本作では、ド派手な必殺技やスピーディーな連続技、そしてパートナーとの連繋など、多彩な攻撃をくり出すことが可能だ。これらの攻撃を実現するうえで重要なバトルシステムを、“必殺技系”、“連続技系”、“防御系”の3つのカテゴリーに分けて紹介していこう。
![]() ↑ヴァリアブルアタックは、待機中のパートナーが攻撃しながら登場し、操作していたキャラクターと入れ替わる技。ガードされた場合、隙ができるのでむやみに使うのは控えたい。
![]() ↑ヴァリアブルアシストは、待機中のキャラクターが画面内に現れて、援護攻撃を行うというもの。援護を盾にして攻め込んでいこう。
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![]() 黄色のゲージなくなるとKOとなる。受けたダメージの一部は赤く表示される。だが、赤い部分は控え中のみ少しずつ回復していくぞ。
おもに攻撃をくり出すことで溜まる。このゲージを消費することで、さまざまな技が発動可能となる。最大5本までストック可能。
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通常攻撃よりも強力な各キャラクター固有の技をくり出すシステム。ハイパーコンボ、必殺技、ヴァリアブルコンビネーション、ディレイドハイパーコンボの4つを用途に合わせてうまく使い分けていこう! |
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![]() 初心者の人にぜひ覚えてもらいたいのが、ハイパーコンボだ。コマンドが比較的簡単なうえ、必殺技とは比べ物にならないほどの威力を誇っている。また、ハイパーコンボを出せるようになれば、強化版であるヴァリアブルコンビネーションとディレイドハイパーコンボもなんなくくり出せるので、ぜひともマスターしておきたい。
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![]() ![]() 通常攻撃よりも大きなダメージが与えられる技。攻めの起点にしたり、連繋や連続技に組み込むなど、使用用途は多彩。
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![]() ![]() 待機中のパートナーと同時にハイパーコンボを使用して攻撃する。キャラクターの組み合わせ次第で相手に与えるダメージは変化。相性のいいパートナーと組んでいる場合は、ここぞという場面で使っていこう。
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![]() ![]() 操作キャラクターがハイパーコンボ中、再度ハイパーコンボコマンドを入力することで、パートナーが登場してハイパーコンボを使用する。使用後はキャラクターが入れ替わるので、隙のないハイパーコンボを持ったキャラクターを後発にするといい。
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連続技系のシステムは、攻めの基本となるものが多いのでひとつずつしっかりと覚えていきたい。マスターすれば、試合の主導権を握れるようになるぞ。 |
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![]() 弱、中、強の順に攻撃ボタンを押すことで連続して攻撃をくり出せるチェーンコンボ。連続技を決める際の基本にして、重要なシステムだ。エリアルレイヴやバロックコンボにも応用が効くため、何度も練習して確実にくり出せるようにしておこう。
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![]() ![]() 相手を空中に浮かせる攻撃を当てたあと、浮いた相手を追いかけて、空中でさらに追撃を加えるシステム。浮かせ技単発ではヒットさせにくいので、チェーンコンボを絡めて使っていきたい。
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![]() ![]() 空中で技をヒットさせたあと、パートナーと入れ替われる。連続技を決めながら、安全にパートナーと入れ替わりたいときに効果的だ。エリアルレイヴと組み合わせて使っていこう。
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![]() ![]() 体力ゲージの赤い部分を消費して、自分の攻撃を強制的に停止できる。また、キャラクターの体が光っているあいだは攻撃力が上昇する。
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Wiiリモコン、またはWiiリモコン+ヌンチャクで操作している場合は、攻撃ボタンを連続して押すと自動的にチェーンコンボになるぞ。ゲームを始めたばかりのプレイヤーは、簡易操作を使ってゲームに慣れるといいだろう。 |
