Kinectのデモンストレーションも実施

 2012年3月31日に、神戸に校舎を構える神戸電子専門学校において、日本マイクロソフト 執行役でインタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス ゼネラルマネージャーの泉水敬氏と、インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス デベロッパーネットワークグループ グループシニアマネージャーの田代昭博氏によるセミナーが開催された。セミナー内容として、10年にわたり取り組んできたゲーム事業の現状と、インタラクティブ・エンターテイメントへの進化について語った。「現在、ゲーム業界ではビジネスの選択肢が広がっています。ゲーム専用機に加え、スマートフォンやパソコンでも日常的にゲームが行われる。そんな時代だからこそ、ユーザーに高性能なゲームが楽しんでもらえるよう、あらゆる側面からアプローチすることが大切です」と泉水氏。全世界に革新を起こすべく、2010年11月に発売したのがKinect(キネクト)だ。機能の説明では、挙手した学生がステージに上がり、実際にプレイすることでおもしろさを体験するシーンもあった。

神戸電子専門学校で日本マイクロソフトの泉水氏が登壇_01
神戸電子専門学校で日本マイクロソフトの泉水氏が登壇_02
▲日本マイクロソフト泉水氏。
▲日本マイクロソフト田代氏。
神戸電子専門学校で日本マイクロソフトの泉水氏が登壇_03
▲楽屋でインタビューに答える泉水氏と田代氏。

 「Kinectもそうですが、あらゆるものがあふれている時代だからこそ、ユーザーが求める要素をエンターテインメントとして打ち出す必要性があります。そのためにも、学生時代はたくさん遊んで、多角的な視点を養ってほしいですね。ただ、ゲームをこなせばいいわけではありません。お年寄りとの会話や、鬼ごっこや缶けり、しりとりといった小さなころにしていた遊びの中からも、ゲームの素材になるものが見つかるはずです。ふだんからアンテナを研ぎ澄まして生活する。単純なことかもしれませんが、そこから人の心を魅了してやまないエンターテインメントは誕生するわけです」という泉水氏の言葉が印象的であった。