真のヒロインは、夕子さんではなく……!?
2012年5月3日~5月5日の期間、徳島県徳島市で開催された、アニメやゲームなどのエンターテインメントイベント“マチ★アソビ vol.8”。2012年5月3日、テレビアニメ『黄昏乙女×アムネジア』のイベント、“黄昏乙女×アムネジア 幽霊部長の怪異調査放送部・出張版”が、ufotable CINEMAにて行われた。イベントには、庚 夕子を演じる声優・原由実が出演。アフレコの秘話などを語った。
“幽霊部長の怪異調査放送部”は、楽天ShowTimeで毎週金曜日22時から生放送で配信されている、オーディオコメンタリー番組。“出張版”と題された今回は、劇場のスクリーンに一ノ怪(第1話)の“幽霊乙女”を放映し、それを観ながら原由実と、司会を務めるメディアファクトリーの新田達弘プロデューサーが語るという、目の前でオーディオコメンタリーがくり広げられる内容となっていた。ここでは、その場で語られた内容の一部を抜粋してお届けしよう。
・“幽霊乙女”は、Aパートでつぎつぎと起こる不可思議な現象が描かれ、Bパートではその現象に夕子が関わっていたことが明かされるという、ネタバラシのような内容になっているのが特徴。同じシチュエーションのくり返しのように思えるが、じつはSE(効果音)などを変えている。新田プロデューサーは「Aパートをちょっとシリアスな内容にしているのは、BパートのSEをすべて使うとコメディーに見えちゃうので変えているんです」と解説。
・小此木ももえは、夕子が見えず、彼女の声も聞こえないという設定だが、「(アフレコでは)夕子さんのセリフが聞こえちゃうので、聞いちゃうとその後の演技が難しいって(小此木ももえを演じる)福圓美里さんが言っていました」とは、原の談。
・何かと照れる新谷貞一を見た原が、「貞一くん、やっぱりかわいい」と語ると、新田プロデューサーは「真のヒロインと言われていますから(笑)」と衝撃の発言。ヒロインの夕子を演じる原も「そう言われてますよねー(笑)」と、まさかの同意。
・「夕子さんは、ふだん何をしてるんですかね?」という新田プロデューサーの疑問に対し、原は「ごろごろと寝転んでるんですかねー。……そこは、私に近いかも。私もお休みの日は、1日中寝転んでテレビを観ています(笑)」と赤裸々に告白。
・劇中に、鈴が鳴っているシーンがいくつか登場するが、新田プロデューサーは「鈴が鳴るところは、今後の話に関わる重要なポイントです」と解説していた。今後の鈴の音が鳴るシーンは要注目!
これらのコメンタリーを経て、“幽霊乙女”は終了。その後、観客からの質問に答える中で、新田プロデューサーから、第13話に関するニュースが明かされる。『黄昏乙女×アムネジア』は、テレビの地上波で放送される全12話で完結するように構成されているが、DVD、ブルーレイの第6巻には、特典として未放送の完全新作である第13話も収録されるというのだ。新田プロデューサーは、「第13話は完全なサービス回です。監督にも確認したんですけど、ももえはもっとかわいく、霧江はもっとかっこよく、そして夕子さんはよりセクシーな方向に行きます。……で、4人とも肌色成分多めです」と発言。さらりと“4人”と話した部分に、原はすかさず「貞一くんもですか!?」と突っ込み! ……真相はいかに!? また、今後の意気込みを聞かれた原は、「“幽霊部長の怪異調査放送部”で徳島の魅力を語るためにも、徳島の名産を食べ尽くさないと!」と、作品とは別の意気込みを語り、会場から大きな笑いが起こっていた。
なお、『黄昏乙女×アムネジア』は、同日の夕方に新町橋東公園にて、“黄昏乙女×アムネジア トーク&ライブステージ in 徳島”を開催。このイベントについては、こちらの記事でお届け中。要チェック!
『黄昏乙女×アムネジア』DVD&ブルーレイ第1巻は2012年6月27日発売!
現在、テレビで好評放送中の『黄昏乙女×アムネジア』のDVD&ブルーレイ第1巻は、2012年6月27日発売。第1話と第2話の本編に加え、原由実による映像&音声のアニメ本編コメンタリー“幽霊部長の怪異調査放送部”や、“アニメ コンテンツ エキスポ 2012 イベントダイジェスト映像”など、約50分に及ぶ映像特典を収録。さらに、夕子さん(原由実)が歌うエンディングテーマの「カランドリエ」を収録した特典オーディオCDも付いてくる。価格は、ブルーレイが7350円[税込]、DVDが6300円[税込]。さらなる詳しい情報は、『黄昏乙女×アムネジア』の公式サイト(→こちら)をチェックしてほしい。