サクセスの歴史その2

公開日時:2016-04-20 23:50:00

 『実況パワフルプロ野球』シリーズのモードのひとつであり、、いまでは代名詞とも言えるサクセスモード。練習を重ねて選手を育成し、誰よりも強いオリジナル選手を作るというコンセプトが、多くのファンの心をつかんで長く続くコンテンツへと成長していった。そこで、2016年で20周年を迎えるサクセスモードの歴史を、メインのナンバリングタイトルを中心に振り返っていく企画後編をお届けする。

2006~2008年:新たな時代へと突入
2010~2012年:チャレンジ精神によって革新は続く
2013~2014年:ユーザー自身がカスタマイズするサクセス
2016年   :サクセス20周年の集大成

  

●2006~2008年:新たな時代へと突入

 『実況パワフルプロ野球13』と『14』はプレイステーション2、『15』はプレイステーション2とWiiの両方で発売された。のちに単独のモードとして独立する栄冠ナイン編が、サクセスのひとつとして『14』に登場したほか、『15』でストレートの種類にツーシームやムービングファストといった第2球種が実装された。猛田慶次、東條小次郎、六道聖といった第3世代のキャラクターが登場したり、『15』においては新規プレイヤーのことを考慮して過去シリーズのレギュラーキャラクターが出ないという措置が取られるなど、新たな時代への突入を感じさせた時期。

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パワプロ13

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パワプロ14


●『パワポタ』シリーズに待望のサクセスが実装

プレイステーションポータブルで発売されていた『実況パワフルプロ野球ポータブル』シリーズ。当初はサクセスモードが収録されていなかったが、2008年の『パワポタ3』において待望のサクセスが初実装された。基本的なサクセスとは別に、カプセルを引くだけで簡単にオリジナル選手を作れるパワガチャも搭載されている。なお、“ポータブル”の名を冠して発売されたのは2009年までで、2010年から2013年までは本家『パワプロ』シリーズのマルチプラットフォームのひとつとして発売された。ただし、演出の簡略化やPSP版専用のモードがあるなど、『パワポタ』シリーズの特色を色濃く残していた。

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パワポタ


 

●2010~2012年:チャレンジ精神によって革新は続く

 1年のブランクを経てプレイステーション3、プレイステーションポータブルのマルチプラットフォームにおいて、『2010』がメインシリーズとして発売。この年からタイトルが年号表記に変更となった。また、『2012』以降はプレイステーションVitaでも発売されるが、ハードによって演出の多寡や収録内容に若干の違いがある。『2011』から能力を100段階に統一してSランクが登場したほか、マスを移動して短時間で選手を作れるサクサクセスが搭載された。また、サクセス中の2Dキャラクターがヌルヌルと動いたり、オリジナル選手の髪やヒゲといった顔の特徴を再現可能になるなど、多くの試みを取り入れていった。

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パワプロ2011

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パワプロ2012

 

●2013~2014年:ユーザー自身がカスタマイズするサクセス

 キャラクターのカードをイベントデッキにセットすることで、その選手のイベントが発生するようになるシステムを採用。デッキにセットしていないキャラクターのイベントは基本的に発生せず、選手カードをガチャで手に入れるというこれまでの『パワプロ』シリーズとは大きく異なる仕様に変更された。また、『2013』は課金アイテムが実装されるなどソーシャルゲームを意識したゲーム性が取り入れられたが、『2014』ではイベントデッキシステムを継承したものの、課金アイテムは撤廃される形となった。

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パワプロ2013

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パワプロ2014


●モバイルゲーム『実況パワフルプロ野球』が盛況

2014年に配信され、現在も多くのプレイヤーが遊んでいるモバイルゲーム『実況パワフルプロ野球』。スマートフォンで遊びやすいように簡単操作で遊べるように調整されている。サクセスのシステムは『2013』と同様にイベントデッキシステムを採用。ガチャでレア度の高い選手を手に入れたり、デッキで組み合わせたりすることで、より強い選手の育成が可能になる。現在も新しいシナリオを配信し続けており、さまざまな作品とのコラボレーションも数多く行っている作品。

※アプリ版『実況パワフルプロ野球』特設サイトはこちら


 ●2016年:サクセス20周年の集大成

 約1年半ぶりにシリーズ最新作が登場! シリーズの集大成とも言える『2016』は、ユーザーインターフェースが刷新されるなど新要素を多く含みながらも、サクセスのシステムは旧来のものに近くなっている。

※『実況パワフルプロ野球2016』とは?

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パワプロ2016

一般社団法人日本野球機構承認 NPB BISプロ野球公式記録使用 プロ野球フランチャイズ球場公認 (C)Konami Digital Entertainment
一般社団法人 日本野球機構承認 日本プロ野球名球会公認 (公社)全国野球振興会公認 プロ野球フランチャイズ球場公認 ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2015年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。 データ提供: スタッツ・ジャパン (C)Konami Digital Entertainment

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実況パワフルプロ野球2016

実況パワフルプロ野球2016

ハード:PS4、PS3、PS Vita
発売日:2016年4月28日発売予定
価格:PS4版:7980円[税抜](8618円[税込])、DL版同価格
PS Vita・PS3版:6980円[税抜](7538円[税込])、DL版同価格

一般社団法人 日本野球機構承認 日本プロ野球名球会公認 (公社)全国野球振興会公認 プロ野球フランチャイズ球場公認 ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2015年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。 データ提供: スタッツ・ジャパン ©Konami Digital Entertainment

実況パワフルプロ野球サクセススペシャル

実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル

ハード:PS4、PS3、PS Vita
配信日:2016年4月28日配信予定
価格:基本プレイ無料

阪神甲子園球場公認 ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2015年のデータを基に制作しています。 ©Konami Digital Entertainment