まゆりの姿が見当たらず、連絡もつかない。そこで岡部は過去の自分にDメールを送り、まゆりが外出しないよう注意を促すことに。世界線が変動し、まゆりの無事を確認できたが、彼女の不注意によりラボでボヤ騒ぎが起きてしまう。岡部はそれを阻止するため再びDメールを送る。またも世界線が変動。ラボは燃えていないものの、今度はラボの床におびただしい血痕が。最悪の事態を想定した岡部は、タイムリープすることを決意。血痕が誰のものかを探る岡部は、謎の黒マントの男たちに襲われ、またしてもまゆりを見失ってしまう。まゆりの誘拐、ラボのボヤ騒ぎ、血痕と謎の黒マントの男たち。3つの世界線でのそれぞれの危機が、世界線変動をくり返す中でやがてひとつの点へと収束していく。
業火の向こうに、まゆりの姿はあった
謎の黒マント
思い出したのだ、まゆりのケータイに送られてきたDメールのことを……
「俺は鳳凰院凶真だ。これしきの炎に焼かれることはない」