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チェーンコンボやパートナーとの連繋攻撃による猛攻を仕掛けられる本作では、防御も重要な要素となる。ここでは、おもな3つの防御システムを紹介していく。 |
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![]() ガード中に攻撃ボタンを3つ同時に押すと、相手を押し返せるアドバンシングガードが発動できる。相手と距離を取れるので、ラッシュを回避する際に有効だ。操作に不慣れな人は相手の攻撃をガードしたら、アドバンシングガードを出すクセをつけるといい。相手に近づかれたらすぐにアドバンシングガードを使って、引き離してしまおう。
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![]() ![]() 体のまわりにバリアを発生させて、それに触れた相手を弾き飛ばす。エリアルレイヴなどの連続攻撃で体力をまとめて奪われそうなときに使っていこう。ちなみに、ハイパーコンボを受けている最中は発動できないので注意。
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![]() ![]() 相手の攻撃をガードしている際、パートナーが支援攻撃しつつ登場し、操作中のキャラクターと入れ替わる。パートナーと比較的安全に入れ替われる方法のひとつだ。ピンチのときには、積極的に使っていこう。
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テックランサーを用いたリーチのある攻撃や飛び道具、そして対空技と、使い勝手がいい技をひと通り揃えた万能なキャラクターだ。しかし、ダッシュが地上を走るタイプではなく、空中に飛び上がる特殊なタイプとなっているため、操作には若干の慣れが必要になる。ただし、操作に慣れれば、ダッシュを利用したジャンプ攻撃を超低空で出すこともできる。しゃがみガードに対する強力な攻撃手段として使えるので、相手にとっては脅威になるはずだ。ちなみに、ジャンプ攻撃は、2段攻撃の強がオススメ。また、空中から急降下攻撃をくり出すジャンプ攻撃や、高速に移動しながら攻撃する必殺技“ファルシオン”などをうまく使えば、変則的な攻めも展開できるぞ。
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大鷲の健と同じく科学忍者隊に所属するコンドルのジョー。しかし、大鷲の健とは異なり、荒々しいモーションの通常技が多い。必殺技は、さまざまな弾を撃てるエアーガンや羽根手裏剣など、原作の技を忠実に再現したものが特徴的。その中でも特筆すべき技は、エアーガンを連射する“サヴィッジショット”とワイヤー弾を発射する“ワイルドラッソ”。ヴァリアブルアシストを絡めて地上や空中から相手をけん制しつつ、相手の隙を狙うスタイルが基本戦法になる。また、ケンカキックを放つバタリングラムは、中と強ではヒット後に追撃が狙えるので強力。さらに、強のみだが、技の最中はスーパーアーマー状態(相手の攻撃を受けてものけ反らない)になるため、強引にくり出すのも手だ。華麗な銃さばきと、豪快な打撃技を駆使して相手を翻弄しよう。
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『デッドライジング』を知っている人ならば、思わず笑ってしまいそうな技がそろっているフランク。一見ふざけたキャラクターに見えるが、使いかた次第でさまざまな状況に対応できる、テクニカルなキャラクターなのだ。特徴的な技の代表例は画面外からゾンビを呼び出す“カム フレンド(ゾンビの出現位置はボタンの強弱で変更可能)”。これは敵味方関係なく、召喚したゾンビに当たると隙だらけになってしまう技。リスクを伴うものの、当てれば大きなチャンスを得られるので、積極的に使っていきたい。効果的な使いかたとしては、相手の背後にゾンビを出現させつつ、フランク自身の攻撃で相手をゾンビ側に押し込んでいく方法。そのほか、ゾンビを盾にして攻め込んだり、攻撃でゾンビを吹き飛ばして相手に当てるなど、多彩な戦術が可能だぞ。フランクマスターを目指すなら、必ずカム フレンドを使いこなそう!
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ゼロは、ゼットセイバーを使った攻撃が特徴で、使いやすい通常技が多い。さらに必殺技も飛び道具、対空技、突進技、移動技と、バランスよくそろっている。スタンダードな性能を持つゼロの戦術の幅を広げる技が、高速移動技の“飛燕脚”だ。この技を使えば、相手に急接近したり、瞬時に背後に回ったりと、トリッキーに行動できる。また、空中でも使えるので、ジャンプ軌道を変えて相手をかく乱したり、急降下攻撃の“旋墜斬”と併用して奇襲を仕掛けることも可能。バランスの取れた必殺技で堅実に立ち回るもよし、トリッキーな動きで相手を翻弄するもよし、プレイヤー次第で多彩な戦いかたができるのだ!
