大阪ならではの掛け合いで会場一体の盛り上がり!

2013年7月22日(日)、大阪府のオリックス劇場にて、『アイドルマスター』8周年のライブツアーイベント“THE IDOLM@STER 8th ANNIVERSARY HOP! STEP!! FESTIV@L!!!”の大阪公演の2日目が開催された。名古屋、そして前日の大阪に続く、『アイドルマスター』8周年ライブツアーの3公演目で、多くのプロデューサー(『アイドルマスター』のファンのこと)が一体となる盛り上がりを見せた。
大阪公演の2日目は、前日と同じく『アイドルマスター』の声優陣から、中村繪里子(天海春香役)、仁後真耶子(高槻やよい役)、浅倉杏美(萩原雪歩役)、下田麻美(双海亜美/真美役)、原由実(四条貴音役)、若林直美(秋月律子役)、滝田樹里(音無小鳥役)の7人が出演。また、ゲストは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』から、前日と同じ五十嵐裕美(双葉杏役) 、松嵜麗(諸星きらり役)に加え、新たに原紗友里(本田未央役)が参加し、計10人のキャスト陣が、大阪の2日目のステージを盛り上げた。
セットリストは、基本的に前日と同じ構成で、前日の高森奈津美が歌った『おねだり Shall We ~?』が、原紗友里が歌う『ミツボシ☆☆★』に変わっていた。また、リーダーを務めるのも前日と同じく仁後と滝田の“3分の2オヤジーズ”(由来は、後述の前日記事を参照のこと)。そのため、本記事では前日から演出的に変わった部分などを中心に取り上げる。大阪公演の全体の概要が知りたい方は、前日の記事をご覧いただければ幸いだ。
※『アイマス』8周年ライブの名古屋公演をリポート!
※会場がひとつになって盛り上がった『アイドルマスター』8周年ライブ大阪公演初日リポート
本日も前説は、765プロの高木順二朗社長。今回もご当地ネタの挨拶などを織り交ぜつつ、今回は「とあるソーシャルゲームで、今日がんばらないと上位入賞できないという人も、いまは戦線離脱してくれたまえ」と、ライブに参加しているプロデューサー陣の多くが思い当たる、某ソーシャルゲームを話題にしていた。


7人による『神SUMMER!!』でライブが始まると、早速プロデューサー陣はヒートアップ。そのまま、各人の挨拶へと入っていく。テンションの高い挨拶が続くなか、最後の仁後の挨拶で、恒例の“ハイ、ターッチ! イェイ”の部分で、“うっうー!”で中断してしまうというトラブルがあったものの、仕切り直しの“ハイ、ターッチ!”では、いつも以上の盛り上がりを見せていた。そのまま、『太陽のジェラシー』(中村)、『I’m so free!』(原、滝田)、『MOONY』(下田、浅倉)、『愛 LIKE ハンバーガー』(仁後、若林)と、ソロ&デュオ曲を披露。続くトークでは、中村が『太陽のジェラシー』のサイリュームの光を“海のようだった”とうれしそうに表現していた。また、前日にも話題に挙がった『愛 LIKE ハンバーガー』の新たな振りつけの話に。若林の希望で、『ウェスト・サイド物語』のような振りつけが加わったということだが、じつは若林が好きなミュージカル“ハロー・ドーリー!”をオマージュしていたことから、新たなクルマに乗るような振りつけ部分を”ドーリーパート”と、ひそかに呼んでいることを明かしていた。








