“荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展”発表会リポート&荒木氏のコメント全文掲載! 言葉ひとつひとつに“ふるえるぞハート!”

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荒木飛呂彦氏が手掛ける、大人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の連載25周年を記念して開催される“荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展”。その記者発表会が、2012年7月25日に都内で開催された。

●ゲーム化、アニメ化も発表に

 荒木飛呂彦氏が手掛ける、大人気マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』の連載25周年を記念して開催される“荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展”。その記者発表会が、2012年7月5日に都内で開催された。同発表会には、もちろん作者の荒木氏も出席。まずは同氏が行った挨拶を以下に全文掲載しよう。また記事の最後では、記者発表会後に行われた質疑応答の模様も全文掲載する。



 


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<荒木飛呂彦氏、挨拶>
お集まりいただきありがとうございます。マンガ家の荒木飛呂彦です。えー、マンガ家というのはまあ、ふだんは仕事場に閉じこもっていて、描く絵も印刷していただいたものを読者や皆様方に評価していただくのを基準に、描かせていただいているのですが、原画の中にはそれとは違った、演劇だとか音楽にあるライブ感みたいなものが封じ込められていると確信していますので、それを今回読者の皆様や一般の方に見ていただけるというのは、本当に光栄ですし、とても自分自身感激しております。そして、その機会を与えていただいて、30年間育てていいただいた集英社とマンガ業界、何よりも読者の方に深く感謝したいと思っています。

また秋には、子ども時代に育てていただいたと言ってもいいような、仙台市という場所、今回その場所でこうやって原画展を開くなんて夢にも思っていなかったことなので、すごく感激しております。最近、変わった仕事というか夢にも思わなかった仕事が多くて、それはファッション誌の仕事なんですね。マンガというのは主人公のアツイ気持ちを表現するのがマンガなのですが、ファッション誌はクールなんですね。水と油と言っても過言じゃない、その仕事を依頼されたときは、夢にも思わないというか、なんかありえないなっていう(笑)。そんな機会を与えてくれた“spur(シュプール)”という雑誌と、何よりもグッチさん、その出会いに感謝したいなと深く思っています。原画展というのは何よりも初めての体験ですので、まあいろいろ不安ですが、皆様よろしくお願いいたします」


 
 


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▲集英社代表取締役社長の堀内丸恵氏。

 “荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展”は、2012年7月28日~8月14日まで開催される宮城県仙台市を皮切りに、10月に東京、さらに時期は未定だがイタリアのフィレンツェでも実施される。記者発表会冒頭に登場した、集英社代表取締役社長の堀内丸恵氏は「今年は荒木先生がデビュー30年周年、『ジョジョの奇妙な冒険』が25周年。このタイミングで原画展を開催できるのは、版元として光栄に思います』と挨拶。原画展の内容についても「多くのファンにご満足いただけるものであり、荒木先生の世界をより深く楽しんでもらえるものになると思います」と語った。原画展の開催に当たっては各会場用に、荒木氏描きおろしのキービジュアルも用意。それぞれ開催地にちなんだデザインとなっている。


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▲荒木氏みずからキーアートを紹介。

 


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▲仙台市副市長の伊藤敬幹副市長氏。

 原画展の第一幕となる仙台市は荒木氏の出身地であり、『ジョジョの奇妙な冒険』第4部および第8部の舞台“杜王町”ゆかりの街でもあるという、作品と非常に縁の深い地域。“荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S 市杜王町”と銘打って行われるだけあって、出展内容も4部と8部の特別コーナーを設けるといった取り組みも用意される。また、この会場でしか購入できない限定商品や仙台地元企業とのコラボ商品販売なども展開。記者発表会では仙台市副市長の伊藤敬幹副市長氏も登壇し、「『ジョジョ』の作品世界を飛び出して、杜王町のモデルとなった仙台の街も楽しんでもらいたい」と、街ぐるみでイベントを盛り上げていく考えを語った。


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▲“荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S 市杜王町”のロゴとキーアート。七夕をイメージしており、左側の短冊部分には騙し絵のようにスタンドが描かれている。

