2023年3月17日にNintendo Switchにて任天堂から発売となったアクションアドベンチャー『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』（以下、『セレッサと迷子の悪魔』。開発はプラチナゲームズが手掛けている。
本作は『ベヨネッタ』シリーズのスピンオフ的作品で、最強の魔女・ベヨネッタが、まだ幼き見習い魔女“セレッサ”だったころを描いた作品。骨太で過激なアクションが特徴の本編とはまったく異なるゲーム性で、老若男女問わず楽しめるタイトルだ。
ふたりのキャラクターを左右の手で操作するという、意欲的なシステムとなっているのも特徴のひとつ。そんな本作の序盤を進めるうえで、進行に役立つ知識を伝授しよう。
(1)左手、右手の操作に慣れよう
本作の特徴は、ふたりをひとりで操作すること。操作は左手がセレッサ、右手がチェシャに関する要素でまとまっている。最初は戸惑いがちな部分だが、ここを意識するだけでも操作ミスはグッと減る。
ふたりの立ち位置にも注意したいところ。人間は不思議と左のモノの動作を左手、右のモノの動作を右手で動かしている感覚で動かしてしまうので、セレッサとチェシャの立ち位置が左右入れ替わるだけで混乱してしまいがち。
もちろんステージギミックによって、わざと左右を交代させるようなシチュエーションもあるので一概には言えないが、左側にセレッサ、右側にチェシャを立たせるように動くと、ふたりを同時に操作しやすくなるだろう。
(2)ふたりを交互に操作しよう
基本的に、ふたりを同時に操作する必要はなく落ち着いて交互に操作して進めるだけでもいい。ステージ進行で完全同時操作が求められるように見える場面もあるが、ひとりずつ交互に動かすのがオススメだ。
チェシャはセレッサから離れすぎると魔力切れとなりチェックポイントまで戻されてしまう。とはいえ“離れすぎる”というのは画面外にチェシャが完全に置き去りにされた場合くらいで、画面内にふたりが映っている状態ならそれなりに離れてもオーケー。
同時に移動すべきような場所でも落ち着いて、まずセレッサが移動、つぎにチェシャが移動、そしてまたセレッサが……と、交互に行動するだけでもゲームは進められる。もちろん、慣れてきたらふたり同時操作にチャレンジしてみてもいいだろう。
(3)移動は基本ハグモード
ふたりが同じところを歩ける場所は“ハグモード”で行動するといい。ふたりでバラバラに移動する必要はないのでハグモードが便利だ。
Rスティックを動かすと、チェシャがビョンビョン伸びる。これで草むらなどを触ればアイテムを発見できることがあるので、移動しながら気になる場所をチェシャで触りまくれば、楽しい移動＋探索の始まり！
ちなみに、チェシャのスキル“こっちだぞ！”を習得すれば、ハグモードでチェシャを引っ張った方向に移動速度を伸ばせる。このゲームならではの独特な操作方法だが、役割としては一般的なゲームで言うところの“ダッシュ”のようなもの。便利なので優先して習得しておきたい。
(4)オオカミの足跡を辿ろう
メインストーリーを進めるには、画面右上のガイドに従いつつ地面に青く光っているオオカミの足跡を辿ろう。オオカミの足跡はメインストーリー進行のステージガイドなのだ。
(5)横道も探索を
オオカミの足跡がない場所は、逆に言えば探索できる横道となっている印でもある。その場所には何かしらのアイテムや収集要素などが存在している可能性が高い。集めておけば育成などに使えるほかバトルに役立つアイテムが手に入ることもあるので、積極的に探索してみよう。
また、マップ画面での確認も忘れずに。“ティルナノーグ”をクリアーするとその周囲にある一部のアイテムの位置が表示され、マップの形もわかる。
本作では、何もない行き止まりにすぎない場所はほぼないので、マップを見てアイテムなどのありかを推測するのも本作の楽しみかたのひとつと言える。
(6)わからない場所はスルーしよう
ゲーム進行に合わせて解放される道も多々あるので、マップの先に進めない場合はメインストーリーを進めよう。
これらの閉ざされた道は、チェシャが新たな属性を獲得することで使えるようになるアクションでギミックを解除して進めるケースが多い。後で戻ってくることもできるのでわからない場所はスルーしてしまおう。
