●1stライブのチケット販売は2011年10月1日から!

 アニメ『アイドルマスター』やPSP用ソフト『クリミナルガールズ』など、数々の作品で声優として活躍する傍ら、アーティストとしても2009年にリリースした『LEVEL∞』以降、多数の楽曲をリリースしている長谷川明子。そんな彼女の待望の1stアルバム『Simply Lovely』が2011年9月21日にリリースされた。同アルバムの発売を記念したイベントが各所で開催。今回は2011年9月19日(月)、アルバムの発売前に東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店にて開催されたイベントの模様をお届けする。

 イベント開始と同時に会場には、1stアルバムの表題曲となっている『Simply Lovely』が流れ始める。ステージに登場した長谷川が、かわいらしく爽やかな同曲を笑顔で歌い上げると、会場からは「アッキ――――!」という声援が飛んだ。ライブのあとのトークコーナーでは、プロデューサーの中村氏が長谷川に質問を投げていく形で、イベントが進行。アルバムの初回限定盤に封入されている生写真にみんなびっくりするといった話題から、アルバム発売に関して「こんなに歌ってたのかー。いつの間に! という気持ちです」と語り、CDデビューから2年間の活動と成長が詰まったアルバムになっているので、これまでの活動を振り返る意味でもぜひ聴いてほしいということをファンに伝えた。また、収録曲に関しても、デビュー曲の『LEVEL∞』は全部で3バージョンが収録されており、『Disillusion Special ver.』は、シングルに収録したものとはアレンジが異なっており、『Hard Rock ver.』は歌も録り直しているとのことなので、シングルを持っている人も新鮮な気持ちで聴けそうだ。

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▲中村Pの前説のあと、『Simply Lovely』を披露する長谷川。

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 さらに、今回のイベントにはスペシャルゲストとして作詞家のオノダヒロユキ氏と、作曲家の千葉梓氏(ベイシスケイプ)が参加。オノダ氏は、『Simply Lovely』、『おにぎりマーチ』、『Fateful Actor』の作詞を担当しており、『Simply Lovely』に関しては、「松田聖子さんみたいな曲が歌いたいと言っていたので、そういった詞にしました」とコメント。作詞をした際の苦労については「ないです! けっこうノリノリで書きました」と、まったく苦労がなかったことを明かした。続いて、『おにぎりマーチ』についての話題に。同曲は、長谷川の『蒼凛のペンデュラム』発売記念イベントの中で制作の外堀が埋められていった曲で、イベントに来ていた千葉氏とオノダ氏に作曲と作詞をお願いしたことで制作が決定したのだという。これについて、千葉氏は、正式にオファーがあった際に「ホントに来た――――――!」と感じたと語る。また、長谷川はテレビで新潟発のローカルアイドルユニットNegicco(ねぎっこ)というアイドルがいることを知ったという話題から、『おにぎりマーチ』があるので「お米関係は任せて! 農業関係の方はぜひご連絡ください!!」とアツく『おにぎりマーチ』をアピールした。

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▲左が千葉氏で中央がオノダ氏。サプライズでの登場に、ファンも興奮!

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 会場では、そんな『おにぎりマーチ』を、ぜひみんなでいっしょに歌って踊って盛り上がりたいという長谷川の提案で、コールの練習をすることに。“レッスン1”として今回行われたのは、「アッキー」というコールの練習。初めて同曲を聴く人もいる中での練習となったのだが、会場は大盛り上がり。みんながノリノリ(=海苔海苔)だったと長谷川も興奮気味で、作詞を担当したオノダ氏も「コールをいろんなところに入れたので、いっしょに盛り上がっていただきたいです」と語る。また、会場のファンからの「この詞はキタ! と思った部分はどこですか?」という質問に「第3楽章で絶叫するところがあるので、そこに注目してほしい」とコメントした。

 歌い手としての長谷川の魅力について質問された千葉氏とオノダ氏は、「レコーディングに行くと、すごく完成度の高いものをぶつけてきてくれるんです。そこまでやってくるなら、ここをもっとこうして……と、最初の基準値がグッと高くなるので曲の完成度が増すんですよね」(千葉)、「(長谷川は)めっちゃ練習してくるんですよね。自分の中に曲のイメージを取り込んでくるので、こちらとしてもやり甲斐があります」(オノダ)とそれぞれにコメント。また、収録の時間が短めであるという話題でプロデューサーの中村氏は「(自分の収録方法が時間短めのやりかたなのではなく)最初からいい状態で来てくれるので、そんなにたくさん歌ってもらわなくてもいいテイクが録れるんです。天才なんですよ」とべた褒め。これには長谷川も「なぜか中村さんはいつも私のことを持ち上げるんですよ(笑)。ぜんぜんそんなことないのに」と終始恐縮しまくりだった。