トークから、ゲストコーナーへ。ゲストとして登場したのは、『シンデレラガールズ』の原紗友里、五十嵐、松嵜の3人。五十嵐と松嵜は前日から続いての登場だったが、原紗友里は今回が初。元気いっぱいに本田未央らしい挨拶をすると、大きな温かい歓声で迎えられていた。そして、ゲストのことを詳しく知るための質問コーナーに。最初は、原から五十嵐への質問として、“五十嵐の演じる杏がドヤ顔をすることが多いのだが、五十嵐自身の渾身のドヤ顔を見せてほしい”という、質問というかリクエスト。五十嵐は、親指と人差し指で丸を作りつつ、見事なドヤ顔を見せていた。つぎの質問は、浅倉から松嵜への“もしプロデューサーさんにプロデュースされるなら、どんなプロデューサーさんがいいですか?”というもの。困っている松嵜に、浅倉が“アイドルっぽく”とリクエストをすると、松嵜は「昨日、アイドルっぽさを教えてもらったんですけど、忘れちゃって……」と、見事な前フリ。そこから、まさかの“先生”扱いを受けた、浅倉が前日同様に“あずみん”コールを受け、アイドルらしい見本を見せることに。戸惑いつつも、浅倉は泣き真似から、“ひとりなんて選べないから、みんなが大好き!”と再び流れるようなアイドルポーズを披露。松嵜は、照れながらも“神宮球場にいっぱい行っても怒らないプロデューサーがいい”と、自分なりのアレンジを加えながら、見事なアイドルポーズを決めていた。そして、原紗友里への質問は、中村から。原由実と原紗友里で、原がふたりいることから、“どう呼んでほしい?”というもの。これには、原紗友里は、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のラジオ『デレラジ』で“さゆさゆ”といったあだ名の候補があったものの、“メシア(救世主)と呼んでもいい”が、“飯屋(めしや)”と聞き間違えられ、けっきょく“飯屋”が定着したことを報告。すると、ご飯大好きな原由実から“飯屋、いいじゃないですか~!”とお墨つきをもらっていた。
今度は、3人から7人への質問に。そこで“飯屋”こと原紗友里が、“ライブでいちばんキター! と盛り上がる瞬間はいつですか?”と聞くと、誰が答えるかという流れから、なぜか“繪里子!”コールが発生。自然と中村が答えることになる。そこで、中村が答えようと話始めるも、観客がクスクスと徐々に笑い出し、中村が“心が折れそう”と苦笑しながら中断することに。だが、そこで仁後はフォローどころか、“えりちゃんのうまいこと、大好きだから”と、まさかのハードルを上げてしまう。そして、中村が行ったのが、“仁後真耶子が大阪公演でキラキラなことを言ってくれる瞬間”と、仁後へのパスで仕返し。会場全体から発生する“真耶子”コールのなか、仁後は擬音混じりで、“ステージに出たときに観客のテンションが上がる瞬間”と告げると、若林や中村から“コール&レスポンス”と、フォローを受けていた。
ゲストのライブコーナーでは、原紗友里、五十嵐、松嵜の3人が『お願い! シンデレラ』を披露。今回は、前日の『ハピ☆ハピver』と異なる通常バージョンだったが、観客のコールで自然と“にょわにょわ”が入ることに。とはいえ、2番からは“にょわにょわ”ではなく、“フーフー!”の一般的なコールに修正されるあたり、プロデューサー陣の練度の高さが感じられた。その後、五十嵐が『あんずのうた』、松嵜が『ましゅまろ☆キッス』を披露。そして、初披露となる『ミツボシ☆☆★』では、“歓声”の部分できっちり歓声が挙がるなど、初披露と思えないコール&レスポンスで、会場が一体となっていた。






その後は、リクエスト曲の『きゅんっ! ヴァンパイアガール』(仁後、滝田)から、ソロ曲の『キラメキラリ』(仁後)、『何度も言えるよ』(浅倉)、『乙女よ大志を抱け!』(中村)、『空』(滝田)、『黎明スターライン』(下田)、『いっぱいいっぱい』(若林)、『風花』(原)、『Slapp Happy!!!』(仁後)、『光』(滝田)が披露され、7人による『カーテンコール』を経て、アンコールへ。












アンコールの1曲目は、7人の『READY!!』と、原紗友里、五十嵐、松嵜の3人を加えた10人による『THE IDOLM@STER』。ステージ中を歩き回りながら、プロデューサー陣に手を振り、8周年ライブの大阪公演の最後を飾る。そして、最後の挨拶では、仁後と滝田が音頭を取り、恒例の「『アイマス』ですよ! 『アイマス』」で、最大級の歓声とともに大阪公演が幕を閉じた。


■THE IDOLM@STER 8th ANNIVERSARY HOP! STEP!! FESTIV@L!!!
2013年7月22日大阪公演セットリスト
01. 神SUMMER!!(中村、下田、浅倉、原、仁後、滝田、若林)
02. 太陽のジェラシー(中村)
03. I’m so free!(原、滝田)
04. MOONY(下田、浅倉)
05. 愛 LIKE ハンバーガー(仁後、若林)
06. お願い! シンデレラ(原(紗)、五十嵐、松嵜)
07. あんずのうた(五十嵐)
08. ましゅまろ☆キッス(松嵜)
09. ミツボシ☆☆★(原(紗))
10. きゅんっ!ヴァンパイアガール(仁後、滝田)
11. キラメキラリ(仁後)
12. 何度も言えるよ(浅倉)
13. 乙女よ大志を抱け!(中村)
14. 空(滝田)
15. 黎明スターライン(下田)
16. いっぱいいっぱい(若林)
17. 風花(原)
18. Slapp Happy!!!(仁後)
19. 光(滝田)
20. カーテンコール(中村、下田、浅倉、原、仁後、滝田、若林)
【アンコール】
21. READY!!(中村、下田、浅倉、原、仁後、滝田、若林)
22. THE IDOLM@STER(中村、下田、浅倉、原、仁後、滝田、若林、原(紗)、五十嵐、松嵜)