ベストセラー作家、アラン・ウェイクが巻き込まれることになった事件を描くサイコスリラー。"光と闇"をモチーフに、現実とも幻想ともつかない悪夢の世界が展開される。海外テレビドラマを思わせるスリルとサスペンスが連続するアクション・アドベンチャー大作がXbox 360で幕を開ける。
本作の主人公は、スランプに悩むベストセラー作家のアラン・ウェイク。アランは静養のために、妻のアリスと小さな町ブライトフォールズを訪れるが、突然妻の失踪に突然見舞われることになってしまう。消えた妻の手がかりを求めて町を探索するアランのまえに現れるのは、狂気に取り憑かれた"闇の住人"たち。一見のどかに見えたブライトフォールズも、夜になるとその相貌を変え、アランに牙を剥き――。衝撃の展開のさきに待ち受けるものとは? 本作の開発を担当するのは、フィンランドに本社を構えるRemedy Entertainment。『Max Payne』などで知られる同社が、5年越しで取り組む意欲作だ。
アランの妻。スランプに陥ったアランを思いやり、静養のためにブライトフォールズに行くことを薦める。
アランのエージェント(代理人)であり親友。連絡がとれなくなったアランを心配し、ブライトフォールズにやってくる。ぶしつけだが憎めない性格で、そのユーモアテイスト溢れる物腰が、アランを癒しているようだ。
地元ラジオ局でDJ兼パーソナリティーを務める。ブライトフォールズへと向かう船の中で、アランはパット・メイン氏と会話を交わす。ゲーム中にラジオをつけると、彼の番組が聞こえてくることも。
アランがブライトフォールズに着いて最初に訪れたダイナーに務めるウェイトレス。アランの熱烈なファンとのことだが……。
本作最大のテーマとなるのが"光と闇"。"光と闇"は、演出面やストーリー上でも大きなカギを握っている。攻撃方法においても"光"は重要なポイントとなる。本作で、アランに敵対するのが"闇の存在"。"闇の存在"は、町の住人や動物に取り憑いて、アランに襲いかかってくる。"闇の存在"を倒すには銃だけでは不可能で、手に持った懐中電灯を敵に当てて"闇の力"を剥がすことで、銃による攻撃が効くようになる。懐中電灯は照準の役目も兼ねており、光を当てることで、初心者でもしっかりと攻撃ができるようになっている。中には、照明弾を発射することで敵に大きなダメージを与えるフレアガンなどの便利な武器も存在する。
『アラン ウェイク』の注目ポイントとして挙げられるのが、ブライトフォールズの世界観。「ブライトフォールズはもうひとつの主役」と、開発者が明言するだけあって、本作における自然描写の美しさは秀逸。森のざわめきから流れる川のせせらぎまで、あたかも現実に存在するかのようなリアリティーを持っている。一見地味に見えるこうした緻密な世界観の構築が、『アラン ウェイク』のようなゲーム性をもったタイトルにおいていかに重要かは、実際にゲームをプレイしてみるとすぐに理解できる。暗い森の中をひとりで歩くときの怖さは、ほかのゲームではなかなか味わえないものだ。
『アラン ウェイク』では、豪華特典を満載した『リミテッド エディション』が発売される。こちらは豪華布装丁ハードカバー特別仕様という、いかにも同作の世界観を彷彿とさせるパッケージに、舞台となるブライトフォールズの謎に迫るスペシャルブックやゲームに使用された楽曲を収録したサントラなど、ファン必携の内容になっている。価格は8190円[税込]で限定9999本での販売だ。また、初回限定特典として、ソフトを予約購入もしくは早期購入すると、アバターアイテムやXbox LIVEテーマなどを入手できるゲーム追加コンテンツダウンロードカードが店頭でプレゼントされる。こちらも数量限定となる。さらに、通常版と『リミテッド エディション』のそれぞれに、ダウンロードコンテンツカードが追加封入されることが決定した。これにより、ソフト発売後に配信が予定されているひとつ目のダウンロードコンテンツが無料で入手可能になるのだ。追加ダウンロードコンテンツの詳細内容や配信時期に関しては、決定次第公式サイトでアナウンスされるとのことだ。
2009年のE3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)で大々的に発表された『アラン ウェイク』だが、こちらはそれにあわせて行われたプレゼンの模様。初めてゲーム概要が明らかになった。
東京ゲームショウ2009に合わせて来日を果たした、Remedy Entertainmentのマティアス・ミリン氏とオサカリ・ハッキネン氏へのインタビュー記事。"光と闇"のコンセプトや自然描写の説明などが行われた。
2010年1月下旬に行われた、Remedy Entertainmentへのプレスツアーの模様を3回に渡って紹介。開発者へのインタビューも交え、『アラン ウェイク』の詳細がわかる内容になってます!
開発終了にあわせて、プロモーションのために来日した、マティアス・ミリン氏へのインタビュー記事。ソフト発売後、ダウンロードコンテンツをリリースするプランを明らかにするなど、気になる内容になっています。
ファミ通.comの記者による、日本語版をいち早くプレイしてのリポート記事。臨場感溢れるゲームプレイを満喫しました!