ウォーキング・デッド|ファミ通.com

泣ける、ホラーアドベンチャー

本作『ウォーキング・デッド』は、アメリカン・コミック作家ロバート・カークマンの同名グラフィック・ノベルシリーズを原作とするアドベンチャーゲーム。原作コミックやテレビドラマ版とは異なるゲーム版オリジナルの主人公、リー・エヴェレットの視点で物語が展開される。原作コミックのテイストを意識したグラフィックは、一見、ライトなテイストをイメージさせるかもしれない。だが、プレイヤーが実際に目撃するのは、絶望的な状況下で交錯する生々しい人間模様や、“正しいと思ってしたことが、正しい結果を招くとは限らない”という過酷な世界。涙なしでは見られないような、感情を揺さぶられるシーンにも数多く直面する。ゲームにストーリー性を求めるユーザーにこそ、ぜひプレイしてもらいたい重厚な作品だ。

発売元
サイバーフロント
発売日
2013年12月5日予発売予定
希望小売価格
6279円[税込]
プラットフォーム
プレイステーション3、PC
ジャンル
シネマティックホラーアドベンチャー
CERO審査
Z(18歳以上のみ対象)
「週刊ファミ通」2013年12月12日号(11月28日発売)の新作ゲームクロスレビューにてプラチナ殿堂入り

救いようのない絶望に、男は立ち向かう

ストーリー

 その日、リー・エヴェレットは殺人の罪で刑務所に移送される途中だった。だが走行中に事故に遭い、乗っていたパトカーは大破。助けを呼ぼうとしたリーだったが、移送していた警官が化け物となって襲いかかる。リーは必死で警官を倒し、逃げ道を模索する。だが、町には同じような化け物……“ウォーカー”の大群が出現していた。安全な場所を求めて逃げ込んだ家で、彼はクレメンタインという名の少女と出会う。彼女はたったひとりでウォーカーから身を隠し、両親が帰ってくるのを待っていたのだった。リーはクレメンタインを守るため、ふたりで荒廃した町を脱出し、安全な地を求めて旅立つ。

主人公 リー
元大学教授。妻の浮気相手を殺した罪で、刑務所へ移送される途中にウォーカーと遭遇する。その後、クレメンタインと出会い、彼女を助けることを決意する。
クレメンタイン
ウォーカーに囲まれながらも、ひとりで生き延びた少女。自宅で両親を待ち続けていたが、リーを信頼して行動をともにする。口数が少なく、内気なところがある。

非情なまでに突きつけられる究極の選択

 仲間との何気ない会話や、絶体絶命の状況など、さまざまな局面でリーは選択を迫られる。プレイヤー自身の価値観で選んだ選択は、何かを犠牲にしたり、あるいはまったく意図していなかった状況を招き、その後のストーリー展開や人間関係にも大小の影響を与えるだろう。沈黙することや、あえて選ばないこと、決断から逃げることもひとつの選択だが、それさえ思わぬ結果を生むことがあるのだ。

あなたが助けるのは……命の恩人か? いたいけな子どもか?

突然、ウォーカーの群れが柵を突き破り、リーたちの命の恩人であるショーンと、近くに居合わせた少年ダックに襲いかかる。とっさの出来事に、迷っている余裕はない。どちらをさきに救うべきか?

ゾンビの群れが迫りくるなか……罠を壊すか?……脚を切るか?

森で食糧を探していたリーたちは、トラバサミに捕らわれた男を発見。折悪しく、そこへウォーカーの群れが現われる。時間をかけて罠の解除を試みるか? 脚を切ってでも助けるか? 難しい選択を迫られる。

5つのエピソードで描かれる極限状態の過酷な旅

ストーリーは5つのエピソードに分かれており、各エピソードで波乱に満ちた展開が待ち受けている。プレイヤーの選択はべつのエピソードにも影響を与え、登場人物が変化する場合もある。

エピソード1 新たな夜明け

リーとクレメンタインは、偶然出会った青年ショーンに助けられてウォーカーの徘徊する町から脱出し、ショーンの実家である農場にたどり着く。しばらくのあいだ落ち着けるものと安心したのもつかの間、農場にもウォーカーが襲来。農場で出会ったケニーたち一家とともに、リーの出身地でもあるメイコンへ避難する。しかし、すでにウォーカーが群がり、老いた両親が営むドラッグストアは、多くの生存者が立てこもる砦と化していた。

ショーン
町で出会った生存者。行くあてのなかったリーたちを、実家の農場まで案内してくれた。善良で穏やかな青年。
ケニー
妻のカーチャ、息子のダックとともに農場に泊まっていた一家の父親。家族思いの男だが、感情の起伏が激しい。

このシーンが泣ける! 変わり果てた“知り合い”との再会

生き残るために必要なあるものを探していたリーは、ウォーカーの中に見覚えのある顔を見つけてしまう。先へ進むには、そのウォーカーにトドメを刺さなくてはならない。

エピソード2 飢えとの戦い

新たな拠点となったモーテルは、ほかの生存者も合流して大所帯になっていた。しかし人が増えたことにより、食糧不足はますます深刻化。移動を主張するケニーと、モーテルにいるほうが安全だと信じるリリーとの対立も激しさを増していた。そのようなとき、近くの牧場からアンディとダニーの兄弟がモーテルを訪れ、ガソリンと引き替えに食糧を提供すると持ちかけてきた。取り引きに応じた一同は、牧場で食事にありつこうとするが……?

リリー
ドラッグストアで出会った元軍人。リーダーであろうとするが、周囲との摩擦が多い。父親のラリーが同行している。
アンディ
セントジョン牧場の住人。リーたちにガソリンと食糧の交換を持ちかけ、母親のブレンダが待つ牧場へ案内する。

このシーンが泣ける! 残りわずかな食糧をだれに渡すべきか?

10人に対して、わずか4人分の食糧を配ることになったリー。だれかに渡すと、別の誰かの視線が背中に突き刺さる……。配布役をずっと担ってきた、リリーの苦悩が窺える。

エピソード3 遠き道のり

「物資を盗む裏切り者がいる」と仲間を疑うリリー。彼女に頼まれて、リーが犯人の手がかりを追っていると、モーテルが盗賊団の襲撃を受けてしまった。騒ぎに反応してウォーカーまで押し寄せる事態となり、一同はモーテルから脱出。ケニーが運転するキャンピングカーは、一路サヴァナを目指す。だが途中で放棄された貨物列車に道を阻まれ、一行は立ち往生してしまう。さらに、ケニーたち一家にも深刻な問題が迫っていた。

ベン
リーたちが森で救ったことがきっかけで合流した気弱な学生。リリーから、物資を盗んだ犯人と疑われてしまう。
チャック
道を塞ぐ列車の貨物車両にひとりで住んでいたホームレス。成り行きでリーたちに同行し、ともにサヴァナへ向かう。

このシーンが泣ける!

モーテルを脱出したケニーたち一家に、最大の決断が迫られることになる。そのとき、リーは彼らの力になってあげられるのか?

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(C) 2012-13 Telltale, Inc. THE WALKING DEAD is (C) 2012-13 Robert Kirkman, LLC. Based on the Comic Book by Robert Kirkman,
Tony Moore and Charlie Adlard. Telltale and the Telltale Games logo are trademarks of Telltale, Inc.