『モンスターハンター4』のプレイアブル版で選択可能な13種の武器を検証レポ!

 大剣や太刀、弓など、全部で13種類ある武器の中から、好きなものを選んでプレイできる『モンスターハンター4』のプレイアブル版。段差を利用したジャンプ攻撃や新アクションなどがすべての武器に盛り込まれていて、プレイ中に試遊可能。"武器別リポート Part.1"では、とくに新要素が多く含まれている下記の6の武器をリポートするぞ。

■新武器の"操虫棍"の詳細リポートは、【こちら】の記事をチェック!

<ランス>

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.1【TGS 2012】_03

・段差がなくてもジャンプが可能!
新たなアクションとして、突進中にスライドパッド↑+Bボタンで突進ジャンプが追加。突進中なら段差がない場所でもジャンプすることが可能。また、突進で段差に突っ込むと、そのままジャンプすることができる。多少の段差は気にせずに突進で走り続けられるので、突進をしているだけでもかなり楽しい。突進ジャンプ後からは攻撃が可能で、大型モンスターの特定部位にヒットさせれば、モンスター乗り状態になるとのこと。残念ながら、今回のプレイではモンスターに乗ることはできなかったが……。

・段差を利用したアクションも多彩!
段差でのジャンプからは、Xボタンのジャンプ攻撃のほか、Rボタン+Xボタン+Aボタンで武器出し突進が可能。これらの攻撃でもモンスターの特定の部位に当てればモンスター乗り状態になるとのこと。そのほか、段差の上からガード前進で飛び出すとガードジャンプになる。これでガードしながら安全に降りられそうだ。また、武器を構えた状態でも多少の段差は乗り降りできるので、わざわざ武器をしまって段差を越えるということにはならなかった。・突進から振り向き攻撃が追加!突進からの派生行動に、振り向き攻撃が追加。突進中にスライドパッド↓+Xボタンで、急転換し振り向きざまになぎ払い攻撃を出す。従来の突進からフィニッシュ突き、さらに攻撃への派生に加え、突進でモンスターの体を突き抜けてしまったときも振り向き攻撃から攻撃し続けられるようになった。

<片手剣>

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.1【TGS 2012】_05

・ジャンプ斬りが突進斬りに変化!
Xボタン+Aボタンでくり出せていたジャンプ斬りが、突進斬りに変化。モーションが変わったが、使用感はシリーズのジャンプ斬りと変わらず。違和感なく使っていけた。また、突進斬りの突進中に段差に突っ込むと、段差の上からはジャンプ突進斬りに、段差の下からはジャンプ斬りになる。この後はジャンプ攻撃が出せるので、モンスター乗り状態を狙うこともできる。片手剣の特徴である軽快な立ち回りは、段差でも健在だ。

・モンスター乗り状態では?
ジャンプ攻撃を大型モンスターの特定の部位に当てるとモンスター乗り状態になる。表示されたゲージのモンスターの顔マークが青い時は攻撃が可能。XボタンかAボタンでナイフ攻撃を出し、ゲージが溜まっていく。モンスターの顔マークが赤い時はモンスターに振り落とされないようにRボタンを押しっ放しで耐える。振り落とされないようにしつつゲージを満タンにできれば、大型モンスターがダウンし、さらに追撃のチャンスとなる。・連続攻撃から溜め斬りが可能に!連続攻撃中にスライドパッド↓+Aボタン長押しで溜め斬りが可能になった。後ろに飛びのいてから力を溜め、ジャンプ斬りをくり出す。溜めからはすぐに斬り上げ、さらに連続攻撃を出すこともできるので、新たな立ち回りの可能性を感じられた。前作までの連続攻撃のシメに使われていた回転斬りと盾攻撃に加え、溜め斬りという選択肢が加わった。攻撃力が気になるところだ。

<狩猟笛>

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.1【TGS 2012】_06

・連音攻撃が新たに登場
"連音攻撃"は、Aボタンからの攻撃後に、素早くX、A、X+Aのいずれかのボタンを入力することで、1回の攻撃動作で一気にふたつの音符が表示される仕組み。連音攻撃の機転となるのは、Aボタンからの攻撃のみだったので、連音で出せる音符の組み合わせはある程度限られるようだ。素早い入力が求められるので、連音攻撃を思い通りに行えるようになるまでに多少時間がかかるだろう。また、柄殴りでも、Xボタンでの攻撃と同じ色の音符が出せるようになった。連音攻撃、柄殴りと、音符を出せるアクションが増え、演奏までに要する時間が短縮できるようになったので、よりアグレッシブに狩りが行えるようになった印象だ。

