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ワーナーの『バットマン アーカムシティ』に傑作の予感!【E3 2011】
ゲーム Xbox 360 プレイステーション3 海外ニュース●海外メディアもE3の注目タイトルとして絶賛
ワーナー・ホーム・ビデオが日本でも発売を予定している『バットマン アーカム・シティ』の最新デモの様子を、ワーナーブースの模様とまとめてお届けする。
本作はスクウェア・エニックスから発売されている『バットマン アーカム・アサイラム』の続編。前作は『バットマン』の世界を見事に再現し、バットマンのガジェットを駆使したアクションや、連続コンボが気持ちいい格闘、入念なキャラクター造型、バットマンの世界に少々疎くても大丈夫な丹念な説明など、完成度の高さでいくつものアワードを受賞したタイトルだ。
今回は舞台をアーカム精神病院から市内に移し、フィールドだけでも前作の5倍に相当するなど、あらゆる面がパワーアップ。デモはバットマンが高層ビルのガーゴイルに立ちすくんでいるところからスタートした。
もちろん、闇夜を飛び回るバットマンのアクションもさらに強化されている。基本はグライダーでゆっくり落ちていくだけなのだが、急降下から急浮上したり、グラップリングフックをくり出すことで、続けて飛んでいくことができる。見る間に別のビルの屋上に張り付き、敵を次々とテイクダウン(一撃で倒す必殺ムーブ)する。これは本当に爽快だ。
プレイヤーがバットマンになり切れるようゲームデザインされているのだが、それだけじゃない。ここでノラ猫がいる場所で“Take a Break(休憩する)”を選択して選手交代。もうひとりのプレイヤブルキャラクター、キャットウーマンの登場だ。ビルの屋上からダイブして強烈な一撃をくり出し、専用のガジェットで別の敵を一発ノックダウンする。
ガジェットだけでなく、キャットウーマンには専用のコンボ、テイクダウンなど、あらゆるアクションが用意されている。グライディングこそできないものの、ムチを使ってビルの合間を移動していくキャットウーマン。バットマンや彼女になったプレイヤーにとって、アーカムシティは大きな遊び場だ。専用のアクションを駆使して、どんどん探索したくなってくる。
キャットウーマンは、下水道からとある金庫に向かうことに。地下ではバットマンの敵のひとりポイズン・アイビーによってすでに壁が壊されており、金庫に近づきやすくなっている。ここではキャットウーマンとポイズン・アイビーは協力関係にあるのだ。バットマンでは、さまざまなキャラクターが、それぞれの目的を持って動いている。これは敵、これは仲間と、きれいにわけられるわけではない。複雑な関係が入り組んだストーリーの楽しさも本作の魅力のひとつだ。
ガードから3種類のキーを盗まないと金庫室は開けられない。とはいえ、盗みはキャットウーマンの得意分野。スペシャルムーブで天井に張り付き、専用のビジョンでガードたちがどう動いているかを表示する。これはバットマンの持つ透視能力“ディテクティブ・モード”とは異なっており、キャットウーマンが盗みたいものを嗅ぎつけているのだ。
天井からササッと降りてはカードを失敬し、物陰にやってきたガードを天井から首を絞めて失神させ、見事カードをコンプリート。スライディングで飛び出てから天井に張り付いたり、2名同時にテイクダウンしたり、ハデなアクションが楽しい。金庫室に入るとアイビーのランの鉢が置いてあったのだが、キャットウーマンは鉢を落として割ってしまう。アイビーはどう思うだろうか? キャットウーマンはメインストーリーに大きく関わり、チャレンジモードなどにも出てくる。
画面が暗転すると、もうひとつのシーンが披露された。片眼鏡をしたこの男は……ペンギン! ふたたびバットマンとなり、ペンギンがけしかける数十人のならず者とのバトル。コンボを叩き込み、カウンターを決めて、次々と倒していく……しかしスタッフは大連続コンボを決めたかったようだが、E3最終日ということもあってかあえなく失敗。
『バットマン アーカムシティ』のシアターとデモが遊べた一角は、E3でもかなりの人気スポットだった。開催中に発表される各海外メディアの注目タイトルにも山のように選ばれたことで、いまのところその大きな期待にも十分応えているように見える。バットマン世界への愛が込められた広大なフィールドで、爽快なヒーローアクションが楽しめる本作、日本ではプレイステーション3とXbox 360で、2011年秋の発売を予定している。
●そのほかのタイトルも注目
そのほかにもワーナーブースでは、ダウンロードタイトル『Gotham City Impostors』と、『ロード・オブ・ザ・リング ウォー・イン・ザ・ノース(仮題)』などをプレイヤブル出展。『Gotham City Impostors』は、バットマンとジョーカーの戦いに影響された偽物たちが対戦するというちょっとクレイジーな設定で、出てくる武器も自作感あふれる変テコガジェットだったり、なかなかユニーク。ブースのお姉さんもジョーカーの格好で、ずっと「Go Jokerz!!」と応援していた。
『ロード・オブ・ザ・リング ウォー・イン・ザ・ノース(仮題)』は、オンラインでは最大3人で遊べる協力プレイを押し出していた。『指輪物語』/『ロード・オブ・ザ・リング』のファン同士での協力プレイとなると、熱の入り方も自然と変わってくるかも。
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