●コンボの爽快感がたまらない!

 KONAMIとトライエースのタッグが贈る、マルチプレイを主体とした完全新作RPG『フロンティアゲート』。本作の体験版が、ファミ通.comにて2011年9月8日より配信されている。今回は担当記者による体験版プレイリポートの2回目をお送りするぞ。(※1回目のプレイリポートはこちら)

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 最初に述べたとおり、マルチプレイは友だちと最大3人で遊べるのですが、それぞれのプレイヤーがパートナーキャラクターをひとり連れていけるので、全部で6体ものキャラクターがクエストに参加することになります。みんなでクエストに挑む姿はまさに開拓者の一団って感じですね。ちなみに、マルチプレイを行うには、クエストへ出発する扉のところに立っている兵士に話しかければオーケー。ここで、体験版を持ち寄った友だちと無線LAN機能を使って通信することができます。準備が整ったらホストプレイヤーがシングルプレイと同じようにギルドの主人のところでクエストを受注、そしてクエストへ出発。というのが、通信開始からクエスト出発までの流れです。要は、ホストプレイヤーがせっせと動き回ってくれればほかのふたりは待っているだけでも大丈夫というわけ(笑)。

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 いざクエスト! といっても基本はシングルプレイと同じ。3人のプレイヤーがバラバラに別行動を取ることができるのだ。つまり、3人がまったくの別方向へ進み、個別に敵を撃破しに行っても問題なし。「じゃあマルチプレイはシングルプレイとどう違うの?」というと、それはやっぱりバトルです。敵と遭遇したプレイヤーの近くにいれば、最大3人、6体のキャラクターがバトルに参加できます。6体ものキャラクターが入り乱れて戦う様は圧巻で、シングルプレイでは決して味わうことができないほどの迫力。ちなみに、誰かが敵と遭遇したとき近くにいなくても、後からその場に駆けつければつぎのターンから戦闘に加わることができます。ヤバそうな強敵と遭遇してしまったら、ゲーム内ではなく実際に友だちに声をかけて助けにきてもらうのがいいかも。こういったコミュニケーションはマルチプレイならではの楽しさですよね。

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 バトルはというと、コマンド選択方式で、毎ターン回復する“AP”を消費して技をくり出していくというシングルプレイ時のものと同じルール。ただし、最大6体のキャラクターが参加するので、いかにコンボをつなげていくのかがシングルプレイより重要になってきます。コンボをつなげるには、シングルプレイと同じで、コンボを切ってしまうような補助系の技や敵全体を攻撃する技をコンボの間に入れないようにして、攻撃を組み立てていくことがコツです。慣れないうちは難しいですが、コマンド選択時に友だちと話しあって作戦を立て、見事に6キャラクターの攻撃がコンボとして成立して、10ヒット以上したときの爽快感や達成感はひと言では表すことができないくらいです。バッサバサと敵を連続で斬りつけ、強烈なダメージを与えるのは本当に気持ちいいですよ。ちなみに、補助系の技はコンボを切ってしまうため、使う意味がないのか? というとそんなことはありません。敵と味方は行動によって変化する“戦意”を持っていて、敵の戦意が上がると攻撃力が上昇し、味方の戦意が上がると、APの回復量が増加する効果が得られます。コンボをつなげつつもうまく敵の戦意を下げ、味方の戦意を上げながら戦うとバトルが有利に進められます。つまり、このあたりが本作の駆け引きの部分になってくるわけです。そういったコマンドのバランスを友だちと試行錯誤しながら戦うのがマルチプレイの醍醐味といえますね。

 本作は、ひとりより3人のほうが絶対に盛り上がるし、みんなで決めたコンボの爽快感はたまりません。ぜひまわりの友だちといっしょにマルチプレイを楽しんでみてください。また、クエストをこなしていくことで、拠点の鍛冶屋がオープンし、武器の作成や改造が体験できたり、魔法学院が開院して魔法を覚えられるようになるなど、体験版とは思えない大ボリュームとなっています。体験版のデータは製品版に引き継ぐことができるので、ぜひ体験版をやり込んで製品版の発売に備えてみてはいかがでしょうか?

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フロンティアゲート
メーカー KONAMI
対応機種 PSP(プレイステーション・ポータブル)
発売日 2011年発売予定
価格 価格未定
ジャンル RPG / 冒険・ファンタジー
備考 プロデューサー:向峠慎吾、ディレクター:小牟田修、開発:トライエース
(C)Konami Digital Entertainment ※画面は開発中のものです。