世界最速出展のプレイステーション4版、しかも日本語吹き替え版!

 2013年9月19日より開催中の“東京ゲームショウ2013”。ベセスダ・ソフトワークスの『ウルフェンシュタイン:ザ ニューオーダー』のプレイアブル版が、スクウェア・エニックスとソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアブースに出展されているので、体験してきたぞ。プレイステーション4版で、しかも日本語吹き替え版とあって、かなり期待してプレイしたのだが、その思いは裏切られなかった。

ベセスダ・ソフトワークス『ウルフェンシュタイン: ザ ニューオーダー』プレイリポート【TGS2013】_01
ベセスダ・ソフトワークス『ウルフェンシュタイン: ザ ニューオーダー』プレイリポート【TGS2013】_02
ベセスダ・ソフトワークス『ウルフェンシュタイン: ザ ニューオーダー』プレイリポート【TGS2013】_03

 最初に難易度を選べるので、ノーマルでプレイ。舞台はナチスとの戦いが激化する世界。ナチスの重要人物である“デスヘッド”を狙って、とある城に仲間とともに潜入するところからスタートした。城の壁に取り付いて、上方を目指して登っていくと、あちらこちらの窓から兵士がバンバン撃ってくる。体力が自動回復しないため、あっという間に視界が赤く染まっていく……。いきなり飛行機が城に突っ込んだおかげで、仲間ともはぐれてしまった。何回かチャレンジして、なんとか城内に潜入することができた。
 通路が入り組んだ城内は、不穏な空気が流れている。慎重に進んでいると、前方を歩く兵士を発見。後ろから近づいてナイフで倒す。このまま静かに進もうと思った矢先に、巡回する兵士とご対面! 両手にマシンガンを構えて、撃ちまくってやったのだが、銃声に気づいた兵士がどんどん集まってくる。壁や柱に隠れながら戦っているうちに、体力が順調に(?)減っていく。じっとしていれば体力が自動回復していく最近のシューティングに慣れている身では、自動回復なしというシステムはなかなかキツイ。しかも、敵はあらゆる場所から攻撃をしかけてくるのだ。倒した敵から回復アイテムやアーマーを入手しながら戦い続けて、なんとか窮地を脱出できた。
 仲間と合流するためのルートを探しているうちに、先程突っ込んだ飛行機が燃え盛る、吹き抜けのような空間に到達した。目の前に、巨大なガトリングガンが設置されている。強力な武器が置いてある場所は、それなりの攻撃を受けることは鉄則だ。ということで、すぐに猛烈な攻撃が襲ってきた。さっそくガトリング銃を持って応戦開始。しかし、このガトリング銃の爽快なこと! バッタバッタと敵をなぎ倒す。遠方の敵を狙うのは難しいが、敵が隠れている壁を粉々に砕いてしまうので、問題ない。慎重かつ確実に敵を倒すスタイルもいいが、強力な武器を携えて突っ込むスタイルも楽しめるのは、うれしいポイントだ。
 序盤とはいえ、銃撃戦はなかなかの歯応え。トライ&エラーをくり返しながら、徐々に先に進む能力を身につけるという遊びかたは、なつかしくもあり、新鮮でもある。ヘルス&アーマー制のきびしさと、洗練されたシューティングシステム、美しいグラフィックと最新のゲームエンジンで表現された世界が融合した本作は、新しいアクションシューティングゲームの誕生を感じさせる作品だ。試遊時間内では仲間と合流するところまでしか見られなかったが、このあとにもアッと驚く展開がくり広げられるそうだ。TGS 2013で体験できなかった人は、2014年の発売まで期待しながら待っていよう!

ベセスダ・ソフトワークス『ウルフェンシュタイン: ザ ニューオーダー』プレイリポート【TGS2013】_04
▲謎解きなどのアドベンチャー要素もあるのが本作の特徴。
ベセスダ・ソフトワークス『ウルフェンシュタイン: ザ ニューオーダー』プレイリポート【TGS2013】_05
▲これがナチスの悪魔“デスヘッド”。宿敵と言うべき存在だ。
ベセスダ・ソフトワークス『ウルフェンシュタイン: ザ ニューオーダー』プレイリポート【TGS2013】_06
▲死の淵をさまよった主人公は、ある事件をきっかけに覚醒する!