新キャラクターは個性満点

 2012年秋に発売が予定されている、PS Vita版の『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』。その発売に先駆けて、CAPTIVATE 2012の会場で試遊バージョンが出展された。本記事では、そのプレイリポートをお届けしよう。

 試遊バージョンでは、12人の新キャラクターのうち、さくら、ブランカ、レイ、クリスティ、エレナ、ダッドリーを使用できた。さっそくダッドリーを使ってスタッフの方と対戦してみたが、ふだん筆者が使っているアーケードスティックとPS Vitaという操作方法の違いこそあれ、プレイ感覚は据え置き機版とまったく同じだ。加えてPS Vita版では、前面スクリーンをタップしたり、背面スクリーンをフリックすることで、割り振られた技をくり出すことができる。そのため、ボタン3つ同時押しといった操作を行うときは、スクリーンを使ったほうがよさそうだ。

PS Vita版『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』プレイリポート【CAPTIVATE 2012】_04

 続いては、ひと通り新キャラクターをプレイ。その感想をお届けしよう。

■ダッドリー
スーパーストリートファイターIV』に近い感覚で使えるキャラクター。立ちやしゃがみ時の中パンチが強力で、しゃがみ強キックからの追撃ももちろん可能だった。スーパーチャージ対応技は、ショートスイングブロー。

PS Vita版『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』プレイリポート【CAPTIVATE 2012】_05

■エレナ
長い手足を活かした牽制技が強力。動きは少しクセがあり、ジャンプはかなり高く、ふわっとした軌道で飛ぶ。ジャンプよりも、地上戦を主体にして戦うキャラクターか?

PS Vita版『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』プレイリポート【CAPTIVATE 2012】_02

■さくら
春風脚から小技がつながったり、波動拳がためられるなど、ダッドリーと同じく、『スーパーストリートファイターIV』のような感覚で戦えそうだ。

PS Vita版『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』プレイリポート【CAPTIVATE 2012】_01

■ブランカ
ローリングアタックとバーチカルローリングがヒットした際、技をくり出した距離に関わらず、相手が必ずダウンする。ただし、どちらの技もガードされた場合ほとんど跳ね返らず、反撃を受けやいので多用は禁物だ。なお、エレクトリックサンダーは連打でくり出せる。

PS Vita版『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』プレイリポート【CAPTIVATE 2012】_06

■レイ
蹴りをくり出しつつ背を向いたり、地面に寝転がったりと、『鉄拳』シリーズ同様のトリッキーな攻めが行えるようだ。通常ヒットで壁バウンドになる掌打のような必殺技も持つ。

PS Vita版『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』プレイリポート【CAPTIVATE 2012】_07

■クリスティ
カポエラ使いらしく、足技が多い。逆立ちが構えのようになっており、この状態のときにのみ、くりだせる技があった。下段回し蹴りを連続してくり出す技や、突進しての回転蹴りなども使用可能。

PS Vita版『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』プレイリポート【CAPTIVATE 2012】_03

ストリートファイター X(クロス) 鉄拳
■機種:プレイステーション3、Xbox 360、プレイステーション Vita
■発売日:プレイステーション3、Xbox 360版は発売中。プレイステーション Vita版は2012年秋発売予定
■価格:プレイステーション3、Xbox 360版は各6990円[税込]。プレイステーション Vita版は価格未定