謎の施設を建設したのは、じつは……?
カプコンから、2013年8月29日発売予定のプレイステーション3・Xbox 360用ソフト『ロスト プラネット 3』。先日掲載したプレイレポート第1弾の続きをリポートしていこう。
氷の洞くつにデータポストを設置する仕事を達成した主人公ジム。するとデータポストが“T-ENG”(サーマルエナジー)を吸い上げる際に生じた熱によって、周囲の氷が溶けて謎の施設が突如出現。「なんじゃこりゃー!?」とビックリしたところで、前回のリポートは幕を閉じた。今回はこの施設の正体を探るべく、内部へ足を踏み入れるところからスタートだ。
施設内部は廃墟というほど損傷していないが、いたるところが凍りついていたり、イスに死体が鎮座していたりと、何か事件はあった様子。発電機を再起動させたり、巨大な扉を開けたりして進んでいくと、奥はエイクリッドの巣のような状態になっていた。やはり、エイクリッドに襲われて施設は壊滅したのだろうか?
探索を続けるうちに、ビデオレターを発見。映像に映っていた人物は「ここから出ることができなければ……」、「あれから誰とも連絡がつかない」など、何か事件があったことをほのめかすメッセージを残していた。ふと横を見ると、機械には“NEVEC”のロゴが記載されていた。
シリーズ経験者ならおなじみだが、この“NEVEC”というのは、“EDN-3rd”での入植を進める企業。そして、現在ジムが所属している組織でもあるのだ。
“EDN-3rd”を訪れたのは、今回の入植団が初めてのハズ。それなのに、目の前にあるのは過去に作られたNEVECの施設。夢を見ているのでなければ、我々以前にもNEVECはこの星で活動し、それを隠そうとしている!
とにかく、ジムが施設を発見したということを証明するため、ムービーデータの入手を試みる。バックアップがある頂上階を目指して進むが、施設の窓ガラスが突如割れ、超巨大なエイクリッドが襲ってきた!!
これまでに見たエイクリッドとは一線を画す巨体を持つエイクリッド“ハイビーン”は、大型すら超える、カテゴリーGに分類されるタイプ。幾度とない戦いの末、ついに撃退することに成功。……かに見えた瞬間、ハイビーンは最後の一撃でURを攻撃、ジムはURごと崖から落下してしまう。大けがを負い、薄れゆく意識の中でジムが目にしたのは、かつて何度か見かけた謎の人影だった……。
いったい彼女の正体は!? と続きが気になるところで、今回のプレイ範囲は終了。シリーズおなじみの悪役(?)企業“NEVEC”の陰謀、そして事件に関係があると思われる謎の女性と、つい先を知りたくなるストーリー展開だ。アクション部が注目されがちな本シリーズだが、魅力的な物語も忘れてはならない。
ジムの行く手を阻むエイクリッドの詳細を公開!
ここからは“EDN-3rd”に棲む原住生物、エイクリッドについて解説していこう。エイクリッドは多数のタイプが存在しており、それぞれで有効な対処方法が異なる。うまく弱点を突けば、それだけ有利に戦闘を進められるのだ。
◆タルカー
ひとつめは、今回の施設で出会った小型のエイクリッド“タルカー”。体は小さく攻撃力も低め。耐久力もほとんどなく、弾丸を1~2発当てれば倒せるため、個体としての脅威はさほどではない。だが移動は素速く攻撃を当てにくいため、戦いにくい相手だ。さらに同時に複数で襲ってくることが多いため、油断は禁物。ナメてかかればあっという間に倒されてしまうだろう。
◆ウォッドアイ
今回の施設で初めて登場した、もうひとつのエイクリッドが“ウォッドアイ”だ。人間ほどもあるカマキリといった印象で、オスとメスが存在する。赤いメスが遠距離から弾丸を無数に飛ばしてきて、その隙に青いオスが突進攻撃を仕掛けるという、チームワークで攻撃してくるやっかいな敵だ。とくにショットガンの散弾さながら飛んでくる弾丸は非常に強力で、当たればあっというまに大ダメージを受けてしまう。カバーポジションで慎重に戦いたいところ……なのだが、モタモタしているとオスが突進攻撃を仕掛けてきて、ヘタをすれば板挟みになって戦況が悪化することも。
◆ボルグ
続いて、前回のレポートに登場した“ボルグ”を紹介しよう。巨大なカニのようなこのエイクリッドは、その大きなツメで攻撃してくる。当たれば大ダメージ必至だが、うまく避ければツメは地面に突き刺さり、大きなスキができる。このタイミングを狙って、弱点である関節や背中を攻撃するのだ。また、口も弱点となっているため、大きく口を開けたときにグレネードを投げ込めば、背中についている氷を一気に破壊することが可能。両腕がなくなったあとは突進攻撃を仕掛けてくるため、これまたタイミングよく避けて背中を攻撃していきたい。
◆ハイビーン
最後に紹介するのは、今回紹介した施設で待ち受けている巨大ボスの“ハイビーン”。施設の外に登場し、窓を破壊して攻撃してくる。口から伸びる巨大な触手で攻撃しつつ、タルカーのタマゴを産み落としてくるやっかいな敵だ。ふ化したタルカーを処理しながら、触手を避けつつ弱点を攻撃する必要がある。
弱点である頭部にある程度ダメージを与えると撤退するが、また別の部屋で出現したりと、かなりしぶとい相手。最終的には屋外にてURで戦うことになる。初戦同様、口から触手を伸ばして攻撃してくるため、タイミングよくガードを成功させればスキが生じる。触手をウィンチでつかんで引き寄せ、ドリルで一気に攻撃するのだ。
タイプごとに特性がまったく異なるエイクリッドが登場するため、その都度違った戦いかたを楽しめる本作。今回紹介したのはプレイレポート範囲での情報のため、ゲームを進めて新たな武器を入手すると、さらに攻略の幅が広がる可能性はある。単に狙って撃つだけではなく、うまく攻撃を避けて相手にスキを作り出す、カプコンらしい戦いを楽しめる作りになっていると感じた。
ほかのエイクリッドも気になるところだが、今回のレポートで紹介できるのはここまで。気になるストーリーの続きやそのほかのエイクリッドに関する情報は、実際にプレイして確かめていただきたい。発売まで待てない! という人は、夏休みを利用して過去作をプレイしてみてはいかがだろうか。
ロスト プラネット 3
メーカー | カプコン |
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対応機種 | PS3プレイステーション3 / X360Xbox 360 |
発売日 | 2013年8月29日発売予定 |
価格 | 6990円[税込] |
ジャンル | シネマティックシューティング |