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ザールブルグの物語はここから始まった…… |
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『アトリエ』シリーズ初のプレイステーション2用ソフトとして、2001年6月に発売された第3作目。舞台となるのは『マリーのアトリエ』から十数年ほどさかのぼった時代。
本作の目的は、「ザールブルグの街にアカデミーを設立する」こと。錬金術を広めるために大陸を渡ってやってきたリリーは、アカデミー建設のための資金を獲得するとともに、ザールブルグの人々からの信頼を勝ち取らなけらばならない。リリーにお供する2人の少女の名前は“イングリド”と“ヘルミーナ”。後に、マリーとエリーの師匠となる若き日のふたりである。前作、前々作へと繋がる世界設定も魅力のひとつ。
新たに導入されたシステム“展覧会”は、お城で年に一度開かれる職人たちの品評会。国王と好事家たちがこれを審査し、認められた者には莫大な援助金が与えられる。が、援助金を手にすることができるのはその中の1業種のみ。リリーが見事勝利するためには、錬金術を駆使して国の発展に寄与するような素晴らしいアイテムを作り出さなければならない。
展覧会や街の人々からの依頼をこなすことで獲得した資金は、アカデミーの建設費にあてられる。ゲームを進めることで、元々は空き地だった場所に徐々にアカデミーが建設されていく様子が非常に楽しい。資金に余裕があればレイアウトをお好みにカスタマイズすることも可能。
調合システムもパワーアップ。これまで培われてきた基本システムはそのままに、新要素“ラフ調合”がシリーズ初登場。ラフ調合は好きな材料を組み合わせて調合することができるというもの。何ができるかは実際に合成してみるまでわからず、失敗することも少なくないが、ときには高レベルでなければ調合できないアイテムができることも。
ハードをプレイステーション2に移行したことで、映像、サウンド、データ量などのあらゆる面が大幅に進化。『リリーのアトリエ
プラス』では、ネットワーク対戦にも対応している。恋愛イベントも増量されたことで、『マリー』『エリー』と比較して女性にも間口の広い仕上がりに。“ザールブルグ”シリーズの「はじまり」ということもあり、シリーズ未体験の人にもオススメの作品だ。
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PS2『リリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士3〜』公式サイトURL:http://www.salburg.com/products/A3/
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