スーパーサイヤ人ってこんな感じだったのかッ!!

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 “NAMCO BANDAI Global Gamers Day 2012”(以下、GGD 2012)において、Xbox 360 Kinect専用タイトルとして発表された『Dragon Ball for Kinect』。欧米向けタイトルとはいえ、日本人としては気になりまくりのこのタイトル。開発を担当しているのは、いままで数々の『ドラゴンボール』関連ゲームを制作してきたスパイク・チュンソフトとあって、クオリティーも期待大だ! というわけで、GGD 2012会場で試遊してきたので、そのリポートをお届けしよう。

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 『ドラゴンボール』を題材にしたゲームは、ファミコン時代から数多く発売されてきたが、『Dragon Ball for Kinect』は、そのいずれとも異なる、まったく新しいコンセプトで制作されたタイトルだ。そのコンセプトとは、ずばり“Become a super saiyan!”、つまり「スーパーサイヤ人になろう!」ということ。最近の『ドラゴンボール』関連作品と言えば、格闘ゲームの体裁をとり、アニメの名場面を忠実に再現したり、ゲームならではの“if”を再現したり……といった内容のものが中心となっている。しかし本作では、悟空を初めとする人気キャラクターになりきって遊べることがウリとなっているわけだ。

 試遊できたのは、GGD 2012のために制作された特別試遊バージョンで、プレイヤーは悟空かピッコロを選択し、ラディッツと闘うことができた。遊んでみてまず驚くのが、画面が主観視点であること。そのため、目の前に迫ってくる敵の迫力がハンパじゃない! 敵の威圧感に負けないように、ひたすらパンチ、キックで攻める攻める攻める!

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 試遊バージョンだからなのか、敵はあまり攻撃してこないので、ひたすら攻めまくっていると、コンボが成立。すると視点が切り替わり、ド派手なコンボ演出とともに、敵が吹っ飛んでいく。すると今度は遠距離戦となり、パンチの動作で気合弾らしきものを放つことができるように。こんな具合に、相手との間合いに応じて出る技が変化するのも特徴で、大まかに遠距離、近距離の2タイプが存在するようだ。

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 そしてお楽しみの必殺技だが、使用するためにはパワーを溜める必要がある。パワーを溜めるには、腰をグッと落とすポーズ……言葉では表現しづらいが、作中の気を溜めるポーズを想像してもらうとわかりやすいかもしれない。敵の攻撃の合間を見計らって、あんな感じのポーズを取り、パワーをギュギュギュギュンと溜めていく。そしてゲージがマックスになると、キャラクターごとに固有の必殺技を使うことができるわけだ。悟空の場合は、もちろん“かめはめ波”。若干半身になりながら両手を腰の横に添えた後、一気に敵に向かって両手を突き出すと……デ、デター!! これはかなり爽快ですよ!!

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 ちなみに記者が試遊する前には、プロモーションディレクターの方がデモプレイを披露してくれたが、とくに込み入った説明を受けなくとも、記者も含めて、多くのメディア関係者がスイスイプレイすることができた。モーション認識にストレスを感じることもなかったので、誰でも爽快にプレイできるだろう。

 というわけで、単純明快なおもしろさと、エクササイズ的な満足感(実際かなりイイ運動になりました)を味わえる、期待に違わぬ楽しい試遊となった。
 なおプロモーションディレクター氏によると、収録キャラクターは50体以上、技は100種類以上。モードも、気軽に遊べるスコアアタックモードと、各キャラクターのストーリー(魔人ブウ編まで!)を遊べるストーリーモードが収録されるとのことで、ボリュームもかなりのものになるようだ。現在のところ日本での発売が予定されていないのが残念でならないが、どうにか日本でも、ぜひ……! お願いしますよ、バンダイナムコゲームスさん!!

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