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▲当日の衣装についての質問に関しては、「ボタンが付いているから『●●ボタン』って感じでいいかな」と、某ゲームイベントで着ようと思っていたが結局着ることのなかった衣装であることを明かす。

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▲アルバムのブックレットやジャケットなどの衣装については、とある先輩から「かわいく着飾った衣装よりも、カジュアルな服装のほうが、素の長谷川っぽい」という感想をもらったとのこと。なお、ふだんの長谷川は「ぼよーんとした、だるーんとした服を着ている」とのことだった。

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▲中村氏が手掛ける作品ということで、『ファミソン8BIT☆アイドルマスター BEST ALBUM + LIVE DVD』の話題にも触れる。オノダ氏が作詞を担当した『旅の途中で』(『ワルキューレの伝説』NEW SONG)は、『ワルキューレの伝説』のオリジナル作曲者である川田宏行氏が、直々にアレンジを書き下ろした楽曲となっているとのことだ。また、中村氏が長谷川と出会ったイベント、“EXTRA2008”のライブ映像(アイドルマスターパートのみ約45分)も収録される。

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 イベントの最後には、ジャンケン大会によるサイン入りポスタープレゼントが行われたほか、2011年10月22日に開催される長谷川の1stソロライブのチケット販売が、2011年10月1日からローソンチケットにて行われることが告知された。そして、「最近やっていなかった」という長谷川のひと言で、長谷川の持ちネタである“おにぎり波”を行うことに。「オラに米と海苔を分けてくれー! Simply Lovelyおにぎり波――――!」と会場に向けておにぎり波を放つと、会場からは「磯くせ―――――――!」とおなじみのコールが湧き起こり、満場の拍手の中イベントは握手会へと移行した。

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▲渾身のおにぎり波。

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▲撮影中に思わずブロマイドを落としてしまう。ファンに見つからないように拭き拭き。

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▲握手会ではファンと笑顔で会話をしながら握手を交わす。また、来場したファンには特製のブロマイドがプレゼントされた。

■イベント開始前から開始後の様子をお届け!

 今回のイベントを、イベント開始前から取材させていただいたので、ファミ通.com撮り下ろしの写真とともに、その模様をお届けする。また記事の最後には、イベント終了後に行ったインタビューも掲載するので、そちらもぜひチェックしてほしい。

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▲本日もあきこさん(人形)はお美しいです。イベント中はあまり出番がありませんでしたが……。

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▲真剣な表情でリハーサルをこなすアッキーさん(※長谷川さんの愛称)。

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▲中村プロデューサーによる恒例のおにぎりバミリ。海苔がツヤツヤですね。

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▲本番前の控え室にて。発売目前の自身初のアルバムを手に取るアッキーさん。当日ファンに配られたブロマイドもいっしょにパシャリ。

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▲「控え室で撮影すると、どうしてもこの文字が入っちゃいますよねー。でも、控え室っぽくていい感じ(笑)」という会話をしながら撮影した写真。

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▲オノダさんと握手を交わすお花の好青年を尻目に、カメラ目線のアッキーさん。

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▲イベント終了後。歌にトークにゲストにコールの練習にジャンケン大会に握手会と、盛りだくさんの内容のイベントとなりました。

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――まずはイベントの感想をお聞かせください。
長谷川明子(以下、長谷川) 今日はゲストに、なんとオノダヒロユキさんと千葉梓さんが来てくださってですね、そして司会を中村プロデューサーみずからがされるという、とっても豪華なイベントだったと思います。ふだん発売記念イベントに来てくださっている皆さんも、なかなかオノダさんや千葉さんと直接お話したり、質問をしたりする機会はないと思うので、そういう意味でも特別なイベントになったんじゃないかな、と思いますし、とても楽しかったです。

――お客さんもしっかりと質問をされていたり、慣れていらっしゃるなと思いました。
長谷川 そうですよね(笑)。あと、ジャンケン大会も含めて、長谷川のことをよくわかっていらっしゃるな、と。

