前作からパワーアップした映像作品『バイオハザードダムネーション』の冒頭6分が公開【Comic‐Con International 2012】

レオンがとにかくヒドい目に遭う作品です

　2012年7月12日～15日（現地時間）、アメリカ・サンディエゴにて開催されているエンターテインメントのイベント“Comic‐Con International”（通称“コミコン”）。開催2日目となる7月13日、映像作品『バイオハザードダムネーション』（日本では2012年10月27日に劇場公開予定）のセッションが行われ、本作のプロデューサーを務めるカプコンの小林裕幸氏と、監督の神谷誠氏がトークを行った。

　『バイオハザードダムネーション』は、『バイオハザード』のフルCGアニメーション作品の第2弾。前作『バイオハザード　ディジェネレーション』に引き続き、監督を神谷誠氏、脚本を菅祥太郎氏が担当。東欧の小国でB.O.W.が使用されているという情報を受け、レオンが単独で潜入を試みる……という内容になっている。

　この『バイオハザードダムネーション』のストーリーは、『バイオハザード6』にもつながるもの。人気の高いキャラクター、エイダが登場するのもポイントだ。

前作からパワーアップした映像作品『バイオハザードダムネーション』の冒頭6分が公開【Comic‐Con International 2012】_03 — ▲「『バイオハザードダムネーション』は前作よりパワーアップした作品です。レオンの戦う必死な姿も見られるので、楽しんでいただけると思います」と神谷氏（右）。小林氏（左）は「エイダがどう行動するかはここでは語れませんが、エイダの登場に喜んでいただけて僕もうれしいです」とコメント。

　会場では、『バイオハザードダムネーション』の冒頭の6分が公開された。潜入した東欧の国で、地下駐車場を探索するレオン。襲い掛かってきたB.O.W.との戦いで天井が崩れてしまい、レオンは瓦礫に挟まれてしまう。そのレオンを倒すべくリッカーが向かってきて、絶体絶命……というところで、リッカーを使役する男性が登場。殺されるのを免れたレオンは、気を失ってしまう……。

　と、先が気になるところで映像公開は終了。美しい映像、迫力の演出に、来場者は大きな拍手を贈った。

　その後のQ＆Aコーナーでは、「レベッカは出るの？」、「カルロスやハンクは出てくる？」と、自身の好きなキャラクターの登場を望む声が多かった。残念ながら上記のキャラクターは今回は出てこないそうだが、「『バイオハザード』は人気のキャラクタ―が多いので、機会があれば何らかの作品に登場させたい」とのことだった。

　制作で苦労した点について問われると、神谷氏は「リッカーが思いのほか活躍する作品になったのですが、このリッカーの動きをつけるのがたいへんで……。モーションキャプチャーではつけられないので苦労しました」と答えた。リッカーファンには朗報！？

　なお、そのほかの『バイオハザード』の映像作品として、実写映画『バイオハザードV リトリビューション』が日本では9月14日に公開予定。コミコンではミラ・ジョヴォビッチらが出演する『バイオハザードV リトリビューション』のセッションも行われていた。