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▲会場内は白を基調としたデザインで、4部と8部の特設コーナーも用意。もちろん、それ以外の部の展示も行われている。

 


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▲グッチジャパンCEOのクリストフ・ドゥ・プゥス氏。

 イタリア・フィレンツェでの原画展開催に当たっては、過去に「岸辺露伴 グッチへ行く」および「岸辺露伴 新宿へ行く」という企画でコラボした、ファッションブランドのグッチが全面協力。ブランド創立90周年を祝して、イタリア・フィレンツェに設立された同社のコンテンポラリーアートスペース“GUCCI MUSEO”に、荒木氏の作品が展示される。またグッチは原画展以外にチャリティーオークションも実施。グッチ提供のスニーカーなどに荒木氏のサインを入れたものや、GUCCI MUSEOでの展覧会用描き下ろしキービジュアルのサイン入り複製画などが、集英社の女性誌ポータルサイト“s-woman.net”の特設ページでオークションにかけられる。期間は2012年7月30日の午前9時~8月9日の午後9時まで。発表会に登壇したグッチジャパンCEOのクリストフ・ドゥ・プゥス氏は挨拶の中で、「ヨーロッパでも荒木先生の絵を見てもらうチャンス。歴史あるフィレンツェの街に、美しい驚きを与えることができると確信しております」と開催に向けた意気込みを語った。


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▲”フィレンツェ展(仮)”のキーアート。徐倫の衣装には、グッチの新作のデザインも盛り込んでいるという。

▲会場はコンテンポラリーアートスペース“GUCCI MUSEO”。

 


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 2012年10月6日~11月4日まで、東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで実施される“東京展”では、原画の展示に加えてファン垂涎のアトラクションも用意される。大日本印刷の特別協力によって実現したAR展示”ジョジョの奇妙な杜王町 MAP”では、会場に設置された杜王町のマップを、iPhoneあるいはiPadの専用カメラアプリを通じて見ると、端末の画面に関連したコンテンツが登場し、ミニストーリーも楽しめるというもの。たとえば、杜王町マップに記された原作でもおなじみのイタリア料理店“トラサルディー”を映せば、端末にはお店がマンガそのままの表現で出現するといった具合だ。大日本印刷はそのほかに、“ジョジョの奇妙なスタンド体験”も展開。これはセンサーの前に立ってスクリーンに自分の姿を映すと、自身に宿るスタンドがわかるという、ファンならば感涙必死のアトラクションとなっている。荒木氏も実演デモに挑戦し、第4部に登場した岸辺露伴のスタンド“ヘブンズ・ドアー”を持っているという、美しすぎる結果に。「好きな女の子が僕のことを好きなのか、読んでみたいですね(笑)」と感想を語った。


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▲AR展示“ジョジョの奇妙な杜王町 MAP”。東京だけでなく、仙台でも出展される。

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▲“ジョジョの奇妙なスタンド体験”。

 東京展では、Googleがインタラクティブメディアパートナーとして参加し、同社のサービスや技術を使った展開も用意。Google+に『ジョジョの奇妙な冒険』初の公式ファンページ“ジョジョ+”を開設するほか、同サービスのビデオチャット機能を使って会場の模様を映像配信するという試み実施するという。後者の企画では“荒木飛呂彦先生監修 25周年記念 遠隔操作型スタンド「リモートロマンス」”というオリジンルのスタンドまで制作する力の入れよう。リモートロマンスの能力については「まだちょっと秘密です」(荒木)とのこと。


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▲“荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展(東京展)”キーアート。富士山、承太郎、イギー、ひまわりが描かれている。

▲イベント用に描かれた新スタンド“リモートロマンス”。

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▲アニメ化も発表に。

 記者発表会の最後では、既報の通り『ジョジョの奇妙な冒険』の新作ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』が発表された(記事はこちら)ほか、第1部のテレビアニメ化も明らかに。こちらは2012年10月より放送予定となっている。では、以下に記者発表会終了後に行われた質疑応答の全文起こしをお届けしよう。なお、今回の質疑応答には会場の記者以外に、ネット中継を観ていたファンからの質問も含まれている。
 


