2023年12月12日(北米時間)、世界最大級のゲームイベントと謳われたE3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)が終了することがEntertainment Software Association(ESA)より発表された。

 1995年に第1回目が開催されて以降、世界最大規模のゲームイベントとして、毎年5月、6月にアメリカ・ロサンゼルスのコンベンションセンターなどで実施され、世界中のゲームファンの注目を集めてきたE3。一時は規模を縮小したり、2017年からはそれまでの関係者のみの参加だった“トレードショウ”から一般参加も可能にするなど、変化してきた。それが、折からの新型コロナウイルスの影響により、2020年は開催中止。2021年オンライン開催、2022年中止となったのを経て、2023年は一旦開催することが発表されたものの、一転して中止に。今後の動向が注目を集めていた。今回正式に発表されたことで、20年以上にわたる歴史に幕を閉じることになる。

 公式サイトやXには、「After more than two decades of E3, each one bigger than the last, the time has come to say goodbye.Thanks for the memories.GGWP(20年以上に渡り、毎回大きな盛り上がりを見せてきたE3も、いよいよお別れの時が来た。思い出をありがとう。GGWP)」とのメッセージが記載されている。

 ESAのXのポストには、「ビデオゲーム業界の中心的なショーケースとして20年以上の役割を果たしてきたESAは、E3の終了を決定しました。ESAは、ESA会員企業と、日々文化的・経済的にプラスの影響を与える業界の労働力を擁護することに引き続き注力していきます」とのメッセージが確認できる。