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ファンのアツい要望に応え、ついにオンライン対戦が実現!! “ニンテンドーWi-Fiコネクションモード”を使用することで、離れた場所にいるプレイヤーと対戦が楽しめるのだ。世界中の猛者たちと戦えるこのモードの詳細を、プレイリポートとともにお届け! |
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←↑左は攻撃重視のプレイスタイルであることを示す炎のランクプレート。相手のプレートはつねに確認しておこう。
編集部に本作の開発ROMが到着。さっそく通信対戦が楽しめるニンテンドーWi-Fiコネクションモードで遊んでみたぞ。同モードに用意されているバトルは、ランキングに対応した“RANKED BATTLE”、フレンド登録した人と戦える”FRIEND BATTLE”、ライバルとして登録した相手と対戦する”RIVAL BATTLE”。そして誰とでも戦える”FREE BATTLE”の4つ。この中でも、RANKED BATTLEでは、勝敗によりランキングに影響するバトルポイント(BP)が増減する。このため緊張感のある試合が味わえるので、”つねに真剣勝負を楽しみたい”というプレイヤーにはぜひプレイしてもらいたい。もちろん、BPの近い人とマッチングするので、格闘ゲームを始めたばかりの人でも安心して参戦できる。実際にこのモードをプレイしてみておもしろいと感じたのが、BPの上昇に伴って獲得できる”ランク称号”という要素。BPが一定値まで上昇すると”昇格試合”が発生、見事に勝利すればランク称号が得られるというもの。昇格試合では、”勝てば昇格”ということで、ふだんとは比べものにならないほどのプレッシャーを感じながら、手に汗握る試合が楽しめる。ちなみに、ランク称号の下には”ランクプレート”というものが表示されている。これは、攻撃重視や回避重視、連続技重視といったように、プレイヤーのバトルスタイルによってアイコンが変化する。つまり、プレートを見れば相手のスタイルが一目瞭然なのだ。昇格試合のような大事な試合のまえはしっかりチェックしておこう! 最後にラグ(遅延)について。正直、少なからずラグは感じる。しかし、慣れれば基本的な”エリアルレイブ(空中連続技)”は問題なく決められる程度。実際に筆者は初プレイでは戸惑ったものの、慣れてからはしっかりエリアルレイヴを決められるようになった。通信環境が整っていれば、格闘ゲームの醍醐味である対人戦を気軽に楽しめることを考えると、十分なデキだ。ぜひトレーニングモードで練習を積み、通信対戦に挑戦してみてください!
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![]() ↑大鷲の健のレバー右方向+中攻撃から空中バードシュートとイーグルラッシュが出せるようになり、さらに使いやすくなっている。見た目にはわからないような変更点もあるので、前作をやり込んだ人は、いろいろ試してみよう。
ゲームバランスの調整が施されている本作。実際にプレイして筆者が気になった変更点を紹介しよう。まず、対戦に大きく影響してくる変更点は、“メガクラッシュ”、“ヴァリアブルエアレイド”、“バロックコンボ”の3つが挙げられる。ピンチの脱出に役立つメガクラッシュは無敵時間が短くなったほか、ヒット後の追撃ダメージが減少するようになっている。このため、相手にメガクラッシュの発動タイミングを読まれると、手痛い反撃を受けてしまう。さらに、“相手の攻撃を誘ってメガクラッシュからの連続技を狙う”という前作で有効だった戦術は、大ダメージを奪いにくくなっているため、使いどころを見極める必要があると感じた。つぎに、空中で技をヒットさせながらパートナーと入れ替わるヴァリアブルエアレイド。本作ではヴァリアブルエアレイドヒット時にダメージ補正がリセットされる。つまり、連続技にヴァリアブルエアレイドを組み込むと、大ダメージを与えやすくなっているというわけ。前作ではあまり使用されなかったシステムだが、本作ではこれを組み込んだ連続技を研究してみてはいかがだろうか? そして最後に、消費した赤ゲージの量に応じて攻撃力が上昇するバロックコンボ。前作では赤ゲージが少ない状態で発動しても攻撃力上昇の効果はほとんど得られなかった。