――記事が掲載される頃には、アルバムが発売されているので、アルバムが発売された感想を伺えれば。実際に発売されてみないとなかなか実感も湧かないかとおもいますが(笑)。
長谷川 お店に並んでいるのを自分の目で見たことがあまりないんですよ。ですから、今度はゲーマーズさんなどの店舗さんにちょっと立ち寄って、コソコソ見てみたいですね(笑)。「売れてる? 並んでる?」って。1stシングルのときにもそういったことをやろうと思っていたんですが、あまりできていなかったので、今度はちゃんと自分で見に行きたいです。店頭に並んでいるのを見たときに「ホントに発売されたんだー」と実感する気がしますね。

――今回のアルバムは、どんなふうに聞いてほしいですか?
長谷川 とくに『LEVEL∞』はバージョン違いがあって、『Hard Rock ver.』は録り直していたりとか、同じようで違うという楽曲を、長谷川がどういうアプローチで変えていこうとしているのかを聴いてもらえれば楽しいと思います。

――誰もが気になる『おにぎりマーチ』ですが、これはどんな曲になっているんでしょう?
長谷川 第4楽章まである曲なんですが、第1楽章は5秒で終わります!(笑)

――そうなんですか?(笑)
長谷川 マーチの部分は冒頭だけなんです(笑)。前回の9連続イベントキャンペーンの中で千葉さんとオノダさんに直接オファーをしたり、お客さんと会話をして出来上がった曲なので、歌うときも、みんなといっしょに歌いたくて、そういう曲にしていただけてうれしいです。実際にみんなといっしょに歌うことが楽しみですね。

――今回、発売記念イベントを長谷川さんの出身地である新潟でも行われていますが、そのときの感想をお聞かせください。
長谷川 台風の影響でちょっと心配だったんですが、フェーン現象で逆に37度ぐらいの猛暑になりまして、お客さんが大丈夫か心配だったんですけれど、私自身はすっごく楽しかったです。東京に出て行って声優活動をしている長谷川のことを新潟の地元の方が知ってくれて、地元に帰ってきたときに会いに来てくれるというのが、こんなにうれしいものなんだな、ということが実感できました。

――お店のあちこちにサインを書かれていましたよね。
長谷川 そうなんですよ! (MAGES.の宣伝担当)藤本さんが「書いていいッスかー? 書きますよー?」って言ってどんどん書くことが決まっちゃって(笑)。「いいんですかー?(汗)」と言いながらも、いろいろなところに勝手に書いてきちゃいました(笑)。書いたからには「がんばらなくては」という気持ちが強くなりましたね。

――なるほど。そして、2011年10月にはライブがありますが、意気込みは?
長谷川 “楽しみかた”って人それぞれだと思うんですけれど、できたら長谷川のライブはみんなといっしょに楽しめる、みんなも歌って、みんなも踊るといったライブにしたいな、と思っています。『おにぎりマーチ』みたいな曲はいっしょに盛り上がってもらいたいんです。そのためにビックリドッキリできるような企画を考えたいな、と思っていて、これから中村プロデューサーと相談していこうと思っています。

――ライブグッズの販売なんかはあるんですか?
中村プロデューサー もちろん、あります。

――たとえば、タオルを回す的な?
長谷川 タオルねー。曲の中で、どこで何をするかを決めたいですよねー。

――みんなで盛り上がれるものがあるといいですよね。それでは、最後にひと言メッセージをいただければ。
長谷川 長谷川明子の初めてのアルバム『Simply Lovely』が発売になります。1枚目のシングルが出てから、2年ちょっと経って、改めてこうやって歌わせていただいた曲を振り返ると、そのときの思い出もそうですし、そのときの気持ちを思い出したりなんかして、すごく感慨深いな、と思っています。聴いてくださる方にとっても、“変化”と長谷川らしいな、というところがちょいちょい顔を出すと思うので、たくさん聴いて楽しんでいただきたいです。あと、DVDのほうにはミュージッククリップやメイキング映像、さらに今年4月に行った『蒼凛のペンデュラム』の9連続キャンペーンイベントの映像が入っていまして、『おにぎりマーチ』の誕生の瞬間も観ることができるんです! ぜひ楽しみにしていてくださいね!

■長谷川明子1stアルバム『Simply Lovely
ファン待望の1stアルバム。1st〜4thシングル曲に加え、新曲『Simply Lovely』などのプロモーションミュージッククリップや特別映像を収録した、完全保存版の特典DVD付き2枚組仕様。
発売日:2011年9月21日発売
価格:3570円[税込]
発売元:5pb.
販売元:メディアファクトリー