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HAZE
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プレイリポート&開発者インタビュー
全4回にわたって『HAZE(ヘイズ)』の魅力を紹介するこの特設サイトも、ついに今回で最後の更新となりました。今回は、ファミ通.com編集者Tによる本作のプレイリポートと日本語版のプロデューサーyasu氏の一問一答の2本立てでお送りするぞ!
プレイリポート&開発者インタビュー
プレイリポート&開発者インタビュー
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まずは、ファミ通.com編集者Tがオフラインのシングルプレイからネットワークを介してのマルチプレイまでのプレイリポートをお届け。
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 オンライン対応のFPS(一人称視点シューティングゲーム)といえば、オンライン対戦に目がいきがちですが、まずはゲームに慣れるため、オフラインのシナリオモードからプレイしました。シナリオモードでは、マンテル社の私設部隊トルーパーとして、最新兵器とネクターを武器に反乱軍と戦うことになります。最初のミッションは、密林に墜落した味方ヘリの救助。ミッションまえのデモでは、戦争時の兵士たちの”異常な興奮状態”が演出されており、否が応にも緊張感が高まってくる! そんなシーンのあと、ヘリで墜落現場近くの密林に降ろされ、味方兵士とともに墜落現場へと向かうことに。FPSの経験が少ない筆者は、密林に潜む敵からの射撃や急襲にビビリまくり。最初のミッションだから、難易度は低めに調整されているのだけれども、いちいち反応して驚いてしまう自分が情けない……。でも、そんなときに活躍したのが、向精神薬ネクターの存在。これを使用すると、敵がハイライト化されて発見しやすくなるうえに、照準の倍率もアップする仕組み。立場が逆転して、おもしろいように反乱軍を狙撃できるようになった。これは爽快! しかも、ネクターのストックは6回までとなっていますが、使いきると一定時間で回復するし、味方兵士からネクターをもらうこともできるので、ネクターを使った力押しが可能でした。ネクターは便利なアイテムと実感。このように序盤は気軽に銃撃戦が楽しめました。
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オフライン画面
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 続いてオンラインモードについて。本作は世界同時発売ということで、発売時期の差によるプレイヤーの実力差を気にすることなく遊べるのが特徴だ。シナリオモードでトルーパーと反乱軍、両方の操作に慣れた筆者は、つぎにオンライン対戦にチャレンジ! オンライン対戦は、デスマッチ、チームデスマッチ、チームアサルトの3つモードが用意されています(オンラインモードの詳細はこちら)。発売間もないということもあってか、どのモードでもマッチングはスムーズ。日本のプレイヤーも多く参加していたようでした。筆者は、チームアサルトをメインにプレイ。やっぱり、対人戦となるとコンピューターとは動きが違いますね。反乱軍のプレイヤーの中には、回避アクションを駆使して俊敏に動き回る人もおり、ハイライト化してても簡単には狙撃させてくれませんでした。一概にトルーパー側有利という感じでもなさそうです。マップが広く、どこから狙撃されるかわからないという、戦場にいるかのような緊張感がオフラインモードのプレイ時以上に味わえました。殺伐とした対戦は嫌だけど、マルチプレイを楽しみたいという人には、オンラインシナリオモードがオススメ! このモードでは、最大4人プレイが可能なので、筆者のようにFPSが苦手な人でもほかのプレイヤーについていくだけでストーリーが楽しめちゃうわけ(笑)。それに、まだオフラインでプレイしていないミッションを選択すると、プレイまえに注意が促されるので安心。心やさしい配慮ですね。
 本作をひととおりプレイした印象としては、シナリオモードの序盤をトルーパー側でプレイすることで、適度な難易度に調整されている感じでした。それに、操作方法もストーリーモードで遊びながら学べるので、オンライン対戦にチャレンジするまえにゲームに慣れることができていい感じです。さらにオンラインモードも充実しているので、これからFPSに挑戦したいというプレイヤーは本作をプレイしてみては!?
(Text by 豊泉三兄弟)
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オフライン画面
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 密林でのミッションを終えたあとは、反乱軍リーダーのスキンコート・メリノを捕獲するミッションに参加することに。ここでは、マンテル社のバギーに乗るシーンが印象的。ネクターを使用して、ハイライト化された地雷をたくみに避けたり、待ちかまえる敵をおかまいなく突っ切ったりと、やりたい放題。爽快でした。ところが、製鉄工場内部では、反乱軍の抵抗も激しくなってきて、手応えを感じるようになってきました。そんなこんなでゲームを進めていくと、衝撃の展開が!! トルーパー側として戦っていた主人公が、いきなり反乱軍側に寝返ってしまうのです! こういう展開いいなぁー、とワクワク。でも、たいへんなことに気がつく。そう、反乱軍はネクターが使えないのです。つまり、序盤で有効だった、ネクターを使った力押しができないというわけ。このこともあって反乱軍に寝返ってからの最初のシーンはすごく戸惑いました。武装したトルーパーに素手で向かっていくなんて考えられませんでしたよ……。でも反乱軍は反乱軍で、トルーパー側にはない戦法が多数用意されています。相手が最新の装備を持っているなら奪ってしまえ! そう、近接攻撃を敵に加えたあとで、トルーパーが持っている銃が奪えるのです! さらにはトルーパーのネクターシステムを破壊したり、トルーパーにネクターを過剰摂取させたりすることが可能。そして、反乱軍独自の戦法の極めつけ”死んだふり”。「最新兵器で身を固めたトルーパー相手に、そんな原始的な戦法が通用するのかよ?」と思うかもしれませんが、バッチリ騙せるんです。死んだふりでトルーパーを騙して、背後から襲いかかる! こんな汚い戦法で何人倒したことか。また、反乱軍は、俊敏な回避アクションも可能。俊敏に戦場を動き回ったり、武器を奪ったり、敵を欺いたりと、トルーパー側とはまったく違ったゲーム性が楽しめていい感じ。今回のリポートでは中盤までを紹介しましたが、ストーリーモードには、まだまだ衝撃の事実が待ち受けているんです。気になる人は、ぜひプレイしてみてください!
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オンライン画面
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日本版『HAZE(ヘイズ)』のローカライズを担当したyasu氏の一問一答をお伝えするぞ。”洋ゲー”を愛する氏のアツい想いがココに!
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yasu氏

