「アニメ化も夢ではないかもしれません」『艦隊これくしょん 艦これ』キーマン・田中謙介氏インタビュー【後編】

角川ゲームスが開発・運営を担当し、DMM.comが提供するブラウザゲーム『艦隊これくしょん 艦これ』。同作の指揮を執る角川ゲームスの田中謙介プロデューサー/ディレクターへ直撃インタビュー【後編】

●プロデューサー/ディレクター・田中謙介氏への直撃インタビュー後編!

 角川ゲームスが開発・運営を担当し、DMM.comが提供するブラウザゲーム『艦隊これくしょん 艦これ』(以下、『艦これ』)。前回の記事に引き続き、『艦これ』の指揮を執る角川ゲームスの田中謙介プロデューサー/ディレクターを直撃した。後編となる今回は、『艦これ』の今後の展開について詳しく語ってもらった。

【『艦これ』とは?】

 戦艦や駆逐艦、巡洋艦など、旧日本海軍を中心とした艦艇を擬人化したブラウザゲーム。プレイヤーは艦隊を率いる提督として、艦娘(かんむす)と呼ばれるキャラクターたちを集めて育て、敵軍の待つ海域へと進軍するのだ。艦娘たちは、装備の変更を行うことで、火力特化や対潜仕様といったカスタマイズが可能。お気に入りの艦娘たちで、最強の艦隊を結成しよう!


■『艦これ』気になる今後の展開とは?

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■角川ゲームス プロデューサー/ディレクター
田中謙介氏(文中は田中)

──そのほか、追加予定のシステムなどはありますか?
田中 現在は、お気に入りの艦娘を99レベルまで育てると、それ以上に育てることができませんが、これを100レベル以上にできるシステムは準備に入っています。

──それは提督の皆さんにとって朗報ですね。
田中 ただ、ふつうにやったのではおもしろくないので、ちょっと仕掛けをしようかと。なんかちょっとバレてるみたいなんですが……。

──詳しく教えてください!
田中 まあ、なんて言うんでしょうか。お気に入りの手塩にかけて育てた“艦娘”が少し提督にデレて。それに合わせて、ちょっと大げさなエフェクトもかかったりして。なんじゃこりゃ、みたいな(笑)。

──早く実装してください!
田中 わかりました!

──すみません、ちょっと取り乱しました。先日は新たな潜水艦娘も公開されていましたが、その実装時期は?
田中 伊19ですよね? これは……言っちゃっていいか。じつはあれは『コンプティーク』さんにビシッと載りましたけど、本当は公開する予定じゃなかったんですよ。

──え……えっ?
田中 まず、本当は伊19は、先日のイベント(南方海域強襲偵察!)で出そうと思っていたんです。ただ、イベントの制作と『コンプティーク』さんの記事の制作が同じタイミングだったので、資料を渡して記事をごりごりと書いてもらっていたんですね。そうしてできた記事を見ながら、「さー、イベント実装しよーっと」と、作業フォルダを見ていたら「あれ、伊19のボイスデータがないクマー」と。そこでわかったんです。「これは伊19の声を録り忘れたクマ―」と。

──なんと……。潜水艦ですから、声は伊168や伊58と同じく、中島愛さんですかね?


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▲伊168と伊58。

田中 いえ、3人同じというのもどうかしらと思い、ほかの声優の方にしようとしていたんです。それで録り忘れてしまって。そこで、まずイベントの実装のほうで困ったと、違うところで投入する予定だった鈴谷と熊野を代打投入することにしました。

──突貫工事ですね(笑)。
田中 いや、すみません。ただ、『コンプティーク』さんのほうは、すでに作ってもらった記事を直してもらうのも非常に忍びなかったので……というか校了タイミングで「印刷所ガー」というタイミングだったので“独占スクープ”ということにしてもらおうと! 同編集部の熱血編集提督は喜んでいたりしましたが。伊19は、今後実装されます、すみません!

