三国志大戦DS
前編 後編
ゲーム画面 カード出荷枚数が1億枚を突破し、いまなおゲームセンターで絶大な人気を誇るリアルタイムカード対戦ゲーム、『三国志大戦』シリーズ。本作は、その話題作にオリジナル要素を加えたニンテンドーDS版だ。ひとり用モードの"三国英傑伝"や"鍛錬ノ章"、DSワイヤレス通信やニンテンドーWi-Fiコネクションを使い、ほかのプレイヤーとの対戦が楽しめるぞ。そんな『三国志大戦DS』を紹介するこのコーナーも、ついに後編へ突入! そこで今回は、本作から『三国志大戦』シリーズをプレイする人たちに、300枚以上ある武将カードの中から、どの武将カードを選べば強いデッキが作れるかを伝授! また、プレイするうえで重要な兵種ごとの攻撃テクニックや、通信機能を利用したモードが楽しめる"通信ノ章"を詳しく解説していく。もちろん最後には、前編で登場したあの3人の猛者プレイヤーによるコラムも掲載。こちらも要チェック!
アーケード版と遜色のないシステムを再現
本作は、300枚以上の武将カードを組み合わせてデッキを組み、ひとつの部隊を編成して戦闘を行っていく。デッキを組む際、初めてプレイする人は、どの武将カードを選べばいいのか悩んでしまうはず。ここでは、そんな人のためにデッキを組むうえでのポイントを6つ紹介! これらのポイントを抑えてデッキを組めば、狙いどおりの戦いができるはず。ちなみに、武将カードは"三国英傑伝"や"鍛錬ノ章"、DSワイヤレス通信による対人戦をプレイすると、戦闘終了後に必ず1枚獲得できるぞ。
↑ゲーム開始直後、魏、蜀、呉の3種類の中からひとつスターターパックが手に入る。まずはここから。 ↑入手した武将カードが1枚目の場合、"新規獲得"と表示されるぞ。能力は必ずチェックすること! ↑デッキは5種類まで登録が可能。さらに、作成したデッキにはそれぞれ名前をつけられるのだ。
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武将カードには武将コスト(以下コスト)が存在する。コストには1、1.5、2、2.5、3と5種類あり、コストの合計が8以下であれば、どんな武将カードでもデッキに組み込めるぞ。コストを余らせた状態で戦うと、デッキ全体の総武力が低くなり、不利な戦いを強いられることも。コストは使いきろう。 どんなデッキでも主力となるのが、武力の高い武将。味方部隊と敵部隊を接触させてダメージを与え合う"乱戦"状態になったとき、武力が高い武将のほうが有利だからだ。武力は1〜10の10段階あるが、武力8以上の武将がデッキに2枚以上入っていれば、さまざまな局面で役立ってくれるぞ。 戦場画面の下にある士気ゲージを消費して発動する"計略"は、武将ごとの必殺技。だが、どんなに強い計略を持つ武将をデッキに入れても、ひとつだけでは使いどころがバレてしまう。そこで、もうひとつの軸となる計略を持つ武将をデッキに入れて、ふたとおりの攻撃パターンを作っておこう。
↑たとえば劉備など、同じ名前の武将のカードを2枚以上デッキに組み込むことができない。 ↑"悲哀の舞"を主体とした、部隊数の多さで勝負するデッキ以外なら、高武力の武将が2枚入る。 ↑全体強化計略が通用しないときに妨害計略を発動したりと、戦況に応じた使い分けが重要だ。
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魏、蜀、呉、涼、袁、他の6種類の中から1勢力だけでデッキを組むと、最大士気数は12。3勢力以下で組むと半分の6になる。少ない勢力でデッキを組んだほうが、より多くの士気を溜めやすいぞ。兵種(後述)も攻城兵や歩兵だけのデッキでは戦いにならないので、バランスよく組み込もう。 武将が持つ"特技"は、戦闘をサポートしてくれる頼れる存在。デッキの総武力が低く、士気ゲージが少ない序盤を守り切れないときは、相手に姿が見えず、接触するとダメージを与える"伏兵"。また、障害物を配置する"防柵"を持つ武将をデッキに入れてしのいだりと、有効に活用しよう。 兵法は1回の戦闘につき、いつでも一度だけ発動できる切り札的存在。総武力の高さで序盤から一気に攻めるデッキには、さらに武力をプラスする"○○軍の大攻勢"。また、対戦相手が騎兵のみのデッキなら移動力を殺すために"連環の法"など、自分の戦略や対抗手段として選ぼう。

