GDCアワードは『TES V: スカイリム』がゲームオブザイヤーを奪取! 『ポータル2』も3部門を制覇

GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)期間中に受賞作の発表が行われる、世界のゲーム開発者によるゲーム開発者のための賞、GDCアワード(Game Developers Choice Award)。先程決定した2012年度の受賞作をまとめてお伝えする。

●各功労賞&IGFアワードの結果もまとめてお届け

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 GDC(ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス)期間中に受賞作の発表が行われる、世界のゲーム開発者によるゲーム開発者のための賞、GDCアワード(Game Developers Choice Award)。先程決定した2012年度の受賞作をまとめてお伝えする。

 『ギアーズ オブ ウォー』シリーズのクリエイター、クリフ・ブレジンスキー氏が司会を務めた今年のアワードでは、ベセスダ・ゲーム・スタジオが開発したオープンワールドRPG『ザ エルダースクロールズ V: スカイリム』に決定。ゲームデザイン賞など3部門に輝いた『ポータル2』を押しのけ、総合力の高さでの受賞となった。

 残念ながら日本のタイトルの受賞は叶わなかったが、ゲーム・オブ・ザ・イヤー候補として『ダークソウル』が呼ばれたときに、会場が結構積極的に湧いていたことはお伝えしておこう。
 そのほか気になったところとしては、Xbox LIVE アーケードで配信されている『バスティオン』が、ベストダウンロードゲームを取るとともに、開発したSuperGiant Gamesがベストデビューの2冠に輝いている。SteamなどのPC向け配信サービスや、GoogleのChrome Web Storeでも配信されているので、気になった人はチェックしてみてほしい。受賞作は以下の通り。

Game of the Year(最優秀ゲーム賞)
ザ エルダースクロールズ V: スカイリム』 (Bethesda Game Studios)
Best Game Design(ゲームデザイン賞)
ポータル2』(Valve)
Innovation(革新賞)
Johann Sebastian Joust』 (Die Gute Fabrik)
Best Technology(技術賞)
バトルフィールド3』(DICE)
Best Handheld/Mobile Game(携帯ゲーム機/ケータイゲーム賞)
Superbrothers: Sword & Sworcery EP』 (Capy Games/Superbrothers)
Best Audio(音響賞)
ポータル2』 (Valve)
Best Downloadable Game(ダウンロードゲーム賞)
バスティオン』 (Supergiant Games)
Best Narrative(物語賞)
ポータル2』 (Valve)
Best Debut(デビュー賞)
Supergiant Games (『バスティオン』)
Best Visual(美術賞)
アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-』(Naughty Dog)

 恒例のおバカ映像集団mega64は、GDCアワードでの一発目が『スカイウォードソード』ネタで、二発目が『アンチャーテッド -砂漠に眠るアトランティス-』ネタ。最後にクリフ・ブレジンスキー氏を巻き込んでカマしたのが、今年の生涯功労賞に選ばれたウォーレン・スペクター氏ネタ。ちなみに内容は、クリフ・ブレジンスキー氏がウォーレン・スペクター氏を褒めようとするが、

「『Deus Ex: Human Revolution』は実に革命的で……」
「クリフィー、彼はアレ関わってないから……。やってたのは『Deues Ex』の方ね」
(2テイク目)
「『Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ』は……」
「それも関わってないよ。『エピックミッキー』ね」

と間違え続ける内容。日本では『Deus Ex: Human Revolution』が『デウスエクス』というタイトルになってしまったのでわかりづらいギャグだが、『DEHR』が最近アイドス・モントリオールが作った方で、『Deus Ex』がオリジナル版である。
 ともあれ、これから受賞しようって人をいじり倒していいのか? 多分いいのだ。ウォーレン・スペクターが偉大な開発者であることなんか、会場にいる人はみんな知っているんだから。


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 受賞スピーチでは、リチャード・ギャリオット、ジョン・ロメロ、ダグ・チャーチといった偉大な先人や同輩らに礼を述べたのち、ゲームが持つ力について語っていた。「ゲームはプレイヤーに力を与えられる、ユニークな媒体だ」とスペクター氏。それはほかのどの媒体よりも強力かつ独自で、だからこそ小説や映画やテレビ以上に、プレイヤーの人生を変えるような体験が提供できるはずだし、そう目指すべきだと訴えかけた。
 最後に「ゲームという媒体のユニークさを受け入れ、失敗してもさらに努力すれば、君たちの、そして私たち全体の将来はとても明るい。そしてもしかしたら、君たちもこの壇上でこの賞を受けることになるかもしれない。その時には私はステージの裏で髭のシャドウとなって微笑んでいると思う。素晴らしい29年をありがとう」と締めくくると、会場から惜しみない拍手が送られた。

 そのほかの功労賞では、アタリで『ミサイルコマンド』、『テンペスト』などを手掛けたデイブ・トイラー氏がパイオニアアワードに、ゲームの表現規制に対して業界を代表して戦ったケン・ドロショウ氏とポール・スミス氏にアンバサダーアワードが贈られた。


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 同時開催されたインディーゲーム賞“IGFアワード”の結果は以下のとおり。大賞はPolytronの『Fez』。おめでとう&とっととリリースしてください! なお、どんな作品かは候補作の全紹介記事があるのでそちらを参考にしてほしい。『Dear Esther』もオススメです。

Seumas McNally Grand Prize(大賞)
Fez (Polytron)

Excellence In Visual Art(美術面で優れた作品)
Dear Esther (thechineseroom)

Technical Excellence(技術に優れた作品)
Antichamber (Demruth)

Excellence In Design(ゲームデザインに優れた作品)
Spelunky (Mossmouth)

Excellence In Audio(音楽面で優れた作品)
Botanicula (Amanita Design)

Best Mobile Game(ベストモバイルゲーム)
Beat Sneak Bandit (Simogo)

Nuovo Award(抽象的だったり、型破りだったりする挑戦的なゲームに贈られる)
Storyteller (Daniel Benmergui)

Best Student Game
Way (CoCo & Co.)