あらゆるフライトモノがサポートしてほしいところ!
まだ開発機が出荷されている段階でありながら、日本でも有志によるイベントが行われるなど、各地で話題を呼ぶVRゲーミングデバイス“Oculus Rift”。今後、大手メーカーによる採用例が増えるかもしれない。
今回発表されたのは、オンラインゲーム『EVE Online』やプレイステーション3のFPS『DUST 514』のCCP Gamesの『EVE: Valkyrie』。Rift専用の対戦型スペースコンバットシムとして、2014年のリリースを目指している。
本作のベースとなっているのは、今年4月にアイスランドのレイキャビクで行われたCCP Gamesのファンイベント“Fanfest 2013”で来場者へのサービスとして試験的に公開された“EVR”。当時はあくまで実験的プロジェクトだったが、晴れて正式プロジェクト化された形だ。
すでに本誌で体験リポートをお届けしているように、ピッチ、ヨー、ロールの3軸の操作に加えてパイロットの視点操作があるフライトシムとRiftの組み合わせは相性抜群。機を操作しつつ、周囲をぐるぐる見回しながらのドッグファイトがストレスなく楽しめる。フライトモノではGaijin Entertainmentの『War Thunder』が対応しているのも、この相性の良さがゆえだろう。
Oculus RiftのようなVRヘッドマウントディスプレイでは、かつてない没入感のVR体験ができる。フライトシム以外にも、一人称視点のアドベンチャーや、レースゲームなど、幅広い分野で応用が可能だし、VRならではの表現なども今後続々と登場するはずだ。現状ではPCでの利用が前提となっているが、仮に家庭用ゲーム機が対応すれば、新たなブレイクスルーの可能性があると思うのだが……いかがでしょうか?