しかし、本作では微小な赤ゲージでもある程度のダメージアップが見込めるように変更されているので、使用頻度が上がることは間違いない。また、各キャラクターの技性能も見直されている。たとえば、アレックスの“強スラッシュエルボー”のようにヒット効果が変わっていたり、リュウの“真空竜巻旋風脚”のように無敵時間が付加されている。細かい変更点を述べるときりがないが、全体的に前作で使いにくかった技は性能が向上し、強過ぎた技は若干性能が抑えられているようだ。このように、マニアにしかわからないような細部までが調整されているので、前作以上にアツイ対戦の駆け引きが味わわえることは間違いない。通信対戦モードの搭載により、気軽に対人戦が楽しめるので、ぜひ格闘ゲームの醍醐味である対人戦を楽しんでほしいと思います。
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前作で好評を博したPTX-40Aのオリジナルゲーム“AK殲滅ミッション”が、エクストラゲーム“ULTIMATE ALL SHOOTER”となって帰ってきた! 本モードでは、『ロスト プラネット』に登場する原住生物エイクリッド(AK)を倒しながら進めていく、縦スクロールシューティングゲームが楽しめるのだ。選べるプレイヤーキャラクターが増えたり、ステージが分岐するなど、大幅にボリュームアップしている。友だちと協力してハイスコアを目指せ!
↑→最大4人同時プレイが可能。障害物が設置されていたり、巨大な敵が登場するなど、遊び応えのあるものになっているぞ。
←SP攻撃は、特殊攻撃よりもさらに強力。周囲のAKを一網打尽にできるぞ。アイテム“SP”を取ると回数を増やせるが、数が少ないので使いどころを見極めていこう。
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![]() プレイヤーキャラクターは、テッカマンブレード、大鷲の健、リュウ、PTX-40Aから選択できる。それぞれ、発射する弾の性能が異なるので、自分に合ったキャラクターを選ぼう!
連射可能なガトリング。
バードランは貫通して飛んでいく。
弾が大きく当てやすい波動拳。
射程が極めて短い突き攻撃。
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![]() ↑通常攻撃が非常に短いため、使いにくいキャラクターというイメージのあるテッカマンブレード。じつはまったくそんなことはなく、むしろ超強い。なんと、特殊攻撃で敵の弾を消せるので、相手に近づいて特殊攻撃を連発するだけでもスイスイ進めてしまうのだ。テッカマンブレードを使用する際は、特殊攻撃の使用回数が増えるアイテム“モビちゃん”を優先的に回収していこう!
ある条件を満たすと遊べるようになるエクストラゲーム。内容は、通常攻撃、特殊攻撃、SP攻撃という3つの攻撃を使い分けて敵を倒していくというシンプルなもの。しかし、選択できる4人の主人公の性能がそれぞれ特徴づけられていたり、攻撃パターンの豊富な巨大ボスが用意されているなど、格闘ゲームのおまけとは思えないほどのデキ。このようにしっかり作り込まれているので、ひとりでプレイしてもおもしろいのだが、僕は4人同時プレイこそがエクストラゲームの魅力だと思う。まず、4人でプレイすると、みんなで助け合えるので、ひとりでプレイするよりもクリアーが断然楽になる。4人同時プレイのメリットはこれに尽きる。ひとりでは苦戦していた巨大ボスも4人同時にSP攻撃をくり出せば、あっという間に撃破できてしまうほどだ。簡単になったらつまらないという人もいるかもしれない。しかし、心に余裕を持ってプレイできるようになるので、自然とプレイヤーどうしのコミュニケーションが生まれてくるのだ。たとえば、瀕死になった仲間が取ろうとした回復アイテムを横取りしたり、ボーナスアイテムを奪い合ったり。こうやってみんなでワイワイ遊ぶのは、格闘ゲーム本編の真剣勝負とはまたひと味違ったおもしろさだ。最初に言ったとおり、ゲーム性は非常にシンプルで敷居は低い。格闘ゲームはちょっと苦手、という人でも問題なく楽しめると思うので、ぜひみんなで集まってプレイしてみて欲しい!
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