(7)ティルナノーグはなるべく達成
ティルナノーグは、メインストーリーの進行上立ち寄る必要がないものもあるが、森の探索を進めるためにもなるべくクリアーしていこう。
ただし物語の進行上でクリアーが必須ではないティルナノーグは、凝ったギミックが用意されていることが多く難易度は比較的高め。頭を悩ませたり、同時操作を求められるなど、さまざまな試練が待っている。もしかしたら、クリアーするのがかなり難しいこともあるかもしれない。
どうしても難しくクリアーできそうにないティルナノーグは後回しにしてしまうのが得策だ。ゲームを進めていくうちにふたりの操作に慣れて、あとで挑んだら自分でも驚くほどすんなりクリアーできた……といったパターンも少なくない。
(8)バトルのコツ
戦闘の基本は、まずセレッサを安全な位置に立たせること。セレッサさえ倒されなければバトルには負けないのでまずは安全な位置を確保。
攻撃の基本となるのは、先にセレッサを操作して、拘束技の“イバラバインド”を決めてから攻撃役となるチェシャを動かす方法。非常にシンプルな連係で、操作の混乱も起きにくい。
慣れてきたら、まずチェシャをとにかく敵に接近させよう。チェシャと敵の間合いが適正になれば、右手はボタン連打をするだけでよく、細かい操作が不要になり左手のセレッサの操作がやりやすくなる。
慣れてくれば、チェシャがひたすら攻撃を連発しているあいだに、セレッサを移動させてほかの敵にイバラバインドを決める、といった連係もできるようになるだろう。
ただし、敵はワープをして移動したり、遠距離攻撃してきたりする敵もいる。セレッサの立ち位置にはつねに注意したい。
またゲームが進んでいくと“浮遊していて攻撃が当てにくい敵”や、“盾を持っているので正面攻撃が通らない敵”など、さまざまな種類の敵が出てくる。そういった敵たちは必ず弱点を持っており、イバラバインドや属性のアクションなどで突破できることもあるので、いろいろなことを試してみて。
(9)アイテムも忘れずに
セレッサは回復薬や敵を気絶させる爆薬などのアイテムを使用できる。
消費アイテムではあるが比較的カンタンに入手できるため、困った場所ではバンバン使用してしまおう。探索ではアイテムそのものが手に入るほか、アイテム調合に使用する素材が入手できることもある。
(10)覚えておきたいスキル：セレッサ
セレッサ
セレッサは攻撃手段を持たないぶん、習得できるアクションも、どちらかというとサポート役としてのものが多い。序盤に覚えておきたいセレッサのスキルを紹介しよう。
ダッヂロール
Lスティック押し込みで、セレッサが前転して回避を行う。セレッサが敵から逃げやすくなるので、ディフェンスに不安がある人は取得しておきたい。怖くなったら、とにかくLスティックボタンを押しているだけでもそこそこ安全。
マルチバインド
イバラバインドで複数の敵を同時に拘束できるようになる。敵は複数で現れることのほうが多いので、優先的に取得したい。なお、スキルを伸ばすとさらに複数体の敵を拘束できるようになる。
覚えておきたいスキル：チェシャ
育成面ではとくにチェシャが重要で、覚えていけば戦闘がグッと楽になるスキルを多く持っている。序盤に覚えておきたいチェシャのスキルは以下の3つ。
チャージストライク
チェシャが突進攻撃を行う。一気に敵に近づいたり、セレッサを守るために使うなど、使用用途は幅広い。
がぱり！
瀕死状態の敵にチャージストライクを使うと、敵を食べてトドメを刺す。体力が一定以下になるまでダメージを与えれば、一気に敵を倒し切れるのでかなり強力。
バインドコンボ
セレッサのイバラバインドで敵を拘束しているときにチャージストライクをすると連係攻撃を放つ。攻撃範囲が非常に広く多くの敵を巻き込んで攻撃できるので、とても強い。
どうしても難しいときは……
本作には豊富なオプション設定があり、自分の好みでゲームの難易度を変更できる。セレッサが絶対に敵にやられない設定にもできるため、もし突破できないときは設定を変えてみるのもアリ。自分の好きな難度でゲームを進めていけるのも、本作の魅力なのだ。
