ややクセはあるものの、豊富な連携が可能な通常攻撃

『モンスターハンター4』注目の新武器"操虫棍"最速リポート_01
『モンスターハンター4』注目の新武器"操虫棍"最速リポート_02

まず、全体的にリーチが長く、各攻撃の発生も速めで使いやすいものが多いと感じた。とくに、相手へ飛込むようなかたちでくり出す武器出し攻撃や、隙が小さく連携の起点となる突き、攻撃後に後方へ飛び退く回避斬りなどは、多くのハンターが多用することになりそう。
 攻撃後は、回転回避行動へ繋げるとができ、モンスターから攻撃を受ける隙を軽減できるのもいい。また、横方向へ伸びすぎるような攻撃がほとんどないため、マルチプレイでもほかのハンターのジャマをしにくいのがなにより好印象だった。
 なお、武器をしまうモーションは、やや遅め(弓のものに近い感じ)。武器出し中の移動速度も遅くないため、頻繁に武器を出し入れするよりは、武器を出したまま立ち回りをするほうがよさそうに感じた。

通常攻撃とスムースに連携させられる操虫

操虫とは、ハンターの腕にしがみついている猟虫をモンスターにけしかけ、強化エキス採取してハンター自身をパワーアップさせるというもの。強化の流れとしては、まず印弾(しるしだま)をモンスターに当ててマーキングし(成功するとモンスターの体から煙のようなものが発生する)、そののち、猟虫をモンスターに飛ばしてエキスを採取させる。猟虫がエキスを採取したら、手元に呼び戻せば、自動でハンターの体が強化される仕組みだ。
猟虫がエキスを採取したかどうかは虫の体の色で判別できる。たとえば、移動強化のエキスを採取したときは白色に光り、攻撃強化のエキスを採取したときは赤色に光る、といった具合だ。おもしろいのは、各種通常攻撃から連携させることができる点。いわゆる格闘ゲームのコンボ攻撃のように流れるような動作が可能で、攻撃しつつ強化、強化して攻撃、というようにテンポのいい攻めができるようになっているのだ。ただし、印弾、エキス採取、虫寄せともに実行中は若干の隙ができるため、施行タイミングには注意すべきだと感じた。
 なんにせよ、この小気味よい連携の操作感覚は相当に気持ちがいいので、ぜひともすべてのハンターに体験してみてほしい。ちなみに、小型モンスターからも強化エキスを採取可能。草原をのそのそと歩いているアプトノスなどは印弾を当てやすいので、エキス採取のいいカモになるかも?(笑)

『モンスターハンター4』注目の新武器"操虫棍"最速リポート_03
『モンスターハンター4』注目の新武器"操虫棍"最速リポート_04

いつでもどこでもジャンプができる跳躍

 操虫棍は、跳躍によって地形の段差を利用せずともジャンプ行動を行うことができるのが特徴のひとつ。まるで棒高跳びのように武器を使ってかなり高い位置までジャンプが可能だ。もちろん跳躍からはジャンプ攻撃にも連携可能で、木のツタにつかまっているケチャワチャのように、高い位置にいるモンスターに対しても問題なく攻撃ができた。ジャンプ中にボタンを押すタイミングによってジャンプ攻撃の高さを調整できるため、背の小さなモンスターに対しても使っていけるのもポイント。また、こちらも操虫と同様、各種通常攻撃から連携させることができる。操虫と使い分けることによる連携の幅広さは、全武器でも随一と感じた。

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