↑騎兵など、単一の兵種でデッキを組むなら、その兵種を最大限に活かす計略を入れよう。

↑まったく特技を持たない武将もいれば、ひとりで3つの特技を兼ね備えた武将も存在するのだ。 ↑兵法はレベルが高いほど効果が持続する。宝玉を集めてレベルアップさせていく必要がある。
撤退したら自城で復活!
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騎兵、槍兵、弓兵と、3すくみとなる武将をすべて組み込んだデッキ。さらに1勢力だけでデッキを組めば、全体強化系計略や弱体化などの妨害系計略、ダメージ計略など、多くの士気が必要になる計略によるコンボも狙っていける。まずはバランスを重視して基本を学ぶといいぞ。 高武力の武将をデッキに組み込んで、総武力の高さで押し切るタイプ。能力が高いコスト2.5〜3の武将でデッキを組んだり、他勢力の呂布など、飛び抜けて武力が高い武将をひとり入れ、あとは数で攻め上がるなど、とにかく武力が高い武将を駆使して、序盤から敵を圧倒するデッキだ。 知力の高い武将を集めた、計略に特化したデッキ。総武力は低く、士気が少ないうちは弱いが、士気が溜まってからは本領発揮。天候変化系計略とダメージ計略を組み合わせたり、士気の消費は激しいが大幅に武力が上昇する計略などで一気に敵部隊を殲滅して、攻城につなげよう。
プレイの手順について
 兵種にはそれぞれ特徴的な攻撃方法が備わっており、これらを使いこなさなければ、対戦で勝ち上がることは難しい。そこで、ここからは兵種ごとの戦いかたを解説していくぞ。とくに、騎兵、槍兵、弓兵、象兵の攻撃
方法はどれも強力で、敵部隊とただ乱戦をくり返しているだけでは強さは身につかないぞ。計略や兵法と並んで必要になるので、"鍛錬ノ章"でコンピューター相手に練習を積み重ねて、ぜひともモノにしよう!
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全兵種中もっとも移動速度が速く、一定距離を移動すると青白いオーラをまとった"突撃"状態に。この状態で敵と接触すると大ダメージを与えられる。また、突撃状態は、弓兵の"射撃"によるダメージをほとんど受けない。なお、複数の騎兵をリンクさせた、複数部隊での"まとめ突撃"が強力! 騎兵主体のデッキには必須テクニックだ。 移動速度は遅いが、移動速度の速い敵部隊に無敵槍を当てると"迎撃"になり、大ダメージを与えられる。騎兵の突撃に対するけん制になるので、無敵槍はつねに騎兵のほうへ向けておくといい。また、一定時間カードの向きを固定し、方向転換後、すぐにカードを固定すると、無敵槍のリーチが伸びる"槍撃"をくり出せるのだ。 弓兵は、部隊を一切動かさない(方向転換も含め)と、射程距離内の敵部隊に対して"射撃"でダメージを与えられる。乱戦状態にさえならなければ、対象に向けて射撃を行い続けるぞ。また、敵部隊に攻城されたときに射撃すると、攻城ゲージが溜まるスピードを遅らせられるなど、支援攻撃に優れた兵種となっている。
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移動速度は全兵種中もっとも遅く、独自の攻撃方法を持たない。そのため、相手の攻撃の的になりやすいが、攻城が成功したときのダメージは強力! 城門への攻城が成功すると、たった2回攻城しただけで敵城を陥落できるのだ。デッキに組み込むときは、サポートが必須となる兵種だ。 すべての能力が平均的で、移動速度も槍兵なみ。唯一の特徴は、槍兵と並んで攻城力が高いこと。特殊な攻撃方法がないため、乱戦に持ち込まないとダメージを与えられない。乱戦で敵槍兵の無敵槍を消す役割や、端から攻城を狙って敵部隊を分散させるなど、使いかたにコツが必要。 騎兵につぐ移動速度の速さと、槍兵なみの攻城力を持つ象兵。一定距離を移動させるとオレンジ色のオーラを出して"突進"でき、接触した敵部隊を遠くへ弾き飛ばせるぞ。また、柵ややぐらにぶつかっても突進が維持されるので、障害物を破壊しつつ敵部隊を弾き飛ばすことも可能だ。
 
撤退したら自城で復活!
計略は、時間の経過とともに溜まっていく士気ゲージを消費すると使用可能。有限ではあるが、使い方次第で戦況を一変させる絶大な効果を持っている。本作でより賢く戦うためには、相手の武将カードをチェックし、どの計略をどんな状況で使ってくるかを事前に考えておく必要がある。そして、相手の士気が溜まるまえに相手デッキのキーとなる武将を倒すなど、計略を使わせない状況を作ることが重要になるのだ。また、デッキに"魅力"を持つ武将が入っていない限り、自分と相手の士気ゲージは同じスピードで溜まっていく。つまり、相手の士気ゲージがどのくらいのタイミングで溜まるかが、先読みできるのだ。相手に強力な計略を持つ武将がいても、計略の発動に必要な士気が1でも足りなければ、その計略を恐れる必要はない。自分と相手の士気ゲージがどのくらいなのかを計算できれば、さきの展開を考えながら戦えるようになるぞ。なお、士気の計算は、残りカウントと相手が使った計略から逆算できれば正確に把握できるが、白熱した戦いの中では難しい。そこで、自分と相手が使った計略の士気差を覚えておき、どのくらい増減があるかを覚えておくといい。自分の士気をベースにして計算できるので、直感的にも分かりやすいのだ。
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三国英傑伝をプレイ

