歯ごたえ満点のスタイリッシュアクション!
2012年9月20日~23日(一般公開日は22日、23日)、千葉県の幕張メッセにて、東京ゲームショウ2012が開催されている。本記事では、カプコンブースで出展されている『ディーエムシー デビル メイ クライ』のプレイリポートをお届けしよう。なお、本記事ではプレイステーション3版の操作(Xbox 360版の操作)と表記している。
今回は、“監視する街”、“牙を抱いて眠れ”というふたつのミッションを試遊できた。まず“監視する街”は、操作を学ぶためのチュートリアルステージ。ダンテ愛用の長剣“リベリオン”と二丁拳銃“エボニー&アイボリー”に加えて、“エンジェルモード”と“デーモンモード”を利用しながらステージを進んでいくことになる。
ミッション“監視する街”
“監視する街”はチュートリアル用のステージで、画面に操作方法が表示されつつ、それらを試す形で進んでいく。基本操作は□ボタン(Xボタン)が銃撃、△ボタン(Yボタン)がリベリオンによる攻撃、○ボタン(Bボタン)が特殊攻撃、×ボタン(Aボタン)がジャンプとなっている。特殊攻撃は、地上だと敵を空中に打ち上げる攻撃に、空中だと敵を地面へと打ち落とす攻撃が発動した。また、地上での打ち上げ攻撃の際に○ボタン(Bボタン)を押しっぱなしにすると、敵を打ち上げたあと、ダンテもいっしょにジャンプすることが可能で、そこから追撃もできる。また、R1ボタン(RBボタン)やL1ボタン(LBボタン)を押すと回避が可能だ。
これらに加えて本作では、エンジェルモードとデーモンモードと呼ばれる、ふたつの力を駆使したアクションが可能。L2ボタン(LT)を押しっぱなしにしたままで△ボタンを押すと、エンジェルモードの鎌“オシリス”による攻撃を行う。同じくR2ボタンを押したまま△ボタンを押すと、デーモンモードの斧“アービター”で攻撃するのだ。オシリスはスピードと攻撃範囲にすぐれ、またアービターは重い一撃が特徴と、それぞれ長所が異なっている。これらはボタンを押すだけで、すぐに切り換えることができるので、これらをうまく使うことが重要となるのだ。
さらに、□ボタン(Yボタン)を長押し(チャージ)することで、攻撃が強力になるという仕掛けもある。リベリオン状態でチャージしてからボタンを離すと、剣による衝撃波で攻撃する。ボタンを離した後に追加で□ボタン(Yボタン)を入力すると、衝撃波が3発まで増えるのだ。また、エボニー&アイボリーの○ボタン(Bボタン)でチャージすると、3段階まで銃撃の威力がアップ。オシリスでチャージすると、ダンテが回転しながら鎌を振りつつ、空中へと上昇していった。ちなみに、筆者は以前に本作をプレイしたことがあるのだが、これはそのときには実装されていなかったもの。武器の切り替えにボタンの短押し、長押しの組み合わせと、攻撃方法はかなり多彩に用意されている。これらの豊富なアクションを駆使し、敵をカッコよく倒していくことこそが、『ディーエムシー デビル メイ クライ』の醍醐味だ。“エンジェルリフト”でワイヤーを伸ばして敵に近づき、打ち上げ攻撃から空中コンボを決めて、さらに“デーモンプル”でほかの敵を引き寄せる……などとやっていると、“スタイリッシュランク”もぐんぐん上昇していき、なんだか「俺、うまいかも」という感じがしてくるのだ。ちなみに、スタイリッシュランクは画面上にアルファベットで表示され、さまざまなアクションを駆使して敵を倒していくことで、C→B→A……と上がっていく。何もしないでいると、コンボが途切れてスタイリッシュランクがCに戻ってしまうので、これで高評価を得続けるというのも、やり込みのひとつになりそうだ。腕前が上達すると、ダンテが空中に居続けながら敵を倒す、というトンデモ芸当もできるようになるとのことで、こちらもぜひ挑戦してみたいところ。
ちなみに、“監視する街”のミッションの内容は、現実世界と魔界が交錯する場所“Limbo(リンボ)”に引き込まれたダンテが、エンジェルリフトやデーモンプルを駆使し、街中に備えられた監視カメラを破壊しながら進んでいくというもの。Limboという街そのものの形が変化して、壁で押しつぶすなどしてダンテの命を狙いに来る演出は大迫力。“ステージそのものが敵”という本作のコンセプトはおもしろいと、改めて認識した次第である。
ミッション“牙を抱いて眠れ”
ふたつ目のミッションは、巨大な悪魔“サキュバス”の打倒が目的。ステージはいくつかの高台で構成されており、エンジェルリフトを使って高台の上を移動しながら、サキュバスと戦っていく。このミッションがかなり難しく、サキュバスに殴られたり、酸のような吐瀉物をかけられたり、高台の上から勝手に落ちてダメージを受けたりして、都合3回ほどコンティニューすることに。。最初はサキュバスの動きがわからないのでやられる一方なのだが、だんだんと「このパターンで吐瀉物を吐く」とか「つぎは殴りに来る」というのがわかるようになり、次第にそれらを食らわなくなると、「俺うまいじゃん!」と達成感を感じることができた。このあたり、順を追って上達していけるという正統派のアクションゲームのよさを持っていると言えるだろう。
なお、今回のふたつのミッションは、E3(アメリカのロサンゼルスで開催される世界最大のゲーム見本市)でもプレイできたもので、ファミ通.comには、その際のプレイリポート記事もアップされている。興味のある方は、こちらも読んでみてほしい。
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