『FFXIII-2』はほぼ完成に近い状態!

 日本では2011年12月15日に発売予定のスクウェア・エニックスのプレイステーション3・Xbox 360用ソフト『ファイナルファンタジーXIII-2』(以下、『FFXIII-2』)。現在、この『FFXIII-2』のメディアツアーで欧州を巡っている北瀬佳範プロデューサーを、ロンドンで直撃!

 なお、北瀬氏と記者が出会えたのは、コンサート“Distant Worlds music from FINAL FANTASY”ロンドン公演の会場、ロイヤル・アルバート・ホール。コンサートの模様はこちらで紹介しているので、併せて確認してほしい。

 また、後日、『FFXIII-2』欧州メディアツアーの写真を追加でアップ予定なので、こちらもお楽しみに。

『FFXIII-2』欧州メディアツアー中の北瀬佳範プロデューサーに直撃インタビュー!_01
北瀬佳範氏
ロイヤル・アルバート・ホールとアルバート公記念碑を背景に

――『FFXIII-2』のメディアツアーで欧州を回っていらっしゃるそうですが、ユーザーの反応はいかがですか?
北瀬佳範氏(以下、北瀬) ありがたいことに、ご好評をいただいています。今日はロンドンの会場にユーザーさんをお招きして、コミュニティーイベントを開催したのですが、そこでは実機でのプレイを参加者の皆さんにお見せしました。ちょっとしたプレゼントもさせていただいて、非常に盛り上がりましたね。ユーザーさんと直接触れ合うことができて楽しかったです。

――実機でのプレイというのは?
北瀬 サンレス水郷のあたりをお見せしました。モーグリ投げなども(笑)。今回はユーザーが道を選んだり、やり込めたりする要素がたくさん入っていますので、そのあたりを重点的にお伝えしました。

――ユーザーの方からはどんなことを言われたか、印象的だった言葉はありますか?
北瀬 ああ、日本語を話せる女の子がいて、帰り際に「『FF ヴェルサスXIII』はいつ出ますか?」と聞かれたのですが、何もお答えできなかったということがありました(苦笑)。

――『FF ヴェルサスXIII』も期待度の高い作品ですからね(笑)。こちらで流れているトレーラーでは、欧州での『FFXIII-2』の発売日が確認できましたが?
北瀬 はい、欧州では2012年2月3日に発売します。北米は、2012年1月31日です。欧州と北米は、ほぼ同時期の発売となります。

――では、現在の開発状況はいかがでしょうか?
北瀬 ほぼ、完成に近い状態です。自分もプレイしていますが、ヒストリアクロスによる進行ルートの分岐や、フラグメントを集めるためのミッションなど、すごくたくさんの要素が詰まっていて楽しめますね。ストーリーも、壮大さを残しながらもきちんと濃く構成されていて、ストーリーとゲーム部分のバランスがとてもいいと思います。

――最後に、日本のファンへメッセージをお願いします。
北瀬 今回は、くり返し遊べる要素がふんだんに盛り込まれています。たとえば、突然ボス級の敵が現れて、ふつうに挑んだのでは瞬殺されてしまうのですが、ゲームを進めてキャラクターを育てると、ヒストリアクロスを一度閉じて……つまり時を巻き戻して、そのボスを倒しにいくことができます。取れない宝箱などもそうですが、プレイを進めていくときに、“後ろ髪を引かれる要素”がたくさんあるんです。そういったものを、後から攻略していけるようなシステムになっていて、それが遊び応えにつながっていきます。完成も間近となっていますので、発売を心待ちにしていただければと思います。