本作のメインとも言える通信対戦のモード。DSワイヤレス通信の場合、親機となるプレイヤーが部屋を作って対戦の条件を設定。部屋に入ってきた子機の中から対戦相手を選んで戦うことになるのだ。Wi-Fiコネクションの場合、自分の対戦用の称号(ランク)に近いプレイヤーを自動的に検索し、マッチングするという仕組みだ。

↑ワイヤレス通信対戦とWi-Fi通信対戦では、それぞれ称号が異なる。 ↑アーケード版にはない、時間無制限の戦いなどルール変更も可能。
すれちがい通信を利用した、ニンテンドーDSならではの簡易対戦機能。ルールは、槍兵は騎兵、騎兵は弓兵、弓兵は槍兵に勝つというジャンケンを5回行って、勝利数が多いプレイヤーが勝利するというもの。先鋒、次鋒、中堅、副将、大将を3つの兵種から選んだあと、電源を入れたままDSを持っていれば自動で戦闘が行われるぞ。

↑実際の勝負は点取り戦で行われる。勝敗は運によるところが大きい。 ↑お互いの兵種の相性で勝敗が決まる。引き分けになることもある。
300枚を超える種類の武将カードをひとりでコンプリートするには、膨大な時間がかかる。欲しいカードがあっても入手できるかどうかは運次第……。そんなときには、武将トレードを利用しよう。武将トレードは、カードの能力やレアリティ(希少度)に関係なく行えるが、複数枚の交換はできない。欲しいカードは1枚ずつトレードだ。

↑武将トレードはワイヤレス通信を利用して行う。まず親機を決めよう。 ↑お互いの差し出した武将カードに納得したら、決定ボタンを押そう。
通信対戦で勝利すると武将カードや戦器などのほかに、"功績値"が獲得できる。"三国英傑伝"や"鍛錬ノ章"などのひとり用モード、DSワイヤレス通信に勝利すると功績値が獲得でき、一定数まで溜まると級や品位が上がっていく。"指揮官"や"右将軍"などの特殊な称号はWi-Fiコネクションを使った全国対戦で勝つ以外に得られる方法がない。……ということは"覇王"などの特別な称号はアーケード版と同じように全国対戦でしか手に入らないのだろうか?
↑戦っていけば武勇を獲得。一定数まで溜まると級や品が上がるぞ。 ↑特別な称号を獲得したいときは、Wi-Fi通信で勝利する必要がある。

前編で登場した個性溢れる3人のプレイヤーに、今度は通信対戦にチャレンジしてもらったぞ。アーケード版でもりもり全国対戦している彼らだが、ニンテンドーDSの通信対戦にはどのような感想を持つのか!?
週刊ファミ通編集者。セガ公式イベントや全国大会で解説を務めるなど、公私ともに無類の『三国志大戦』好き。
ハイ、ドーモ! DSワイヤレス通信で実際に対戦してみたところ、通信のラグが出てストレスを感じることは皆無。予想していた以上に快適に対戦できた。『三国志大戦』シリーズの醍醐味は人間どうしの対戦にあるといっても過言ではない。アーケード版と比べてまったく遜色がないとは言わないが、『三国志大戦』シリーズの魅力がニンテンドーDSで手軽に味わえる点はうれしい。ゲームセンターでのプレイ待ちのあいだなど、これで対戦相手を捜してみるというのも悪くない。既存のカード構成でプレイすれば、アーケードへの予習となるのは間違いないだろう。
数少ない女流覇王のひとり。オシャレそっちのけで『三国志大戦』に情熱を注ぎ込む。キャラクター愛が信条。
アーケード版で既に排出停止になってしまったカードまで網羅されているのがいイイ!! 通信対戦は、操作のしかたにさえ慣れればストレスなく戦える。DS版オリジナル操作の"リンク"のおかげで"まとめ突撃"や"まとめ槍撃"が簡単に出せるのも気持ちいいわよ 対戦に白熱すると、とっさにカードを回転させたりするのにアワアワ慌てちゃうけど。あとは一騎討ちのタイミングが難しいかな? でも、1戦ごとにお金がかかるわけじゃないから、勝っても負けても、なんだか笑って楽しめる。それって家庭用ならではだよね♪ そうそう。絵柄が変わってしまった旧カードのイラストも見れて、データベースとしても秀逸よ。
昨年行われた『三国志大戦2』の全国大会でベスト4に入賞。"義勇兵"という特別な称号も持つ全国クラスの実力を持つ征覇王。
対人戦、おもしろいですね! アーケード版で培ったテクニックのほとんどを活かせるのには驚きました。味方部隊をリンクしてまとめて動かしたり、計略を出すときにカードを回転させたりと、思ったよりやりやすかった。さすがにアーケード版のように、騎兵で自城突撃とかはきびしかったですが(笑)。だけど、ここまでプレイ感覚が近いなら、『三国志大戦DS』で上位ランカーのテクニックを練習すれば、ゲームセンターで十分通用しますよ。DSワイヤレス通信やWi-Fiコネクションがあるから、対戦相手も見つけやすそうだし、何よりタダでプレイできるので(笑)。腕を磨くにはもってこいです。
(C)SEGA
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