●イベント初参加のファンも多数見られた東京イベント
人気声優・今井麻美の7thシングル『花の咲く場所』の発売記念イベントが、名古屋に引き続き、東京・秋葉原のAKIHABARAゲーマーズ本店にて開催された。
ステージに姿を現した今井は、会場中に笑顔を振りまきつつも、最前列中央に初めてイベントに参加するという女性ファンを見つけると「しょうがないよね」と言いながらがっつり食いつく。「男子をないがしろにしているわけではないですよ(笑)」としながらも、この後も最前列の女性に絡むシーンはたびたび見られた。また、今井が名古屋のイベントで購入したリュックサックをさっそく購入したという女性ファンの姿も。このリュックサックの名前をつけるという話を名古屋でしていたのだが、“コビニャー”という名前であることが後に判明したため、そのままコビニャーと呼ぶことになったとのことだ。
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▲名古屋イベントの際に衣装を購入したため、着ることがなくなった衣装を東京会場では着ていた。 |
名古屋のイベントの際にトークで全力を出しすぎたため、歌を歌う直前にむせてしまったという失敗談を語った今井。そのため、今回は先に歌を歌おうとしていたというが、結局はトークからイベントは始まる。その理由について、『花の咲く場所』がオープニングテーマとして起用されているPSP用ソフト『コープスパーティー ブックオブシャドウズ』の原作者である祁答院慎氏がまだ会場に着いていないため、トークを先に行う方式に戻したという。そして、遅れてきている祁答院氏が会場入りしたら「みんなで拍手をしよう! 絶対ビビると思います(笑)」とドッキリを仕掛けることに。後に祁答院氏が会場に入ったところで会場全員で拍手をしながら「ケドウィーン(※祁答院氏の愛称)!」と盛り上がると、一瞬驚きつつも拍手を受け入れ苦笑いをする祁答院氏の姿がそこにあった。
▲祁答院氏が遅れた理由は、今井の音楽プロデューサーである濱田氏にイベントに参加しても大丈夫かというメールを送っていたものの、濱田氏がそのメールに気づいたのが会場に入ってからだったため。濱田氏から「間に合うならいいよー」と言われて、急遽駆けつけた祁答院氏は、ある意味被害者なのかもしれない。ちなみに右の写真が遅れてきた祁答院氏。 |
『花の咲く場所』に関しては、衣装についての話題に触れる。「絶対、手から魔法が出せるよねー(笑)」と笑いながら今井がコメントしながらも、衣装の力でPVも完成度が増したというエピソードを披露。PV中の振り付けや演技など細かい部分については、監督からもとくに指定がなく、どうするか不安だったという今井だが、衣装を着た瞬間に「上から見下ろす感じになった(笑)」と語る。それによりPVのイメージが一気に固まったということだった。
ファンからの質問コーナーでは、“(『シャングリラ』や『花の咲く場所』など)PVで2面性を持たせることが多いが、それに対してのこだわりを聞かせてほしい”という質問に、今回はプロデューサーの濱田氏とPVの監督を務めた藤田氏の意向であると語る。『花の咲く場所』という曲自体が、PSP用ソフト『コープスパーティー ブラッドカバー リピーティッドフィアー』のオープニングテーマである『シャングリラ』の系譜に当たる曲であるため、同曲と同じく2面性を持たせようという考えがあり、また、曲自体も強い一面と耐えるような一面が表現された内容となっているため、そのふたつの面をわかりやすく表現するために2面性を持たせたということだった。なお、イベントの翌日に自身2枚目のアルバム『Aroma of Happiness』のPVを撮影する予定であることを明かした今井は、「新しいチャレンジをしています! いままででイチバン緊張しています。正直、胃が痛いです!(笑)」と、PV撮影に向けた心境を語る。「PVを見てニコニコできるような内容にしたいな」ということで、これまでにないチャレンジをしている同PVにも期待したいところだ。
また、この日も名古屋から引き続き、イベント内イベントを開催。3通の便箋から1通を選び、そこに書かれている曲を歌うという企画で、名古屋イベントで1通選ばれたので、今回は2通からの選択に。便箋を選ぶ人は、会場に集まったファンの中でイベント当日が誕生日だったふたりのうち、ジャンケンで勝利した女性に決定。選ばれた曲は、まだ人前では一度も披露していなかった『Promised Land』に決定した。なお、同曲の曲中に出てくる男性のコーラス部分を、「みんなに歌ってほしい」と急遽お願いした今井。全員で練習したあと歌が始まると、会場から大きなコールが沸き起こり、途端に今井も笑顔になって楽しそうに、しかし力強く同曲を歌い上げた。
▲曲中に出てくる“Exodus”という言葉の意味について聞かれた今井は、「“脱出”という意味です!」と、キリリと答えた……風に書いてほしいと頼まれたのでそう書いたが、実際には一度意味を調べたものの忘れてしまった様子だった。 |
イベントの最後は、『花の咲く場所』を披露。空気を作り上げて歌い始める今井。力強く伸び上がる歌声で会場を魅了すると、その歌声に魅せられたファンから割れんばかりの拍手が今井に送られた。
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▲最後まで女性ファンに食いつき続けたイベントとなった。 |
【おまけ写真】
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▲イベント内イベントで使用した便箋。今回左側の緑がかった青の便箋が選ばれたので、大阪会場では黄色の便箋に書かれた曲を歌うことになります。 |
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▲イベント終了後。便箋を団扇代わりにする今井さん。 |