注目タイトルの最新情報が続々と公開に!
2012年8月15日から19日に渡って、ドイツのケルンで開催されるヨーロッパ最大のゲームショウ”gamescom2012”。その開催に先駆けて、本日(2012年8月14日)、カプコンがカンファレンスを実施した。gamescomではカプコンとしては初開催となった本カンファレンス。今後発売が予定されているタイトルの最新情報に加え、完全新規タイトルとなる『REMEMBER ME』(※日本での発売は未定)もお披露目された。
『ディー エム シー デビル メイ クライ』
まず公開された最新PVでは、なんと『デビル メイ クライ3』に登場したダンテの双子の兄、バージルが登場! 本作ではダンテと共闘して敵に立ち向かうことになるようだ。腰には”閻魔刀”と思われる刀を携えており、戦闘で銃器を使用しないという彼のポリシーも健在のようだ。PVの後に行われた実機プレイでは、ワイヤーアクションでの移動やボス戦などが披露された。
『ロストプラネット3』
本作のプレゼンテーションでは、初公開となるキャンペーンモードの実機デモプレイが行われた。プレイヤーとして登壇したのは、ディレクターの大黒健二氏。今回のデモプレイのステージは、ファイアーワスプと呼ばれるエネミーたちを倒しつつ道中を進み、ボス戦という流れ。道中では、サブマシンガンやショットガンでのシューティングや、エネミーに掴みかかられたときの近接アクションなどが披露された。ステージを進んだ先でのボス・スピッター戦では、ゴンドラで運んだ”ユーティリティーリグ”に乗り込み、戦うシーンも。左右のアームを駆使しての攻撃や防御といったユーティリティーリグの基本的なアクションを見ることができた。
『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』(PS Vita版)
本作の概要を紹介するPVのあとに、会場後方から壇上へと駆け上がってきたのは、ご存じ『ストリートファイター』シリーズのエグゼクティブプロデューサーを務める小野義徳氏。ブランカのコスプレで手には巨大なケーキを持っており、シリーズ25周年のお祝いかと思いきや……先週迎えたというご自身の誕生日のお祝いとのこと。さらに「今日は『ストリートファイターV』のPVを持ってきた」という小野氏。「どうぞ!」とモニターに向かって公開を促すも……画面は黒いまま。というわけで「5年後か10年後に改めて持ってきます!(笑)」(小野氏)と、いつも通りふんだんにジョークを交えたトークで会場を盛り上げた。最後はこちらもすっかりおなじみ(?)となった会場全員で「昇龍拳!」でプレゼンテーションを締めくくった。
『バイオハザード6』
まず公開されたのは、本作とリンクして個人のステータスやランキング、アップデート情報などが閲覧できるWebサービス”RESIDENT EVIL.NET”。PCやスマートフォンなどさまざまな機器から見られるようになるというこのサイト。定期的にゲームを使ったイベントも開催されるようで、これに参加して得たポイントを使って、キャラクターのコスチュームなどがアンロックできるようになるようだ。プレイヤー同士が競うイベントでは、勝者にチャンピオンベルトが贈られ、歴代のチャンピオンをサイト内で確認できるとのこと。会場に居たエグゼクティブプロデューサーの小林裕幸に直撃したところ「非常におもしろいものに仕上がっているので楽しみにしていてください」と太鼓判の本サイト。まだ準備中となっているが、すでにトップページは公開されている(http://www.residentevil.net/)。
続いて行われたのは、実機によるデモプレイ。プレイヤーはディレクターの佐々木栄一郎氏。山小屋でのジェイクとシェリーの会話から始まったステージは、敵の襲来でゲームプレイ開始。ジェイクならではの強力な格闘アクションで敵を一掃すると、雪山の上から山小屋に向かって雪崩が! ここからふたりがスノーモービルに乗って雪山を降りていくモードに移行。レースゲームのようにスノーモービルを操り疾走、間一髪で雪崩を回避したところでデモプレイは終了した。
『REMEMBER ME』
カンファレンスの最後にお披露目されたのが、新規タイトル『REMEMBER ME』。
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本作は三人称視点のアクションアドベンチャーゲームで、開発を手掛けるのはパリのデベロッパーDONTNOD Entertainment。『レインボーシックス』シリーズや『バーンアウト』シリーズのスタッフが参加しているとのことだ。
舞台は2084年の“Neo-Paris”。人々のメモリー(記憶)はデジタル化され管理されるようになった世界。この記憶の管理を一手に行うのが、メモライズという企業だ。ただし、記憶の管理に反対する勢力も存在し、その組織のひとつがエッジという男をリーダーとする一団。この組織に所属する女性メモリーハンターNILINが本作の主人公でありプレイヤーキャラクターとなる。彼女は他人の記憶を奪う、奪った記憶をリミックスするという能力を持つが、自身の記憶は失っており、これを取り戻すためメモライズ社のCEOを追っている。
プレゼンテーションに登壇したクリエイティブディレクターのジョン・マック・モーリス氏は、本作を生むヒントとなったエピソードとして、なんと自身のガールフレンドとの馴れ初めを披露。「彼女を映画に誘ったが、ふたりが全く違う感想で、その後の食事でもちょっと微妙な雰囲気に。雰囲気を変えるために食事の後テクノパーティーに行き、帰りがけに告白してokをもらった」そうだが、「例えば、選んだ映画が違ったら? 違うお店に食事に行ったら? テクノパーティーに行かなかったら? 果たして結果は違うものになっていたのだろうか」と想像したことに着想を得たという。「ガールフレンドとの話は非常に個人的なことだが、ここから、たとえばオリンピックの感動の記憶をみんなと共有できたら、楽しいこと悲しいことをみんなと共有できたらどんな世界になるのか? と考え、そんな世界を表現してみようと思った」と、本作の独特な世界設定の誕生秘話を披露した。
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※画面は開発中のものです。