高田雅史氏が、緒方恵美がライブで魅せた!

 2012年4月28日~29日の期間、千葉県の幕張メッセにて開催されている大型イベント“ニコニコ超会議2012”。初日に行われた、『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』ニコニコ超会議スペシャルステージの模様をお届け。

 このステージは、スパイク・チュンソフトのプレイステーション・ポータブル用ソフト『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』(以下、『スーパーダンガンロンパ2』)をフィーチャーしたもの。本作のプロデューサーを務める寺澤喜徳氏と、前作『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の主人公・苗木誠を演じた声優の緒方恵美が登場し、新作に関する情報を発表した。

 「もしかしたら『ダンガンロンパ』を知らない人がいるかもしれないので」と、寺澤氏による『ダンガンロンパ』シリーズの解説からスタートした本ステージ。寺澤氏と緒方による軽快なトークが続くが、急に『ダンガンロンパ』シリーズを象徴するキャラクター、大山のぶ代さん演じるモノクマの声が会場に響く! モノクマは、なんととっておきの映像を用意してきたという。

 その映像が、こちらの記事で公開しているもの。キャストの名前がスクリーンに表示されるたび、会場からは大きな歓声があがった。

 モノミ役に貴家堂子を起用した理由について、寺澤氏は「大山さんに対抗できるだけのパワーを持った方、ということでお願いしました」とコメント。緒方は「日本のファミリーアニメニ大巨頭からキャストをもってくるあたりから、スパイク・チュンソフトの手腕が感じ取れますね」と語った。

 前作に続いて出演が決まった緒方は、「狛枝凪斗はどのようなキャラクターなのか」と問われると、なんと週刊ファミ通2012年5月10日・17日合併号を取り出して朗読! 「ロングパーカーをまとった白髪の少年。絶望的な状況下でも、仲間と希望が持つ力を信じている。どことなく頼りないものの、日向創に助言を与えたりと面倒を見てくれる一面も。爽やかな顔をしつつ、ときにキビしいことを言うが、本人に悪気はいっさいないらしい」……以外のことは言えない、と残念顔。「狛枝はちょっと変わった人で、いろいろ思われることがあるかも……」と、詳細を言いかけたが、寺澤氏からNGを出されてしまった。

 なお、主人公・日向 創を演じる高山みなみからのボイスメッセージも到着。「俺の名前は日向創。今日は会場に行けず、ごめんなさい。今回の登場人物の運命は、そして俺が学園に来た理由とは? 楽しみにしていてください」と、日向としてファンに語りかけた。

 今回発表されたキャストは4人だけだが、キャスティングについては、今作も前作に負けないほど豪華だと寺澤氏は語る。緒方氏は、「今回は若手からベテランまでが揃っている」と発言。これを受け、ニコニコ生放送を視聴中のユーザーからは、「この声優が出るのでは?」と予想するコメントが寄せられた。

 ここで、『ダンガンロンパ』シリーズの音楽を手掛けている作曲家の高田雅史氏が登場。長年の友人だというサウンドクリエイターの保本真吾氏とともに、『ダンガンロンパ』ミニライブを行った。1作目のテーマ曲「DANGANRONPA」、『スーパーダンガンロンパ2』のとあるキャラクターのテーマ曲(クールながらノリのいいメロディー)、そして1作目の学級裁判での曲が披露された。

 最後に、緒方は「昨日、自分のパートをすべて録り終えました。私は台本をすべて読んだのですが、前作をプレイしてくださった皆さん、今回もメチャクチャ期待して大丈夫ですよ!」とシナリオに太鼓判を押し、寺澤氏は「『スーパーダンガンロンパ2』を去年の8月に発表してから、長らくお待たせしてしまい、すみませんでした。ただその分、いいデキになってきていると思います。いまこの瞬間も、開発は戦っています。7月26日をお待ちください」とファンにメッセージを送った。

 ……と、これで終わりかと思いきや! 流れ出したのは、緒方が歌う『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』エンディングテーマ「再生-rebuild-」のイントロ! そしてマイクを手にする緒方!! 予想外のライブに会場のテンションは一気にアップ。多数のサプライズが盛り込まれたステージに、ファンは大いに満足したようだ。

キャスト発表やライブで大いに沸いた『スーパーダンガンロンパ2』ステージリポート【ニコニコ超会議2012】_01
キャスト発表やライブで大いに沸いた『スーパーダンガンロンパ2』ステージリポート【ニコニコ超会議2012】_02
▲モノクマ&モノミぬいぐるみ。スパイク・チュンソフトブースにて発見。
▲スパイク・チュンソフトブースには、『ダンガンロンパ』1作目の貴重な設定画や、サイン入りパネルなどが展示されている。ファンはお見逃しなく。