『モンスターハンター4』のプレイアブル版で選択可能な13種の武器を検証レポ!

 大剣や太刀、弓など、全部で13種類ある武器の中から、好きなものを選んでプレイできる『モンスターハンター4』のプレイアブル版。段差を利用したジャンプ攻撃や新アクションなどがすべての武器に盛り込まれていて、プレイ中に試遊可能。"武器別リポート Part.2"では、大剣や太刀、ハンマーなど、残る6つの武器について解説していくぞ。
(武器別リポート Part.1はコチラ

<大剣

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.2【TGS 2012】 _05

・重そうなジャンプ斬りは使い勝手がいい

ジャンプ中にXボタンを押すと、新アクションのジャンプ斬りがくり出せる。巨大な剣を振り下ろす様はド派手なうえに、モンスターにも大ダメージを与えられそうな印象。モーションはダイナミックなのだが、比較的攻撃を当てやすいと感じた。また、大型モンスターの特定の部位にジャンプ斬りをヒットさせることでモンスターに乗ることができるため、段差のある場所で積極的に使っていくことになりそう。

・強なぎ払いで連携のバリエーションが増加!

新たなアクションの強なぎ払いは、強溜め斬りやジャンプ斬り後、XボタンかAボタンを押すとくり出せる。大剣を目いっぱい横に振りまわすので、攻撃範囲が非常に広く感じた。しかし、これまでのシリーズをプレイした人ならわかると思うが、強溜め斬りは溜める時間がかかるため、強溜め斬り→強なぎ払いという連携攻撃をくり出せるタイミングは、モンスターの隙が大きいときなどに限定されそう。しかし、ジャンプ斬りからなら比較的隙が少ない印象だったので、こちらの連携は使い勝手がよさそう。このほかにも、縦斬り→回避行動や、縦斬り→横殴り→強溜め斬りといったおなじみの連携攻撃も違和感なく使えた。これに強なぎ払いが加わったことで、状況に応じて連携を使い分けるのが楽しくなりそうだ。

<太刀

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.2【TGS 2012】 _06

・気刃踏み込み斬りのおかげで攻撃の自由度が増加

太刀のもっとも大きな変更は、斬り下がりや左右移動切りの後にRボタンを押すことで、前方に移動しながら斬り上げを見舞う“気刃踏み込み斬り”がくり出せるようになったこと。気刃踏み込み斬りの後は、Rボタンで気刃斬りIIIに、Xボタンで斬り上げ(突きの後に出せるアレ)に派生する。気刃斬りIIIからは、もちろん気刃大回転斬りにつながるので、練気ゲージの色を変えるチャンスが増えたと言えるだろう。また、移動斬りや斬り下がりでコンボが途切れなくなったのもうれしい。

・ジャンプ攻撃はかなり使いやすい

太刀は通常のジャンプ攻撃に加えて、空中でRボタンを押すことで“ジャンプ気刃斬り”がくり出せる。気刃斬りIの空中バージョンというようなモーションで、練気ゲージが白以上のときは、2連撃を行う“ジャンプ気刃2連斬り”に変化するのだ。ジャンプ攻撃はリーチがかなり長く、非常に当てやすい印象。それとは対照的に、ジャンプ気刃斬りは横方向への攻撃範囲が広めに感じた。

<双剣

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.2【TGS 2012】 _04

・鬼人強化の爽快感は健在

Rボタンを押して“鬼人化”の状態となり、強力な攻撃が行える双剣は、地上では従来のシリーズとほぼ同じ戦いかたができる。鬼人化中にモンスターに攻撃を当てることで“鬼人ゲージ”が溜まり、このゲージが最大になると“鬼人強化”の状態となって攻撃速度が上がる点もこれまでどおりだ。

・空中回転乱舞でモンスターを切り刻む!

