2024年春よりテレビ放送開始予定のアニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』。同作はテレビ放送に先駆け、全国の映画館にて、第1章（10月27日～11月16日）、第2章（11月24日～12月14日）、第3章（2024年1月5日～1月25日）の3回にわたって先行上映が予定されている。
第1章の公開初日となる10月27日には、東京都の新宿ピカデリーにて舞台挨拶が行われた。本記事では、関根瞳さん（櫻木真乃役）、礒部花凜さん（月岡恋鐘役）、河野ひよりさん（小宮果穂役）、黒木ほの香さん（大崎甘奈役）、高山祐介氏（『シャイニーカラーズ』プロデューサー）、池田ななこ氏（アニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』プロデューサー）が登壇した舞台挨拶の模様をお届けする。
なお、本舞台挨拶は上映後の実施となっていたため、本編のネタバレが含まれているので注意してほしい。
開演時間になると司会を務める高山氏と池田氏に続いてキャスト陣が登壇し、順番に挨拶を行った。本舞台挨拶は全国の映画館にてライブビューイングが実施されていることから、キャスト陣が自身やアイドルたちの出身地のプロデューサー（※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと）に呼び掛ける一幕も。また上映後の舞台挨拶ということで、客席に「いかがでしたか？」と感想を求めると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
挨拶を終えたところで、さっそくトークパートへ。まずは、アニメの先行上映が開始された心境を聞かれた関根さんが、初めてオーディションで受かった作品である『シャイニーカラーズ』がアニメ化された喜びを感慨深そうに語りつつ、ここまで支えてくれたプロデューサーに感謝の気持ちを伝えた。
続いてのテーマは映画館での鑑賞だからこそ注目してほしいポイント。河野さんは、顔の動きや目の表情など細かいところまでこだわられているため、画面の大きさも相まってアイドルたちと同じ空間にいるような感覚を味わえると語っていた。
黒木さんは音響設備に注目し、BGMはもちろん、アイドルの足音やダンス中のキュッという音など、SEもより鮮明に聞こえると例を挙げながら、実在性を感じてほしいとアピール。
つぎの第1章のお気に入りのシーンという話題では、礒部さんが第2話をチョイス。第2話は、アンティーカがMVを撮影するという物語なのだが、そのMVの監督（高宮克広）がお気に入りとのこと。また、作中のMVでは実際のライブで行っている振り付けが取り入れられていたり、アンティーカの世界観がしっかり表現されているそうで、それを映画館で体感してもらえるのはありがたいとコメント。
ちなみにMVの監督は高山氏もお気に入りなのだそうで、とくにハイチェアから降りるときの姿がかわいいと熱弁していた。
黒木さんは第3話の甘奈が悩んでいる際に（大崎）甜花が近くに座るシーンで徐々に近づいてくるところが「甜花ちゃんっぽい」と絶賛。
その流れで、高山氏と池田氏からアイドルたちのモーションキャプチャーは16人分それぞれ行われており、歩きかたや座りかたなど、さまざまな部分で個性が出せるようにスタッフがとくにかくこだわって制作していたことが明かされた。
河野さんもアフレコ時からそのこだわりを感じていたそうで、動きに説得力があるとコメント。また、放課後クライマックスガールズのライブシーンが登場する第4話について、アイドルたちだけではなく、キャスト陣やプロデューサーがこれまで積み上げてきたものを感じられるものになっていたことをうれしそうに語っていた。
続いて、第1話のプロデューサーと真乃の出会いについて聞かれた関根さんは、鼻歌を歌うシーンに触れ、アイドルになる前のあどけなさを出しつつも、アイドル性を感じさせる絶妙なバランスを意識したことを明かしていた。また、第1章では（風野）灯織と（八宮）めぐるとの距離をどうやって縮めていくのかというシーンが散りばめられているため、関係性の変化にも注目してほしいとのこと。
フォトセッションを挟んで行われた告知コーナーでは、スタッフトークショーや応援上映の開催決定などの新情報が公開された。
そして最後に高山氏と池田氏、キャスト陣から改めてアニメ化の喜びやプロデューサーへの感謝が伝えられたところで舞台挨拶は終了した。
