まゆりの死を目の当たりにし、深い悲しみに暮れる漆原るか。彼女の心に去来するのは、まゆりとの楽しかった思い出と、岡部の言葉。「お前は、本当は……男だったのだ」。別の世界線の彼女が送ったDメールにより、過去が改変され女性として生まれ変わったこと、そして自分も含む数々の過去改変の影響によりまゆりの死が回避できなくなってしまったこと。まゆりの死を受け入れてしまった岡部倫太郎は、自分の責任であり、るかが気を病む必要はないと言い切る。しかし、るかはせめてまゆりの願いだったコスプレ姿を見せてあげたいとタイムリープを申し出るのだった。
そう、ボクは女の子だ
それはあまりにも突然すぎて。ボクたちはただなす術もなくその様子を見つめるしかできなかった
まゆりの死