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<荒木飛呂彦氏、質疑応答>
――『ジョジョ』25周年ということですが、部を重ねるごとに作品への対する考えかたに変化はありましたか? また、お幾つになってもお若いことが有名ですが、『ジョジョ』は何周年まで執筆していきたいかということと、若さを保つ秘訣があれば教えてください。
荒木 最近の質問ナンバーワンはソレ(若さを保つ秘訣)です(笑)。よくわからないんですけど、一応東京都の水道水で毎日顔を洗っているくらいで、とくに何もしていません。あと、部ごとに変わるというのはまあ、『ジョジョ』の宿命なのかなと。第一部で主人公を死なせるという展開になってしまいましたので、ソレがもう宿命ですね、『ジョジョ』のストーリーの。いつまで描くかというのはまあ……いま企画中の『ジョジョリオン』をがんばらせていただいておりますので、それを一生懸命やるという、それだけです。ありがとうございます。

――被災地である仙台・東北で原画展を開くことへの思いを聞かせてください。もうひとつ、心待ちにしている仙台・東北のファンの方々へメッセージをお願いします。
荒木 やはり仙台というのは、少年時代に育てていただいた土地とか自然とか、あとは文化も……あの支倉常長とかイタリアに行った歴史上の先輩もいらっしゃいますので、特殊なそういう環境に育ったっていうことへの感謝というか、そういう気持ちがあります。仙台で原画展を開くなんていうのは、本当に考えてもいなかったことなので、すごく光栄なことだと。あと、去年平泉の世界遺産のイラストを描かせていただいたのですが、それは岩手県知事の達増県知事からの依頼で、あの方はマンガファンで、和風の――要するに平安時代の衣装を着せてキャラクターを書いてくださいという依頼で、新境地を開けたかな? という感じがします。海外のグッチのブランドに勉強させていただいたような絵ばかりしか描いていなかったので、なんか去年あたりから和風な絵に目覚めたかな、という気持ちもあります。とにかく心の故郷ですので、なんだろうなあ……再生とか元気とか、皆様にそういうものを与えたいと思っています。ありがとうございます。

――公開された原画で、徐倫といっしょにいたのがブチャラティだったのには、何か意図がおありなのでしょうか?
荒木 とくにないんですけど、ブチャラティがあのスーツ似合うからと、そういうことです(笑)。あとイタリアに関係ありますので――まあジョルノでもよかったんですけど、髪の色を黒にしてコントラストとかを考えて、ブチャラティ。とくにイタリアというだけで、深い意味はないです(笑)。


<※以下、ネット経由で寄せられたファンからの質問>
――25年も連載を続けられる秘訣は何ですか?
荒木 先輩の秋本治先生が、僕が新人のときに、規則正しい生活をなさっているという話をお聞きしまして。そのときのイメージというのが、マンガ家は徹夜してヘロヘロになって締め切りに追われているというイメージがあったのですけれども、ああそう(秋本治先生みたいに)じゃなきゃいけないんだなと思って、それ以来徹夜とかをなるべくしないようにさせていただきました。規則正しい生活なのかな――マンガ家はそうしないといけないのかな、と僕は思っています(笑)。25周年というのはほんと偶然で、運がよかったのかな、と思っています。

――いちばん思い入れのあるバトルはありますか?
荒木 物語の中のバトルですか? そうですねえ……僕がいちばん好きなスタンドが“ハーヴェスト”というお金を集めてくるやつがいて、アレがものすごい好きで(笑)。彼のスタンドがいちばん好きだけど……バトルだったらディオと承太郎とか、そこら辺がいちばん思い出深いです。

――今回原画展を開催するわけですが、マンガ家荒木飛呂彦としてのつぎの夢はなんですか?
荒木 つぎの夢もなにも、マンガ家はマンガを描いているからマンガ家だと思うので、今回皆様の前に出てくるのは特別なことで、やっぱり仕事場に戻ってマンガを描いていきたいです。それがいい作品であれば、なおいいかなと。本当にそう思います。


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(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
(C)荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展

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