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PROFILE
スパイクで『WRC』などを担当。その後ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンにて 『MotorStorm(モーターストーム)』などを手掛け、2007年10月よりスパイクプロデュース部海外グループマネージャーに就任。『BIOSHOCK(バイオショック)』の日本語版プロデューサーも担当した。
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q 『HAZE(ヘイズ)』のローカライズで、もっとも気を遣った点はどこですか?
発売日ですね。世界同時発売がウリだったので、日本だけ発売を遅らせることはできませんし(笑)。あとは世界オンライン対戦。世界同時発売&オンライン対戦対応のゲームって、いままであまり存在していないんですよ。当初予測していたよりも、オンラインのチェックが異常にたいへんでした。アメリカ、ヨーロッパの開発メンバーの出社時間に合わせてチェックする必要があるので、日本チームは深夜に作業しなければなりません……。ちなみに、ヨーロッパの朝が日本の18:00で、アメリカの朝が日本の深夜2:00、1ヵ月くらい不夜城チェックを続けました。おかげさまで、無事発売を迎えることができましたし、いまのところ大きな問題もなく、ほっとしています。
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q ローカライズの手応えはいかがですか?
私個人的にも、世界同時発売&オンライン対戦タイトルに携わったのはこの『HAZE(ヘイズ)』が初めてでした。オリジナル(海外版)を発売してから数ヵ月後に、日本版を発売した経験はたくさんあったのですが、やっぱり世界同発はたいへんですね。しかも、オンラインつきは!(笑) 今後もできる限り、オリジナルと近いタイミングに日本で良作の海外タイトルをリリースしていきますので、ユーザーの皆様、今後ともスパイクをよろしくお願いします。
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q ローカライズ作業をしているとき、ネクターを打ち込んでみたいと思ったことはありましたか?
打ってはいませんが、10数年ぶりに”ネクター”を飲みましたよ。缶ジュースの(笑)。 こんなに甘かった? って、ある意味驚きました。飲んだあと、脳が糖分に満たされ作業がスムーズになった(?)と思います(笑)。
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q ローカライズ作業にあたって重要なことは?
ユーザーの視点に立って開発することですね。ひとりのユーザーとしてタイトルを見て、考えて、制作を心がけています。あとは、海外タイトルでけっこうある、倫理規制による内容の変更ですね。個人的には変更なしのオリジナル版を、日本のユーザーの皆様にプレイしてもらいたいと思っています。可能な限り”無修正”での発売を目指し、日々いろいろ頑張っていますよ(笑)。
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q スパイクは今後も海外ゲームを出していく?
もちろん、いまここで、何を出すかについてはちょっと言えませんが、今年もオモローなタイトルをガシガシ出していきます。2008年の夏ごろに大々的に発表できると思いますので、いましばらくお待ちください。
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q 読者にメッセージをお願いします。
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sp ”洋ゲー=おもしろくない。クオリティーが低い”というのは遠い昔の話。いまの洋ゲーは、内容・クオリティーともにとても高く、日本のユーザーの皆様も絶対に楽しめるタイトルがたくさんあります。これを機に、いままで洋ゲーをプレイしたことが sp
ない方は、ぜひ本作をプレイしてみてください。また洋ゲーファンの皆様、スパイクはこれからも、良作洋ゲーを出し続けてまいりますので、ご愛好のほどよろしくお願い致します。最後に、皆さんと一丸となり”洋ゲー”を盛り上げていきましょう!
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動画サイト”ニコニコ動画(SP1)”と”YouTube”にスパイク公式チャンネルを開設
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動画サイト”ニコニコ動画(SP1)”と”YouTube”にスパイクの公式チャンネルが開設されているぞ。この公式チャンネルでは、『HAZE(ヘイズ)』のプレイ動画を始め、スパイクが手掛ける家庭用ソフトのテレビCMやプロモーションビデオ、トレーラー映像などが配信されている。スパイクファンは注目!

 

”スパイクニコニコちゃんねる” (ニコニコ動画)
スパイクニコニコちゃんねる

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”スパイクチャンネル” (Youtube)
スパイクチャンネル

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体験版配信中
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http://www.spike.co.jp/haze/index.html
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Haze is a trademark of Ubisoft Entertainment and Free Radical Design. Free Radical
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