<弓>

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.1【TGS 2012】_04

・新攻撃の剛射
"剛射"は、Rボタンで弓を引きながらAボタンを押すことで、通常よりも1段階上の強さの射撃を行うことができる新アクション。剛射の後に剛射、ということは残念ながらできない。また、剛射を使えば、素早く弓を2連射できるが、2射目にスタミナを少し消費する。手数は増える反面、ビンの消費が激しくなり、スタミナの管理にも気をつける必要がある。最大レベルが3の弓でレベル3まで溜めて撃った後に剛射を行った場合、最大レベルを超えることはなく、もう一度レベル3の射撃が行われる。ちょっと複雑な仕組みのように感じるかもしれないが、プレイしながらすぐに慣れることができたぞ。ちなみに、剛射が可能な弓は、前作までに可能だった曲射が行えない。曲射が行える弓も登場するとのことなので、プレイヤーは剛射と曲射、どちらの弓を手に狩りに出るかを選択できる。

・弓に搭載される新操作は?
本作からRボタンで弓を引けるようになっている(オプションの設定で、前作と同じ操作に変えることもできる)。Rボタンで弓を引き、Rボタンを離すと矢を放つという、この新しい操作感は良好で、Xボタンを押せば照準を出して狙い撃てる。照準の移動は、方向キーか下画面に表示された方向キーによって行えるぞ。従来の弓では考えられなかったほどの手数でモンスターを圧倒できるので、攻撃力が高い、剛射が可能な弓が猛威を振るいそうだ。

<ライトボウガン>

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.1【TGS 2012】_02

・段差を利用した"ジャンプリロード"
豊富な弾種を装填でき、機動力も持ち合わせたガンナー用武器。速射を利用して、さまざまな立ち回りが可能であることも魅力だ。ライトボウガンの段差を利用したアクションは、ジャンプ中にリロードができる"ジャンプリロード"。ボウガンを扱うハンターにとって、リロードは隙だらけになる危険な瞬間だ。ジャンプリロードによって、この隙を少なくすることができれば、段差や高低差のあるフィールドでもストレスなく動き回れると感じた。

・弾の着弾エフェクトが変化
状態異常を引き起こす弾の着弾エフェクトが変化。これまでよりも派手になり、ガンナーがどんな状態異常の弾を撃っているのか、ほかのプレイヤーが確認しやすいようになっている。ほかの属性弾や、拡散弾もエフェクトはかなり変わっている。こちらも派手でカッコイイ!ちなみに、新しい弾種は、今回は確認できなかった。

<ヘビィボウガン>

『モンスターハンター4』武器別リポート Part.1【TGS 2012】_01

・マルチプレイの連携で、しゃがみ撃ちが生まれ変わる?
ライトボウガンよりも機動力は落ちるが、それを補って余りある攻撃力が魅力。リロードなしで連続射撃できる、しゃがみ撃ちも健在。その場から動けなくなってしまうので、前作では、なかなかしゃがみ撃ちを堪能できる機会が得られなかったが、『モンスターハンター4』では、しがみつきのおかげで活躍の機会が大幅に増えることが確実と感じた!ほかのプレイヤーがしがみつきでモンスターの動きを封じているあいだに、しゃがみ撃ちで連続射撃……というロマンあふれる連携ができそう。しがみつきは、地形やタイミングなどで、マルチプレイならいつでも可能というわけではないのだが、ヘビィボウガンの高い攻撃が活きる場面を提供してくれそうだ。

・射撃の照準合わせに新仕様
ライトボウガン、ヘビィボウガンともに、射撃時の方向の合わせ方がふた通りに増えた。Rボタンを押してモンスターの方向に向き、Aボタンで発射という流れがボウガンの基本だ。Rボタンを押したとき、ハンターの向きに合わせて照準を出すか、プレイヤーが向けているカメラ視点の方向に向かって照準を出すかをオプションの設定で選べるというわけ。新しい設定の、カメラ視点に合わせて照準を出すほうが、モンスターをつねにカメラの視界に入れながら立ち回りやすいと感じた。地味な新要素に思えるかもしれないが、不意の攻撃で一撃死……というガンナーの泣き所をカバーできるうれしい変更になるかもしれないぞ。