓦解したが、翔子の父大空翼一郎や左近田巌たちによるレジスタンス活動の結果、建国されたのが新日本国。初代大統領としてレジスタンス活動家のリーダーであった翼一郎が就任するが、志半ばに暗殺されてしまう。その後、大統領選に立候補した大空翔子が父である翼一郎の意思を継ぐ形で第二代日本国大統領に就任する。
【第一次解放戦争】
翔子の大統領就任後、国土の解放を目指して大国と争われた。新たに投入された兵器“解放機”と、それを操るための資質でもある高い解放力を背景に、大国との第一次解放戦争では単機で多大なる戦果を上げた。
【出馬システム】
大統領とその閣僚の軍事作戦参加を、正式に審判する民主的な手続き。480名の代議士たちによって、軍事作戦の参加を審判される。賛成票が過半数を超えない限り、出馬(※出撃)は認められない。
【解放力】
人間は大気中の神獣エネルギー“ミスティクル”を精神に取り入れた後、再び大気中に放出する。この結果、ミスティクルの濃度が高まることがあり、この濃度が高ければ高い程、その者の恩恵効果も比例して上昇する傾向にある。こうしたミスティクルに対して反応する力のことを“解放力”と呼び、政府は15歳になった者を対象に検査を義務づけた。これが解放力検査である。
【神獣】
超高エネルギー体にして、獣の形を成す神秘の存在。“第一次解放戦争”では大国に囚われていた神獣を解放した。
【国会議事戦艦“ながた”】
すべての政治機構が入っており、国を動かす要人たちが乗艦している。全長3kmを超える巨体でありながら高い機動力と強固な防衛システムも備える。第一次解放戦争後である現在は、暫定首都・軽井沢に常駐し、転入が止まない避難民たちの守りを担っている。また、そのあいだに学校や商業、居住施設が艦内に建設され、現在では国会議事堂戦艦だけではなく“都市型戦艦”の俗称も同時に使われている。
【バイオレット、コバルト、ノーカラー】
新日本国において、国民は三種に大別される。
▼バイオレット
政府、軍関係の従事者やその親族が属する特権階級。従事者といっても上層部のみに限定されていて数としては少数だがバイオレット以外の国民への命令権や、優先的な生存権など、さまざまな特権を得ている。かつての華族などに近い存在。バイオレットは“ながた”内での居住が優先的に認められている。
▼コバルト
民間人。軍人や政府関係者から、民業に従事する者や犯罪者など多岐に亘る。居住先はさまざまであり、“ながた”内に住む者や、外の居住エリア・スラムなどに点在している。
▼ノーカラー
最下層の人々。法律上の区分は明確であり、新日本国建国時、つまり4年前の段階で新日本国国籍を有しておらず、後に申請した結果国民として認められた者たちである。彼らが当時、国籍を獲得できなかった事情は、“戦場を彷徨っていたため、政府と連絡がとれなかった”、“1度日本を捨て、海外に逃げ延びた”、“敵の捕虜となっていた”などといった具合にさまざまである。大半が避難民居住地区であるロマンティック・スラムに住んでいる。最低限の人権こそ保障されているが、バイオレットやコバルトと比較して就業のハードルが高く、犯罪者以外の大半が低所得者である。
※次回(2013年11月15日配信予定)は最速プレイリポートをお届け!
解放少女 SIN
メーカー | 5pb. |
---|---|
対応機種 | PS3プレイステーション3 |
発売日 | 2013年12月5日発売予定 |
価格 | 7140円[税込] |
ジャンル | アドベンチャー / 戦争・SF |
備考 | 限定版は9240円[税込]、PS Store ダウンロード版は6300円[税込]、原案:須田剛一、ゼネラルプロデューサー:志倉千代丸、キャラクターデザイン:コザキユースケ、メカニックデザイン・監修:コヤマシゲト、原作:MAGES.、協力:グラスホッパー・マニファクチュア、レベルファイブ、開発:5pb.、プラネットG |