読者の意見でもっとも多かったのが、『アサシン クリードIII』の爽快なアクションをオススメするもの。シリーズ最新作『III』では、広大なフィールドを縦横無尽に動き回る移動システム“フリーラン”が大幅にパワーアップ。建物だけではなく、崖や木などの自然物にも上れるように。このフリーランの気持ちよさを挙げる人が多数を占めた。また、プレイヤーの好きな方法で敵を始末する自由度が高い“暗殺”や、『III』からの新要素である“海戦”も好評を博していた。下にそれぞれのアクションをまとめたので、チェックしておこう。
↑直感的かつ簡単な操作で、流れるようなアクションが楽しめる。
Rボタンを長押しすると、Wii U GamePadのスクリーンに武器のアイコンが表示される。アイコンをタッチすれば、直感的に武器やアイテムを変更可能。馬を呼び寄せる“馬笛”も常時使用できる。
段差や建物などを乗り越えてスピーディーに移動するのが“フリーラン”システムだ。本シリーズでは、プレイヤーの目に映っているほぼすべての場所に上ることが可能。『III』では、崖や木などの自然物も上れるようになり、フリーランの爽快感が格段にパワーアップした。
暗殺者(アサシン)が主人公のゲームだけあって、“暗殺”はゲームの肝となる部分。本シリーズでは、ターゲットを始末する方法はプレイヤー次第。見つからないように隠れて接近するも、すべての見張りを倒して正面突破するも、プレイヤーの自由となっている。
『III』からの新要素である“海戦”。プレイヤーは大海原で船を駆り、イギリス軍の艦隊と戦闘をくり広げることになる。個人の戦いではなく、集団対集団の壮大なスケールの戦闘が楽しめる点が大きな魅力。『III』では、海戦が軸になるミッションも多数用意されている。
『アサシン クリード』シリーズと言えば、これまで中世ヨーロッパの歴史の裏で暗躍する暗殺者たちの姿を描いてきた。シリーズ最新作では18世紀にアメリカ大陸で発生した“アメリカ独立戦争”がおもなモチーフとなっており、歴史的に有名な出来事を、ゲームの中で体験することができる。歴史ものが好きなプレイヤーから「ゲームとしてだけではなく、歴史フィクションとしても楽しめる」、「ゲームをプレイしているだけで、楽しみながら歴史が学べる」と好評だった。
↑アメリカ独立戦争を忠実に再現。プレイヤーは史実の事件をゲームで体験できる。
アメリカ大陸の北東部にある13のイギリスの植民地が蜂起し、イギリス本国からの独立を目指した革命のこと。アメリカ独立戦争は、1775年の“コンコードの戦い”に始まり、1783年の“パリ条約”でアメリカ側が勝利を収めた。『III』では、アメリカ独立戦争で活躍したジョージワシントンやサミュエル・アダムズ、イズラエル・パットナムなどの人物が多数登場する。
↑アメリカ独立戦争に身を投じたコナーと歴史的人物との掛け合いにも注目だ。
『アサシン クリード』シリーズは、さまざまな歴史的資料をもとに過去の世界を忠実に再現しているのが特徴だ。当時の地形はもちろん、気候風土や道ゆく人々の生活様式までもリアルに再現されており、ファンのあいだでは「実際に過去の世界を旅行している気分が味わえる」との定評がある。『III』はおもに18世紀アメリカのボストン、フロンティア(開拓地)、ニューヨークといったマップが登場し、それぞれ探索することができる。3つのマップの特徴を見ていこう。
Wii U版では、Wii U GamePadにミニマップが表示される。ゲーム中にメニュー画面を開かなくても手元のスクリーンでマップが見られるので、箱庭世界の探索に役立つはずだ。
アメリカ独立戦争発祥の地。本作では、おもにボストンを中心に物語が展開していく。街の中心部には近代的な建築物が建ち並び、東側には大きな港が広がっている。
西洋文化の手が入っていない未開拓地。木々や川などの自然が広がっており、オオカミやシカ、クマといった野生生物が生息している。動物の狩猟も楽しめる。
ボストンの南西にある植民地。近代化が進む東地区、田園が広がる北地区。大火事の爪痕が残る西地区といった3つのエリアに分かれている。

世界中のプレイヤーが暗殺のテクニックを競い合うマルチプレイ。プレイヤーはAI(人工知能)で行動する群衆の中に紛れつつ、ほかのプレイヤーにバレないように接近し、暗殺することになる。本シリーズのマルチプレイは、アクションゲームの腕前よりも、ほかのプレイヤーの心理を予測する力が求められる、オリジナリティー溢れるものとなっている。シリーズのファンからは、「相手の行動を読んで裏を掻き、暗殺するのがたまらない!」という意見が多く寄せられた。
マルチプレイでは、一般市民で賑わうフィールドが舞台となる。プレイヤーは、人混みの中に紛れ込み、NPCのフリをしながらターゲットを探すことに。ターゲットを見つけて殺害すれば、スコアを獲得。制限時間終了時にスコアが高いプレイヤーの勝利だ。対戦モードは全部で7つあり、それぞれルールが異なるので、プレイスタイルに応じて好きなものを選択しよう。
道行く群衆の中に紛れ込めば、相手に見つかりづらくなる。NPCと異なる目立った行動を取るとバレやすくなるので要注意。
画面中央に表示されている円形のアイコン“コンパス”には、ターゲットがいる方向が表示される。コンパスを頼りに接近しよう。
ターゲットに気づかれないように接近して暗殺。特定の条件を満たして暗殺すれば、ボーナスでより多くのスコアを獲得できる。
↑1〜4人のプレイヤーが協力してAIで行動するターゲットを暗殺するモード。制限時間内にスコアを一定値溜めるとつぎのステージに進むことができる。
↑プレイヤーはふたつのチームに分かれてマップ上のテリトリーを巡って争う。テリトリーを占有すると自動的にスコアが加算され、スコアが多いチームが勝利。
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