●キャットウーマンでチャレンジモードをプレイ
現地時間の2011年8月17日〜8月21日まで、ドイツのケルンで開催されている欧州最大規模のゲームイベント“gamescom 2011”。ワーナーのブースには、プレイステーション3、Xbox 360用ソフト『バットマン: アーカム・シティ』(日本ではワーナー・ホーム・ビデオから2011年11月23日発売予定)が出展され長蛇の列ができている。しかし、ブースで体験できるのはE3 2011で出展されたものとほぼ同じで、詳しい記事もあるので改めて見る必要もないだろうと判断。そこで、何か新しい情報はないだろうかとビジネスエリアを訪れたところ、なんと本邦初となるチャレンジモードのデモを見せてもらうことができた。
チャレンジモードは前作『バットマン アーカム・アサイラム』にも収録されていたもので、一斉に襲いかかってくる敵をなぎ倒していく“コンバット”、いかに見つからずにマップ内の敵を素早く殲滅する“プレデター”といった具合に、本編から独立したスコアを競うモードなっている。収録されているチャレンジは上記のふたつで、これは前作と同じ。しかし、本作では新キャラクターの“キャットウーマン”と、このチャレンジモード専用のキャラクター“ロビン”が追加されており、さまざまな戦略を持ってプレイに臨むことができるようになっている。
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今回のデモではキャットウーマンで両方のチャレンジを見せてもらった。まずコンバットからだが、このチャレンジでは10名を超える敵が一斉に襲いかかってくるので、本シリーズのウリのひとつである“フリーフローコンバット”と呼ばれるシンプルかつダイナミックな戦闘システムを堪能することができる。キャットウーマンは動きは素早いが攻撃力は低めという典型的なスピードタイプなので、戦闘中はとにかく手数が多くて見ているだけで目がまわりそう。また、相手に肩車する形で乗っかりそのままグッと体重をかけてキャットウーマンのお尻と地面で顔面を押し潰すテイクダウン、ムチをぶんぶん振り回すなど、なんともうらやまけしからん技を複数持っているようだ。ちなみに、コンバットチャレンジは合計4ラウンドを戦う。制限時間はなく、クリアータイムの早さもスコアには関係なし。いかにコンボを長く続け、またテイクダウンをどう挟むかで結果が大きく変わってくるとのことだ。
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プレデターではデモを行っていた男前のお姉さん(キャットウーマンをプレイする姿が本当にハマっていた!)が「誰にも見つからず2分でクリアーするわ!」と宣言。その言葉通り、流れるような動きでつぎつぎに敵を倒していき、途中敵に存在を察知されてしまったものの1分とちょっとでクリアーしてしまった。キャットウーマンはバットマンのようにマントを使ったグライディングはないが、ムチを使ったワイヤーアクションでスピーディーに長距離を移動することが可能だ。また、彼女専用のアクションとしては壁などに逆さの状態で貼り付くというものもある。これとムチのアクションを組み合わせれば、高いところにいる敵の足元まで貼り付き状態で迫り、スキを見て足にムチを引っ掛けて落下死させる……なんてこともできてしまう。
マップはチャレンジとプレデターで20種類。バットマン、キャットウーマン、ロビンで戦略は異なるので、かなり長く遊ぶことができそうだ。なお、gamescom 2011の開催に併せてMr. Freezeのムービーが公開されていたので、最後にそれを紹介しておこう。