カプコンから2012年10月25日に発売のPS Vita用ソフト『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』。今回の特集記事では、プロゲーマーのときど選手が本作を体験プレイ。そのプレイインプレッションを中心に、PS Vita版ならではの要素を紹介していくぞ。
カプコンから2012年10月25日に発売のPS Vita用ソフト『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』。今回の特集記事では、プロゲーマーのときど選手が本作を体験プレイ。そのプレイインプレッションを中心に、PS Vita版ならではの要素を紹介していくぞ。
『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』(以下、『ストクロ』)は、カプコンの『ストリートファイター』シリーズと、バンダイナムコゲームスの『鉄拳』シリーズの人気キャラクターが競演する対戦格闘ゲーム。対戦形式は2対2のタッグ戦を採用。これにともない、パートナーとともに強力な攻撃を仕掛ける“クロスアーツ”や、パートナーと入れ換わりながら空中コンボを決めるランチアタックなど、タッグ戦ならではのバトルシステムが搭載されている。さらに、キャラクターの能力をアップさせたり、操作を助けてくれるアイテム“ジェム”によるカスタマイズといった、これまでの格闘ゲームにはない斬新な要素も盛り込まれている。2012年3月8日にプレイステーション3版とXbox 360版が先行発売され、さまざまな新要素を加えたプレイステーション Vita版が2012年10月25日に発売される。
↑追加ダウンロードコンテンツとして配信されたキャラクターも加わり、総勢55キャラクターの戦士がバトルをくり広げるのだ。
――ときど選手が『ストクロ』をやり込むことになったきっかけは? ときど2012年8月に行われた世界大会“EVO2012”や2012年10月20日に決勝が行われる公式全国大会など、ビッグイベントの開催が早い段階から決定していたからですね。予想通り多くのプレイヤーが参戦することになり、その中にはまだ見ぬ強敵もたくさんいて、そういった多くの対戦相手に恵まれているのが『ストクロ』のいちばんの魅力だと思います。ゲーム内容で言うと、キャラクター数が多く、ジェムの組み合わせも豊富にあり、やり込み甲斐のあるシステムが気に入っています。
ネットワーク環境さえあれば、PS Vita版とプレイステーション3版によるオンライン対戦が可能。PS Vita版を持ち歩きながら、いつでも、どこでも、誰とでも対戦が行えるのだ。ちなみに、ひたすら対戦する“エンドレスバトル”では、PS Vita版とプレイステーション3版の対戦ルームを分けて作るこもできるぞ。
――クロスプレイのプレイ感覚はいかがでしょうか? ときどあくまで開発環境での体験プレイということが前提ですが、通常の対戦プレイと同じように遊べました。プレイヤー人口の多いプレイステーション3版と対戦できるということで、対戦相手に困ることがなさそうなところがいいですね。 ――PS Vita版のタップ操作については、いかがでしょうか? ときどすごく便利だと思いました。僕なら背面タッチパッドに“同時押しボタン”を設定しますよ。背面であればタップしやすいので、誤操作の心配もありませんから。ぜひ活用したいと思います。
PS Vita版の数量限定特典として、エレナやアリサといった追加12キャラクターのアレンジコスチュームがダウンロード可能になるプロダクトコードが付属する。このアレンジコスチュームを含んだすべてのコスチュームのカラーカスタマイズが可能。カラーカスタマイズは本体の縦持ちとタップ操作に対応しているため、スクリーンを最大限に活用しながら直感的な操作でカスタマイズが楽しめるのだ。
――キャラクターカラーのカスタマイズを体験されてみて、どう感じられましたか? ときどタップ操作は、予想以上に扱いやすいと感じました。衣装や体の小さい部位を選択する際に、すごく重宝しますよ。機能面では、部位ごとに細かくカラーを設定できるのがうれしいですね。PS Vita版とプレイステーション3版は、カスタムデータを共有できるそうなので、移動中の空き時間などにPS Vita版でカスタマイズして、そのデータをプレイステーション3版に移行するといった使いかたが便利そうです。僕はいままでデフォルトカラーを使っていたのですが、発売後はカスタマイズに挑戦してみたいと思います。
PS Vita版から追加された新モード“バースト組手”は、コンピューターが操作するタッグと連戦していくモード。相手タッグは、公式タッグやランダムで構成されたタッグに加え、オンラインで過去に対戦したことのあるプレイヤーが“ゴーストタッグ”として出現するのだ。なお、ゴーストタッグは、キャラクターカラー、コスチューム、ジェムのカスタマイズが適用されているぞ。
↑→操作しているタッグが負けてしまった際に、プレイヤーの操作するキャラクターが勝者のタッグへと切り換わるスワップスイッチも搭載。自分の所持していないカラーやジェムが使用されたキャラクターであっても操作可能になるぞ。
――バースト組手で気に入ったポイントはありますか? ときどゴーストタッグとパンドラ組手が気に入りました。ゴーストタッグは、もしオンラインで有名プレイヤーと対戦したことがあれば、バースト組手で再度その対戦の雰囲気を味わえるわけですからね。楽しめそうです。パンドラ組手は、“スーパーアーツ”などの強力な技を使い放題になる“パンドラ状態”で戦えるので、爽快感のある戦いが味わえると思いますよ。
ARモードは、本体内蔵のカメラを使って、ARキャラクターの鑑賞や撮影が行える新モードだ。ダウンロードコンテンツで購入したコスチュームや、カスタマイズしたカラーのキャラクターを使うことも可能。撮影した画像は、PS Vita本体の“フォト機能”で確認できるぞ。
↑→画面に表示させたARキャラクターにポーズを取らせることもできる。
――ARモードを試してみた印象はいかがですか? ときどPS Vita版の新機能でいちばん気に入ったのがARモードですね。これはすごくおもしろいですよ。PS Vitaは携帯機なので持ち運びに便利ですから、イベントやトーナメントに参加したときなどにお気に入りのキャラクターと記念撮影をしたいですね。それにPS Vitaなら、記念撮影した写真をすぐにFacebookへアップロードできますから、いろんな人との交流にも使えそうですよ。
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