段差からのジャンプ中にRボタンを押すと、空中で鬼人化可能。高所からモンスターに向かって空中鬼人化を行えば、スムーズに乱舞へ移行できるのだ。また、鬼人化中または鬼人強化中にBボタンを押すと、“鬼人回避”となるが、鬼人回避中に段差から下りると、“空中回転乱舞”が発動し、きりもみ状に回転しつつ連続攻撃を行う。モンスター乗り状態を狙うこともできるので、積極的に活用したいところだ。さらに、空中回転乱舞中にXボタンを押すと、強力な“回転乱舞フィニッシュ”を出せる。空中では、これまで以上に火力重視の立ち回りができた印象だ。

<ハンマー

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.2【TGS 2012】 _03

・溜めながら段差を登り降り

Rボタンを長押ししてから離すことで、溜め攻撃をくり出せるハンマー。溜め中も移動可能で、この溜め攻撃がハンマーの立ち回りの生命線なので、「段差を登り降りするとき、溜めは解除されるのか?」という疑問が筆者にはあったのだが、うれしいことに、登り降りしても溜めは継続だった。『モンスターハンター4』でもこれまでと同様に、溜め攻撃をメインにしながら立ち回っていくことになりそうだ。また、段差を使ったジャンプからは、ほかの武器と同じくXボタンでジャンプ攻撃がくり出せるが、溜めながらジャンプし、空中で溜めを解除することで、溜め3攻撃のジャンプ版のような“ジャンプ溜め攻撃”が行える。溜め段階が変わっても攻撃のモーションは同じで、威力が変化するようだ。

・溜め攻撃の使用感が微妙に違う?

本作の試遊をしているとき、偶然にも、カプコンの公式タイムアタック大会“モンハンフェスタ”で何度も好成績を収めているプレイヤーに会った。その彼いわく、「溜め攻撃のモーションが若干変わっている」とのこと。詳しく聞くと、通常攻撃から溜めに移行する際、これまでの『モンスターハンター3(トライ)G』などではハンターが若干後ろに下がって構えていたのだが、『モンスターハンター4』はそうではなくなったというのだ。ふだんハンマーを使っている筆者は、恥ずかしながらまったく気づかなかったので、さすがトッププレイヤーと言うべきだろう。東京ゲームショウに行く予定があるハンマー使いの方は、ぜひ気をつけて見てみてほしい。

<ガンランス

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.2【TGS 2012】 _01

・攻撃の新たな起点となる新アクション

新アクションのジャンプ叩きつけは、ジャンプ中にRボタン+Xボタン+Aボタンでくり出せる。ガンランスはリーチが長い武器なので、ジャンプ叩きつけの攻撃範囲はやや広めに感じた。今回のプレイでは大型モンスターの背中に乗ることもできたので、ジャンプできる場所では非常に活躍しそうなアクションだ(すぐに振り落とされてしまったけど)。

・攻撃とリロードを同時に行える便利な新アクション

移動しながらXボタンを押すと、踏み込みつき上げをくり出せる。このアクションは従来のシリーズ作品と同様なのだが、この踏み込みつき上げをくり出しながら段差をジャンプすると、ジャンプリロード叩きつけがくり出せる。これはその名の通り、空中で弾薬をリロードしつつ、さらに叩きつけ攻撃をくり出すというもの。ガンランスは砲撃が魅力の武器なので、攻撃とリロードを同時に行えるこのアクションは積極的に使いたくなる。このほか、ガンランスの最大の特徴である龍撃砲をモンスターに当てると相変わらず気持ちいいし、フルバーストの爽快感も格別。砲撃→クイックリロードのカッコよさも健在だった。

<スラッシュアックス

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.2【TGS 2012】 _02

・二連斬りでダメージアップ

新たに追加されたのは、剣モードの二連斬り。これは、横斬りの後にXボタンを押すと発生する攻撃で、ボタンを1回押すだけで2連の斬撃をくり出すと言うもの。縦斬り、横斬り、斬り上げと比べて少々隙が大きいので、不用意に出すとモンスターからの反撃を受けてしまうことも。「ここはいける!」という場面でのみ、使うと効率よくダメージが与えられそうだ。

・振りまわしからなぎ払いフィニッシュへ!

もうひとつ追加された攻撃が、斧モードで、振りまわしからのなぎ払いフィニッシュ。モンスターがダウンしたときや罠にはまったときなどのビッグチャンスで、振りまわしから縦斬りにつなげてさらに攻撃を続けるか、タイミングを見計らってなぎ払いフィニッシュにいくか、新たな選択肢が追加されたというわけ。威力のほどはプレイした限りではわからなかったが、それなりに強めだろうと思われる。

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