PS Vitaに降り立ったミクさんの麗しい姿に見惚れます!

『NEXT HATSUNE MIKU Project DIVA(仮題)』プレイインプレッションをひと足先にお届け!【ニコニコ超会議2012】_01

 2012年4月28日、29日に千葉県の幕張メッセで行われる大型イベント“ニコニコ超会議2012”。本イベント内のソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンブースに出展されるセガの新作『NEXT HATSUNE MIKU Project DIVA(仮題)』プレイステーション Vita版(2012年8月30日発売予定※)の体験版を、週刊ファミ通編集部のロマンシング★嵯峨がひと足先にプレイ!
※なお、プレイステーション3版は2013年発売予定。


 2012年4月某日。新しいミクさんに会えると聞いて、いそいそとセガへ出かけていった私。会議室に通され、やや緊張しながら着席し、中央の机に置かれたPS Vitaから、ミクさんの「セーガー」という声が流れるのを聴いて、「ああ、本当に会えるんだ」と改めて感動したのでした。ミクさんを見られるのがうれしすぎて、それから、同席している開発者の皆さんの視線が刺さりすぎて、PS Vitaを持つ手が震えてしまったほどです。なんでも、社外の人が本作をプレイするのは初めてのことだそうで……そんな大役、私でよかったの!?

 なんて長い前置きはさておき、さっそくプレイした感想を。ニコニコ超会議2012出展用の体験版では、「キャットフード」(アーティスト:doriko)と「ワールズエンド・ダンスホール」(アーティスト:wowaka)の2曲が遊べ、難易度はEASYとNORMALのふたつが選べます。HARDとEXTREMEは製品版でのお楽しみ、ということですね。

 最初にプレイしたのは『キャットフード』。PVは前奏からエンジン全開! という感じで、セガこだわりのグラフィック技術が詰め込まれた演出を楽しむことができます。まばゆく光るライトに照らされる、ミクさんとバックバンドのシルエットの美しさ・カッコよさといったら……なんて見惚れていたら、いきなり新要素である“テクニカルゾーン”からリズムゲームがスタート。しかも最初に表示される“メロディアイコン”は星型! このアイコンは、これまた新要素のひとつである“スクラッチ”をせよ、という合図です。うーん、リズムゲームも最初からエンジン全開ですね!

『NEXT HATSUNE MIKU Project DIVA(仮題)』プレイインプレッションをひと足先にお届け!【ニコニコ超会議2012】_03
『NEXT HATSUNE MIKU Project DIVA(仮題)』プレイインプレッションをひと足先にお届け!【ニコニコ超会議2012】_02

 テクニカルゾーンでコンボをすべてつなげると、“ランクポイント”に大きなボーナスが加算されます。逆にここで失敗すると、クリアー時に高評価を得るのが難しいかも。このゾーン中は、PS Vitaを握る手にも思わず力が入ります。一方のスクラッチは、タッチスクリーン、または背面タッチパッドをこする(こする場所はどこでも可)というもの。どうこするのがやりやすいのか試行錯誤してみましたが、個人的には、右の親指でタッチスクリーンの右端をこするのがいちばんやりやすい気がしました。とはいえ、セガの大坪鉄弥ディレクターは背面タッチパッド派とのことなので、各自で自分に合う方法を探してみるのがよさそうです。

 と、立て続けに新要素を味わいましたが、基本となるシステムは、前作と同じく画面に表示されるメロディアイコンに対応したボタンを押していく、というシンプルなもの。そのため、その後のプレイにはすんなり適応することができました。しかし、チャンスタイムの最後に大きな星型アイコンが出てきたときは、「大きい!?」と取り乱してしまい、失敗。

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 そう、これもまた本作の新要素のひとつ。注目してもらいたいのは、チャンスタイム中、画面左下に表示される星型のゲージ。プレイ成績に応じて溜まるこのゲージを一定値まで溜めて、チャンスタイムの最後にスクラッチを成功させると、なんとPV演出がよりダイナミックに変化するのです。この“演出が変化する”要素の追加により、チャンスタイムの重要性が、前作からグッと上がったように思います。心地よい緊張感も与えてくれますしね。

 さて、『キャットフード』について語りたいことはまだまだありますが、スペースに限りがありますので、『ワールズエンド・ダンスホール』に話題を移しましょう。こちらのPVの見どころは、ミクさんとルカさんのあでやかな表情、そして舞い。表情も手も脚も、とにかくよく動くので、ずっと眺めていたいのですが、見惚れているとボタンを押し忘れてしまうので困ります。この、本シリーズ特有の“画面に見惚れているとリズムゲームで失敗する”という問題点ばかりは、どうしたって解決できませんよね!(笑)

 『キャットフード』での反省を活かし、こちらの曲ではチャンスタイムをしっかりと成功させました。すると……もう“ワラワラ”と表現するのがぴったりなほど大勢のダンサーたちが登場。何人いるのか数えられません!さらに、ミクさんとルカさんはドラゴンに乗っちゃいましたよ。「そこまでやっちゃう!?」というほどの派手さです。これはもう、直接その目で見ていただきたい!

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 ちなみに、リザルト画面も前作から大きく変化しました。特筆すべきは、プレイ中のスコアの推移をグラフで見られるようになったこと。ミスしたところにはマークがつくので、自分が譜面のどのあたりを苦手としているかが、ひと目でわかります。この機能を活用すれば、自分の弱点を克服してフルコンボ達成も夢じゃないかも!? 製品版でやり込むのが、早くも楽しみです!

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