みんな『バーチャ2』やるのね、やっぱ

 2012年9月20日から23日にかけて、幕張メッセで東京ゲームショウ 2012が開催中。22日、セガブースで“なごなま ~ゲームクリエイター名越稔洋の生でカンパイ~”公開生放送が行われた。ステージに登場したのは、MCの椿姫彩菜と『龍が如く』シリーズ総合監督の名越稔洋氏。

 『龍が如く5』の全国5大都市プレミアム上映会の模様なども振り返りつつ、TGSデモの紹介も行われた。今回のデモはストーリーモードの体験のほか、各5都市を歩き回れるアドベンチャーモードもプレイ可能。街を再現するにあたっては、地元の人と外部の人でスポットが違っていたりするため、そのあたりは各都市の地元の人に調査も行っているそう。

 ちなみにブースを見に行ったところ、ゲーム内の『バーチャファイター2』や『太鼓の達人』、マンガなどが人気すぎて、パッと見『龍が如く』ブースではない感じなぐらいだったとか。ゲーム本編にそれだけの魅力的なサイドコンテンツが揃っているというのは、それはそれでスゴい話だし、オープンワールド系のゲームとしては正解です!

名越稔洋氏が生でカンパイ……はしなかったが、予想以上にオトナな内容になった“なごなま”公開生放送【TGS 2012】_02
名越稔洋氏が生でカンパイ……はしなかったが、予想以上にオトナな内容になった“なごなま”公開生放送【TGS 2012】_01
名越稔洋氏が生でカンパイ……はしなかったが、予想以上にオトナな内容になった“なごなま”公開生放送【TGS 2012】_03

 今回は東京ゲームショウでの収録ということで、さすがに冒頭の乾杯はなかったのだが、事前に募集した質問に名越氏が答えるコーナーの質問内容が、30代女性からのリアルな恋愛相談(結婚を前提に2ヶ月前に同棲を始めたがプロポーズの言葉をもらっていない、とか)だったり、若いお母さんの子育ての悩みだったりと、なぜか必要以上にオトナな内容。
 ゲームに関係があったのは高校3年生からの「プロデューサーになるにはどうすればいいですか」という質問ぐらいだったが、いずれの質問にも真摯に回答する名越氏だった。
 ちなみにその高校生からの質問には「割と簡単になれますよ」と即答。何かやっているかとすれば、自分が普通の人間だからこそ頑張ってやっているぐらいだと語り、セミナーに出てみたり、情報収集を行って、どんな業界なのかが見えてきたら慌てずしっかりやればいい、と答えていた。

名越稔洋氏が生でカンパイ……はしなかったが、予想以上にオトナな内容になった“なごなま”公開生放送【TGS 2012】_04
▲うむ、重い……。

 最後に今作の見所を聞かれると、ゲームエンジンを根本からブラッシュアップしたことを挙げ、「ずいぶん変わったね」と言われるのがうれしいとコメント。ゲームとしての手触り感が実際どうなっているかは、本誌のTGSデモのプレビュー記事や、あとはTGSに直接来れる人は、ぜひ明日セガブースでチェックしてみてほしい。