──そんな秘密があったんですね。新たな艦船で言えば、海外の艦船が実装されるのか、ということも気になります。
田中 これもばっちり予定があります。それに至る仕組みも潜水艦の遠征を絡めて、何かできないかなと思っています。

──いろいろな国の艦船が出るんですか?
田中 ドイツ、アメリカ、イギリスなど、いろいろな国の艦船を出したいと思っています。「え! この絵師さんが!」という方もスタンバイ中です。お楽しみに!

──期待しています! それと、先ほどイベントの話が出たのでお伺いしたいのですが、イベントで大和を取った人数が10000人規模というのは、想定していたんですか?
田中 そうですね。これは、よい感じだったとホッとしています。

──潜水艦でイベントマップのゲージを削れるというのは、想定していたんですか?
田中 はい、もちろん。だって、「潜水艦使えなーい!」とか言われていましたので、いやいや漸減作戦とか地味だけどできますよ、と。ただ、潜水艦漸減オペレーションで削るのは忍耐力が必要ですし、そこまでやってくれるならという感じでした。「潜水艦はじつは使えるのです!」というところもアピールしたかったですし。ただ、マップ3-4(北方海域艦隊決戦)までクリアーできるというのはちょっと想定外だったので、そこは先日のアップデートで少し布陣を変えて、対応させていただきました。

──フラッグシップ軽巡なども登場しましたし、大きなアップデートでしたね。ちなみに、大和の中破イラストで左側がひどくやられていたりなど史実を反映していますが、艦娘たちのああいったイラストは、どうやって発注しているのですか?
田中 私たちが考えてお願いすることもありますが、絵師さんたちもとてもとても考えてくれるんですよ。たとえば、吹雪や赤城の絵を描いてくれているしばふさんは、本当に緻密にやってくれていて。赤城の中破イラストは、ミッドウェー海戦で空母の赤城が被弾した箇所と同じところに被弾しているんです。あれは私たちが細かく発注しているのではなくて、しばふさんの情熱なんです。だから、艦娘たちは本当にみんなの手で作っている感じです。それは声優さんも同じで、複数キャラクターの声を、それぞれの引き出しをめいっぱい開けてくれて、魂を込めて演じてくれて。演じる艦娘の元になった艦船について、詳しく調べてきてくれた方もいました。艦娘は、私の書いたテキストやデータだけじゃ話にならなくて、それにイラストレーターさんと声優さんが生命を吹き込んでくれて、そして提督が彼女たちを愛してくれることで完成すると思っています。


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▲しばふ氏が手掛けた吹雪。

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▲大和にも、随所に絵師のこだわりが見られる。左が改造前で、右が改造後。

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▲新たな艦娘も続々と追加されている。こちらは舞風。

──まさに、『艦これ』はみんなで作っている作品、ということなんですね。では、『艦これ』の今後について気になっていることをお伺いします。ズバリ、アニメ化のご予定はありますか?
田中 いま、何か明確な答えをすることはできないのですが、本プロジェクトを立ち上げたかなり早い時点で、角川グループのアニメ事業を牽引する先輩方にデザインを見ていただいたり、アドバイスをもらってフィードバックしたりしていました。提督の皆さんの熱いご支援があれば、アニメ化も夢ではないかもしれませんね。縦横無人に動く艦娘をテレビで見ることがもし叶ったら、それは本当にうれしいことですね。

──ぜひお願いします! 話は尽きませんが、最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
田中 現在新規で『艦これ』を始めたい方も本当にたくさんいらっしゃって、すべての方にすぐプレイしていただける環境をご用意できなくてたいへん申し訳なく思っています。現在も鋭意サーバーやシステム環境を強化しています。また、現在作戦行動中の提督の皆さん、いつも本当にありがとうございます! 今後も提督の皆さんといっしょに『艦これ』の世界を創造していけたらと思います。これからも『艦これ』と“艦娘”を末永く、どうぞ、よろしくお願いいたします!


【告知】ファミ通.comでは現在連載中のコミックとイラストコラムに続き、新米提督必見のプレイガイドを近日スタート予定! お楽しみに!!


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