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黄昏色のソーテール

牧瀬紅莉栖シナリオ
シナリオ:三輪清宗

 過去に記憶を転送できる“タイムリープマシン”を完成させた牧瀬紅莉栖の前に、死の運命にある“椎名まゆり”を救うため、幾度となくタイムリープをくり返して来た岡部倫太郎が現れる。何度もまゆりの死を目の当たりにし、タイムリープする気力も失い、廃人寸前となっていた岡部。辛うじて口を開いた岡部から事情を聞いた紅莉栖だったが、時すでに遅く、まゆりはラウンダーによって拉致された後だった。フェイリス・ニャンニャンの父であり、さまざまな方面に影響力を持つ秋葉幸高にも相談するが、やはり事態の打開へは至らない。そしてついに、まゆりの死が報道されてしまう。まゆりが死んだ悲しさ、何もできない自分の無力さに嘆く紅莉栖。そのとき、紅莉栖の携帯電話が鳴る。発信者は“ドクター中鉢”こと紅莉栖の父、牧瀬章一だった。

「助けて! お願い……。もう、もう……、私じゃ……岡部を……好きな人を助けることができないの!」

好きな人のために、どうしたらいいのか、ぜんぜんわからない……!

廃人寸前の岡部